手話は国によって違うんですね

先日、「Coda あいのうた」という映画を見てきました。

両親と兄が耳が聞こえない家庭で、唯一健常者である高校生の妹が主人公。

歌が好きで、歌で遠くの大学に進むことを希望しますが

家庭は妹がいないと、他の人とのコミュニケーションが取れません。

しかも、彼女の歌が上手なのかどうか、家族は知ることができない。

その中での、主人公である妹の葛藤や家族との衝突、折り合いを描いた作品で

静かながら、とてもいい作品でした。

 

英語で、聴覚障害者のことを「deaf(デフ)」といいます。

アメリカでは聴覚障害者の劇団「デフ・シアター」などもあり

障害を持つ多くの俳優さんが活躍されているようです。

 

ところで映画を見ている中で

「日本の手話と英語の手話は違うんだろうか」という疑問が湧きました。

「りんご」という物体は、音ではなく概念を共通にすれば同じ言語にできるのではと思いましたが

調べてみると、日本語と英語のように、やはり言語としては違うようで

たとえば挨拶の仕方も、日本では頭を下げるので

両手の人差し指を曲げることで表現するそうですが

アメリカでは敬礼のように頭に手を当てて外に振るようですね。

手話も言葉であるからには、やはりそれぞれの国の文化が反映されるのか と

改めて興味深く感じました。

手話もやりたいことの1つなのですが

そうか、多言語をやるには手話も日本語と英語とかやらなくちゃいけないのね…

ちょっと気が遠くなりましたが、でも面白そうです。

 

映画の中の聴覚障害者役の俳優さんたちは、皆さん実際に聴覚障害者なのですが

演技での表現の仕方が通常とは違っていて、その点もとても面白かったです。

唯一の誤算は、

映画は英語の勉強のために見ているのが半分なのですが

この作品の中は半分ほど手話なので、リスニングの練習時間が半分だったこと。

そりゃぁそうですよねぇ。。。考えてなかった💦

でもそれを補って余りある、よい時間でした。