「出てこない!」を克服するには

4月に始まったばかりの日常英会話は

働いている方を主な対象に、夜にもクラスがあるのですが

その夜のクラスで、先日いらっしゃった生徒さん、

外国人観光客が多いエリアでお仕事をされているそうで

「昨日、あそこは何時から開いてますか?って聞かれて、 

 先週やったばかりの I'm not sure. が言えなかった…」と落ち込んでらっしゃいました。

ひとしきり、他の生徒さんも交えて「わかるわ~」と盛り上がったあと

じゃあ今度聞かれた時には答えられるようにということで、再度皆で練習。

予定していた内容も終えて、クラスが終わる頃にはだいぶんすらっと出るようになってました。

 

次に聞かれた時も、そりゃあクラスの終了時ほどはすらすら出ないと思うのですが

それでもこの間落ち込んだ時よりは良くなっているはず。

私にも嫌になるほど経験のあることですが、

フレーズを頭に入れただけでは、いざ使う時にはなかなか出てきませんよね。

なんだか頭と口のつながりのところに、大きな塊がつまっているような感じ。

それを克服するには、とにかく口に出して言うしかないんです。

1回言えば、その塊のはしっこがちょっと欠けてきます。

次言えばもうちょっと、さらに口から出せばさらに少しだけ。

そうやって少しずつその塊がなくなっていくようなイメージです。

 

「そんな、毎日外国人に聞かれるようなことないし」

そりゃそうだ (^^; でも想像してみることはできるはず。

空想一人芝居でもよし、

わんちゃんが吠えているのを「外国人が道を聞いている!」としてしまうもよし。

とにかく口に出して、使う機会の数だけ、つかえがとれていきます。

 

まずは短いフレーズから、始めてみるとよいですよ。

英語の習得に(残念ながら)近道なし。欲張らず、少しずつ、確実に。