自律神経を整えて夏バテ予防!

7月に入り,既に1週間が過ぎてしまいました!
昨日,7月7日は七夕でしたが,暑い1日でしたね(>_<)
「ここまで暑い七夕の日というのは記憶にない」という声がよく聞かれました。
まだ梅雨は明けていないというのに・・・

こんなに暑い日が続くと,熱中症だけでなく,なんとなく体が怠いとか,食欲がないとか,

特に病気というわけではないけれど体の不調を感じるという人が多いようです。
こうした,いわゆる「夏バテ」は,蒸し暑さで十分な睡眠がとれなかったり,つい冷たいものを
摂りすぎたりすることが原因のひとつと考えられます。

実は,この他にも,酷暑や強すぎる冷房などによる「自律神経の乱れ」が夏バテの原因となる

ことが分かっています。
極端な暑さや冷房は,自律神経の中枢である視床下部の働きを低下させます。
視床下部が十分に働かないと,消化液の分泌や消化管を動かす神経(迷走神経)の機能が
低下し,食欲も低下してしまうのだとか。


ある研究によると,食欲を増進させるホルモン(グレリン)は,迷走神経の働きによって

胃の粘膜から分泌されるのだそうです。

そして,このグレリンというホルモンは,食欲を増進させるだけでなく,成長ホルモンの

分泌にも関係しています。

 

成長ホルモンは,疲労回復や,肌の新陳代謝を促すなど,とても重要な役割を担っています。

紫外線も強く,汗もかきやすいこの季節は,日焼けや肌荒れなどもおきやすいですから,

健康的な肌の維持のためにも,肌の代謝機能の向上はとても重要ですね。

 

このように,自律神経の働きは,私たちの心身の働きに関与するホルモンの分泌にとって

大きなカギとなります。

このブログでも,自律神経の大切さについては,よくお話してきましたが,私たち人間に

とって,自律神経の働きを正常に保つということは,健やかな心身の維持と同義であると

言えますね。

 

そして,自律神経の働きを整えるのには,「しっかりと吐ききる深い呼吸」が大切です。

この深い呼吸に体の動きを合わせて行うヨガは,自律神経を安定化させます。

自律神経が安定すれば,迷走神経の働きが強化され,ホルモンの分泌も促進されます。

 

深い呼吸に合わせて,ねじったり反らしたり内臓に刺激を与える簡単なポーズを行っていき,

心地よい汗をかいて,余分なものを排出し,最後に屍のポーズ(シャヴァアーサナ)で
しっかりと休息をとることで,夏バテを解消しましょう!

 

お教室でも,「家を出るのが嫌だったけど,レッスンを受けたらスッキリするから・・・」と,
この暑さの中を通って下さる生徒さんがいらっしゃいます(*^ ^*)
暑いと,冷房が効いた部屋で何もせずに過ごしたい・・・という誘惑に負けそうになりますが,

こういう時こそ,呼吸に意識を向けて,適度に体を動かし,自律神経の働きを整えて,
心身を目覚めさせましょう♪