「安全な日本」の価値

たびたびここでアルゼンチン人の友人たちについて触れていますが

先週末は、そのうちの一人のお母さんが遊びに来ていて

是非一緒にご飯をというお誘いを頂き、お邪魔してきました。

 

彼女は、日本に留学にきたご主人についてきたという事情なので、日本に興味があったわけではなく

1年たった今も日本語はあまり話せず、実は日本での生活を結構心配していたのですが

幸い英語でOKの仕事が見つかって、今は毎日忙しそうに働いています。

 

お母さんと一通りおしゃべりしたあと、友人に

「ご主人の留学が終わったら、アルゼンチンに帰るの?」と聞いたところ

「うーん、2人とも日本でこのまま働くと思う」との返事。

しかも、お母さんも「それがいいんじゃないかな」とさらっとおっしゃるので

こんな遠いところに娘が住むことになったら、心配じゃない?と聞いたら

「だって、こんな安全な場所に住むんだったら、その方が安心だしね」

 

日本に住んでいると本当に当たり前に思っていますが

安全であるということは、世界的に見ると本当に貴重なことなんですよね。

アルゼンチンは残念ながら、首都ブエノスアイレスでの夜の外出は、私もちょっと怖くてできないし

何より経済的にとても不安定で、現在も通貨価値はどんどん下がり続けています。

日本で、終電で帰ってもあまり命の危機を感じることなく

(もちろん危険ゼロではありませんが、何かあったら運が悪い感じ:アルゼンチンは何もなければ幸運)

自分の預金が明日紙屑になる可能性など、考えたこともなく過ごせるというのは

本当にありがたい環境なんです。

遠くても娘が安全な国にいた方がいいと言う、お母さんの気持ちがなんだか切なく感じました。

 

外国語を話すということは、こういう価値を認識できるということで

それだけでも英語やスペイン語が話せてよかったなと思います。

生徒の皆さんにも、英語を通じて他の国の文化に関心を持ってもらったり

逆にそれで日本を再認識してもらいたくて、クラスをやっている感じです。

 

ちなみに、それでもアルゼンチンは自然豊かでいい国なんですよ。

ちょっと遠いのが難点ですが…