イライラを鎮めてくれる前屈

天候がなかなか安定せず、今年は桜も、なんだかかわいそうですね・・・

こうした不安定な気候が続くと、気分も不安定になりがちです。

ここでも、深く穏やかな呼吸が気持ちを安定させてくれることはよくお話ししていますが、

ヨガのポーズのなかでも、イライラを鎮め、気持ちを穏やかにしてくれるポーズがあります。

 

それは、前屈のポーズです。

頭頂部を逆さにすることで、脳に酸素がいきわたり、頭もスッキリ、爽快感が得られます。

前屈は、イライラも鎮まって、不思議と穏やかな気分になるポーズなんですよ。

血流もよくなるので、代謝も改善され、肩こりや目の疲れも緩和されます。

 

前屈というと、体の柔軟性をみるためのテストのイメージが強いかもしれませんが、

ヨガは、お一人お一人の状態にあったことをしていくもの。

ですので、前屈も、苦手な方にはイスに座ったままで行ったり、修正(軽減)方法はいろいろあります。

 

椅子に座った前屈では、

 ・息を吸って背筋を伸ばし、吐きながら脚の付け根(股関節)から上体を前へ倒していき、

  胸と腿をくっつけます。首の力は抜いておきます。

慣れてきたら・・・

 ・少しずつ腰を浮かせていきます。

さらに余裕があれば・・・」

 ・右手で右の足首を、左手で左の足首をつかんで、息を吸いながらお尻を持ち上げて頭頂を床に向けていきます。

 ・ゆっくりと膝をのばしていきましょう。

 

立った前屈でも、無理なく行える方法があります。

 ・椅子の座面を前にして、椅子から少し(40~50センチくらい)離れて立ちます。

 ・膝は伸ばしておきます。

 ・息を吐きながら脚の付け根から上半身を前に倒していき、椅子の座面に手をついて、背筋を伸ばします。

 ・ひじまでを座面につけて、吐きながらさらに上半身を脚の付け根から深く倒していきます。

 ・足首から膝の裏、太ももの裏が気持ちよく伸びるのを感じながら、5呼吸くらいします。

 ・吸う息でゆっくりと上体を起こしてきましょう。

 

太ももの裏が伸び、脚の疲労解消や冷え、ひざ痛などの改善も期待できる前屈。

体が硬いからとあきらめずに、こうした軽減方法を利用して少しずつ挑戦してみて下さいね!

 

健康通信は、ひとまず、今回が最後となります。

いつも読んでくださっていた皆様、どうもありがとうございましたm(__)m