壁を使った脚上げで,快眠サポート

以前,睡眠の話をしましたが,その中で,不眠や寝つきの悪さ,浅い眠りには,

いろいろなことが原因として考えられること,そして,就寝前に眠りの妨げとなる

体と心の緊張を解く工夫の積み重ねも大切であることをご紹介しました。

 

そうした工夫のひとつとして,今日は,就寝前の「脚上げ」をご紹介したいと思います。

ヨガでは,逆転のポーズ(ヴィパリータカラナ・アーサナ)という脚を上げるポーズが

あるのですが,これは,体が硬い方などには難しいものです。

 

ここでは,壁を使った簡単な脚上げをご紹介します。

お教室でも,リラックスできると好評なポーズです。

 

 1)仰向けになり,両ひざを伸ばした状態で,お尻が壁につくようにして,

  両脚を壁にもたせます(壁を床にみたてて,両脚を伸ばしている状態です)。

  両腕は,ひじを伸ばして,脇をしめて体の左右に両手を置きます。

 2)ひざを曲げていきながら,両足の裏を壁につけ,腰を持ち上げていきます。

  余裕があれば,両手を床から離して,腰を両手で支えてあげます。

  そのまま楽な呼吸で,1~2分程度保ちます。

 3)両手で腰を支えながら,ゆっくりと腰を下ろしていき,ひざを伸ばして

  1)の形に戻ってから,脚をおろして,床の上で,屍(しかばね)のポーズ

  お休みします。そのまま寝てしまってもかまわないです。

 

お教室では,1)のあと,脚を左右に開いていくというポーズも行います。

床での開脚はあまり開かないという方でも,この床を使って脚を上げた状態で開脚すると,

重力で自然に脚が開いていきます。

 

脚を上げることで,血液循環が促進され,体が温まり寝つきが良くなるとされています。

リラックス効果もあるので,寝つきが悪いなと思われる方は,無理のない範囲で,

就寝前に試してみて下さいね☆