生活のリズムの乱れは,自律神経のバランスの乱れにも

5月になりましたね!
今年は,休暇をとって大型連休♪という方も多いかもしれませんね。

 

この時期は,昔から「5月病」などと言われますが,春からの環境の変化に対応し始めた頃に,

連休で生活のリズムが崩れてしまい,新しい環境にうまく適応できない・・・ということが

生じやすい季節でもあります。

 

生活のリズムの崩れは,自律神経のバランスの乱れに繋がりやすくなります。

自律神経のバランスが乱れてくると,「お休みモード」の副交感神経がきちんと働いてくれず,

ずっと「頑張りモード」の交感神経が強く働いてしまうという状態になります。

 

「頑張りモード」の交感神経が優位な状態が続くと,心も体もしっかりと休息をとることが

できません。

睡眠時間が極端に短いわけでもないのに,なんとなく体がだるい,疲れがとれない,

すぐ疲れやすい・・・

ということを感じ始めるようになり,次第に,寝つきが悪い,眠れない,朝起きることが

できない・・・ということもおきてきます。

 

他にも,肩こりや背中の痛み,目の疲れ,頭痛,便秘,胃痛,めまいや動悸が生じたり,

心も緊張状態が続いてイライラしたり,感情のコントロールができなくなるようなことも・・・

 

自律神経は,私達の全身の様々な働きに大きく影響しています。

ですので,一見,自律神経の働きと関係があるようには思えないような不調も,実は,自律神経の

バランスの乱れが原因というケースが多くあります。

 

「なんか変だなぁ~」と感じ始めた頃,痛みなど分かりやすい形で不調が表面に現れた頃には,

心身の内側では,大きな不調が起こっているかもしれません。

そして,それは,自律神経のバランスの乱れが原因となっているのかもしれません。

 

自律神経のバランスを保つことは,私達が心身ともに健やかな毎日を送るための,一つの鍵です。

ずっと「頑張りモード」にならないように,副交感神経も働いて,きちんと休息をとるようにしたい

ですね。

そして,ONとOFFのスイッチの切り替えが自然とできるように,「日中は活動し夜は休む」という,

日常生活のリズムにも,日頃から意識を向けることも大切です。

 

こんなことも,頭のどこかに置いておいて,この大型連休を楽しんで下さいね♪