適度な運動の「適度」とは?

今日で9月も終わりですね。

10月は体育の日もありますし,スポーツの秋到来!

何か運動をしてみようかなぁと思われる人も多いのではないでしょうか。

 

健康のためにも運動しましょう!とよく言われますが,いったいどのような運動が

いいのでしょう?

特に日頃,運動されていない方にとっては,どんなことをどれくらいしたらいいのかが

よくわからないですよね。

 

この健康ブログでも,生活習慣病や腰痛などの予防・症状改善のアドバイスとして

「適度な運動を心がけて」という表現をよく使っています。

では,いったい,この「適度」ってどんなものなのでしょうか。

そして,どんな運動をしたらいいのでしょうか。

 

運動を始めようと思った時,仲間が必要なスポーツや,今までやったことのないものを

いきなり始めるというのは,大人になってからだと少々難しいですよね。

ですので,個人でスポーツジムなどに行って,トレーニングマシンを使った筋トレや

エアロビクスなどのプログラムを受けてみるという方も多いのではないでしょうか。

水泳もいいですね(^^)

ジムなどではなく,近所をウォーキングやジョギング・・・という方もいらしゃいますね。

 

運動を始めるのなら,基本的に,自分の性格や好みに合っているものを選ぶのが良いと

思います。

そんなに興味もないのに,流行りだとか,知り合いがやっているから・・・ということで始めると

楽しくないですから,たいていは長続きしません。

 

でも何よりも,自分の体の状態を考慮することがとても大切です。

腰や膝に痛みや違和感を抱えているのであれば,その箇所に負担がかかるような運動は

避ける必要があります。

脚の筋肉が衰えている,いつまでも元気に自分の足で歩きたい,というのであれば,

下半身を鍛えるような運動が効果的ですね。

 

そして,自分が選んだ運動をどのようにやっていくか・・・「やり方」が非常に重要です。

運動が健康に良いからといって,何でもがむしゃらに行うのはよくありません。

急な激しい運動や過度な運動は,体への負担が大きく,健康どころか,体を「老化させる」

原因になるからです。

 

皆さんも,「活性酸素」という言葉を聞いたことがあるかと思います。

この活性酸素は,細菌やウイルスなどを撃退してくれるのですが,増えすぎると,体の中の

正常な細胞や遺伝子なども攻撃してしまいます。

この状態が続くと,細胞や遺伝子の傷は回復されずにどんどん蓄積されていき,病気や老化の

原因となることが,近年の研究で明らかにされています。

 

もともと活性酸素は,私たちが呼吸を通じて活動エネルギーを生み出す際に消費される

酸素の一部が変化したものです。

運動には,ジョギングなどやウォーキングのような有酸素運動と,筋力トレーニングなどの

無酸素運動の二つがありますが,特に,無酸素運動では,運動後に一気に酸素を吸い込み,

その分,活性酸素も増えてしまうとされています。

有酸素運動でも,呼吸が苦しくなるほど行ってしまうと,同じように活性酸素が増えてしまいます。

 

過度のトレーニングは,過度な活性酸素を生み出し,病気や老化を引き起こす恐れがあるのです。

健康のためにと思ってやっていることでも,やはり,バランスが大切です。

やり過ぎは禁物。

「適度な運動」という背景には,こういう理由があるのですね。

 

呼吸に合わせながら体をゆっくりと動かしていくヨガは,激しすぎない有酸素運動であり,

また,筋力トレーニングでもあります。

ヨガを続けていくと,成長ホルモンなどの「アンチエイジング(老化防止)」ホルモンの分泌が

増えるという調査結果も報告されています。

無理なく体を動かしながら,筋肉と関節の柔軟性を高めつつ,強化していくこともできます。

 

S&S健康ヨガ教室では,ご自宅でも簡単にできることをお伝えしています。

運動は,特別なものではないことを知っていただき,そして,1日5分でも10分でも,

無理なく「適度に体を動かす」ということを習慣にしていただきたいからです。

 

体を少し動かしてみようかなぁ~と思われた方は,S&S健康ヨガ教室で,「適度な運動」習慣を

手にいれてみませんか?

体験やお問合せは,いつでも大歓迎です♪