日本を出る引っ越しは大変だ

先日、私の英語教材のチェックをしてくれているKimちゃんが引っ越ししました。

日本に20年住んでいる彼女ですが、

いよいよアメリカに戻る決心をし、5月末の便で帰国することに。

アパートは4月で引き払い、帰国便までの1ヵ月間を友人宅にお世話になるそうですが

不動産屋さんに出す書類を見てほしいと言うので、引越し前日に彼女を訪ねると

「もう泣きたいよー!」 …な、何があった??

部屋を覗くと、大きな家具などをすべて処分した部屋の床に

あらゆる小物やら服やら書類やらが散らばり、文字通り足の踏み場もありません。

あーこりゃ大変だ…

とりあえず一緒にランチに出かけ

おいしいごはんで少し元気になったところで、いざ、一緒に片づけ開始!!

…書類チェックだけだったはずなんですが。

 

日本を出る際の引っ越しの準備はかなり大変です。

私はスペインにしか住んだことがありませんが

ヨーロッパでは、賃貸の家は家具・家電付のところが多いので

出国する際も、それらの処分に悩む必要はありません。

ゴミも、道路に巨大なゴミ箱があって、そこに捨てればよいので

収集日などを気にすることなく、引越しの日に処分できます。

でも日本だと、普通ゴミの日、プラゴミの日などに合わせて捨てる必要があり

粗大ごみは月2回で申込制(川崎の場合)だったりするので

全てを処分するには本当に大変。

Kimちゃんは、前回の粗大ゴミ収集日にふとんも出してしまい

ここ1週間くらいは寝袋で寝ていたそうで、

友人宅でやっと布団で寝られると喜んでいました。

外国人の方など、一時的に日本に暮らす人や

昨今話題の、テレワークしながらいろいろな都市に住むスタイルなどを考えると

家具付きの賃貸って、日本でももっと増えた方がいいのではないかと思います。

 

さて、Kimちゃんの部屋の片づけは

私が「これ要る?」攻撃をしつつ、ほぼゴミ袋に放り込む強制的なやり方で

2時間後には無事終えることができ

それでも山のような荷物を友人宅に持って行くというので

翌日にレンタカーを借りて、荷物と彼女をそこまで送り届けました。疲れたー!

5月にもう一度くらい会えそうなので、その時にはランチくらいおごってもらわなくちゃ。