「老眼」の英語に「老」はない

今日うっかり、コンタクトレンズを忘れてクラスに出かけてしまいました。

コンタクトといっても、老眼用のもので

幸い予備で老眼鏡を持っていたので支障はなかったのですが

掛けたり外したりがやはり面倒で、うっとおしかったです。

 

さてさて、「老眼」の英語については

辞書でひくと presbyopia という難しい単語が出てきますが

これはお医者さんが使うような言葉で、日常では使いません。

あと aged eye や old sight などの言い方もでてきますが

意味はわかるものの、一般的ではないようです。

 

ではなんといいましょうか?

老眼は遠視なので「farsighted」で「遠視の」という形容詞が使われます。

I'm farsighted.(私は遠視です)

逆に近視なら「nearsighted」ですね。

 

そもそも英語には「老眼」=「老人の眼」という表現がありません。

あえて、遠視の中でも特に老眼でという言い方をするのであれば

I'm farsighted from age. (年齢によって)と付け加える感じになります。

または、単純に「目が悪くなる」という表現で終わらせることも多いです。

My eyes are getting bad. (目が悪くなってきている)な感じ。

 

考えてみると、日本語の「老化する」にあたる単語もみつからなくて

あえて考えると age =年を重ねる になり、

日本語にあるネガティブなイメージがありません。

age はチーズやワインを熟成させるという意味もありますし

年を重ねる=いいこと という感じをもてる単語ですよね。

こういう単語のイメージって、本当に文化を反映している感じがします。

 

ちなみに老眼鏡は reading glasses 。

最近日本語でも「リーディンググラス」と言われているようですが

英語ではレンズが2つあるので複数のs付き&「グ」が1つ落ちるので

「リーディングラスィ(z)」という発音になります。

これも「老」のイメージの言葉は入っていません。単に読書用メガネ。

感じいいなぁ。