エンターテイメントの必要性

この状況で、フラメンコの歌の依頼もすっかりなかったのですが

昨日久しぶりに甲府でのライブに呼ばれて歌ってきました。

以前何度かご一緒したお教室からの依頼で

お会いするのは1年半ぶりくらいでしょうか。

教室も1クラスの生徒さんを減らしたりしながら続けてらっしゃるそうです。

人前で踊る機会もすっかりなくなって久しく、

生徒さんから「踊りたい!」という声が大きくなってきた中で

講師の方が野外の場所を確保し、来客にお名前を記入して頂くなどの工夫をして

無事に実施にこぎつけられたそうです。

 

山梨は緊急事態宣言下ではないものの

やはり皆さん状況を気にされているのは、むしろ東京以上の感じもあり

そんな中、どうにかして生徒さんの希望をかなえられるよう

様々な努力をされた講師の方や、それを援助されている方々に頭が下がります。

幸いライブには多くの方が見に来ていらっしゃって

終演後「久しぶりに楽しかったわー」という感想もいただきました。

出演者だけでなく、見る側もイベントを欲しているんですね。

 

Stay homeなどと言われてから、そろそろ1年になりますが

飲食だけでなく、イベントや舞台も本当に苦境に立たされています。

私がかかわっているフラメンコも、ネット配信などでどうにかつないでいますが

フラメンコをネットで見ても、正直魅力はありません。

今回久しぶりにライブの舞台をやって、自分ももちろん楽しかったし

お客様も楽しそうにしてらっしゃるのがとてもうれしかったです。

 

先日読んだ記事では、外出自粛で認知症が進んだ方が4割以上いらっしゃるとか。

身体的な運動もそうですが、楽しいことや刺激がなくなるのも大きく影響するそうです。

大規模なものはいろいろな制限があって大変かもしれませんが

せめてS&Sのクラスに来て下さる生徒さんたちには

教室をイベント会場だと思って、たくさん笑って頂けるようにしたいです。