パックいろいろ

先日、英語でのふりかけの作り方を読んでいて

「かつお節1パック」の表現が、「1 sachet dried bonito shavings」とあり

(かつおは bonito ですね。かつお節は dried bonito frakes と言うことも多いです)

あれ?パックが sachet? と引っかかりました。

sachet はフランス語です。

南フランスに行くと、ラベンダーのにおい袋が売ってたりしますよね。あのイメージ。

どうもそのまま英語で使われているようで、1つ勉強になりましたが

私のイメージだと、かつお節のパックは packet でした。

日本語で使うパックにあたる pack も、もちろん英語ですし使えますが

どちらかというと、小袋な感じのものは packet と言う気がします。

 

考えてみると、日本語の「パック」は結構意味がいろいろで

トレイに入ったお肉、ビール6本セット、パック旅行、卵、牛乳などなど

単位や名称として使っているものがたくさんありますが、英語では結構違ったりします。

トレイのお肉:

これは pack で言えます。a pack of minced beef (牛ひき肉1パック)

ビール6本セット:

これも pack ですが、"six pack" でひとつの単語みたいになってます。

a six pack of beer が普通で、a pack of six beers じゃないんですね。なんでかしら…

※ちなみに、腹筋の割れてるのも six pack、これは日本語と同じです。

パック旅行:

これは明らかに和製英語的な使い方。英語では travel package と言います。

卵1パック:

これは英語では決まっていて、a carton of egg です。

carton=紙の箱ですね。昔は紙の箱だったからでしょうか、そのまま使われています。

牛乳1パック:

これも carton です。a carton of milk。紙の箱だからきわめて自然。

改めて考えると、なぜ日本ではパックなんだろう。不思議。

 

こうやって並べてみると

日本での「パック」はどうも「ひとまとまりになって覆われているもの」な感じのようです。

(牛乳パックは不明ですが)

英語では、もう少しいろいろ細かいところが違うので

使う際にはちょっと注意が必要かもしれません。

 

あ、ちなみに、美容のために顔につける「パック」。

pack でも通じないわけではありませんが、あまり使わない気がします。

facial mask が一般的じゃないかな。お土産探しの際にでも使ってみてください。