日本人の几帳面さ

昨日、ワクチンの集団接種会場に行ってきました。

大手町の、自衛隊がやっているところです。

住んでいる川崎市では予約が遅々として進まず

自衛隊も予約が難しいと聞いていたのですが、幸いとれたので行くことに。

 

大手町の地下鉄の駅までは、私の最寄り駅から乗換なしでいけるため

地下鉄で向かったのですが

(東京駅からはとバスでの送迎もあるそうです。ちょっと乗ってみたかったけど。)

改札を出たところで、既に「ワクチンこちら」のプラカードを持った方が待ち構えていて

そこからはもう、最寄の出口まで案内ポスターがあふれんばかり。

大手町駅は地下鉄が5路線通ってますが

その全部の出口にああやってプラカード掲げていらっしゃるんでしょう。

そして出口を出ると、そこにもプラカード。ご苦労様です。

 

会場は、1回目と2回目の人を入口から分けて、それぞれ複数入口があり

入場時の予約チェックの際に、入った入口ごとに色の違うクリアファイルで書類を渡されます。

混雑緩和のためなのでしょう、

その色ごとに、接種会場へのエレベータの案内や問診などの案内をされました。

移動するたび、それこそ10mごとに係の人がいて

こっちですこっちですと、人間GPSかというような感じで案内され

あっという間に接種。そして次回の予約。

接種後は15分ほど待機場所で待つように言われ

最後は接種時に書いた時間を見て、15分以上経過したのを確認し解放という感じです。

予約で人数制限されていることもあり

広い会場でしたが、15分ほど、主にくるくる歩いている印象で接種は完了。

待機時間を入れても30分で外に出てきました。

 

几帳面に、ミスなくそつなく流す、あの仕組みづくりと実践は日本ならではだなーと

久し振りに実感した出来事でした。

どこかのイベント会社が受託しているんでしょうが、

政府の肝いりですから予算に糸目はつけていないだろうし

あんなに人を使ってできているんだろうと思います。

さらに、決めた通りに係員が動いているのも日本ならではですね。

しかし一体、何人の人が現地で働いているんだか。

地下鉄の入口のプラカードもそうですが、別にポスターでいいと思いますし

会場内の係員も、いい大人相手にあんな10mごとに必要ないし

人員は半分でいいんじゃないかという感じでしたけど。

あれが税金で用意されていると思うと、余計にそんな印象を受けました。

 

万万が一、千万が一のトラブルを防ぐのが日本のやり方ですね。

しかもテクノロジーではなく、人海戦術で。

ある意味すごい。でも別の角度から見れば、無駄とも言えます。

外国人の友人たちが体験したらどう言うか、ちょっと聞いてみたい気持ちになりました。