洋食は和製英語ばかり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先週末、実家に行ってきました。

母親の常で「何が食べたい?」と聞かれたのですが

食べ物にあまり興味のない私の常で「うーん…」

ふと思い付いたのが、高校生の時に時々行っていた喫茶店のスパゲティ。

「Tabeのスパゲティが食べたいなぁ」ということで、母親と妹とともに出かけました。

 

私の実家は、三重県の四日市市というところなのですが

名古屋から近鉄で40分ほどで、文化的にも名古屋の影響が強いところです。

名古屋の名物の1つが「鉄板ナポリタン」

ケチャップ味のナポリタンを鉄板に乗せ、溶き卵を周りに流したもので

名古屋の喫茶店では見かけることが多く、懐かしい味です。

サラダと、コーヒーかモカソフトクリームがついて850円。

11時の開店前に行ったのですが、開店と同時に満席で

40年も続いている店がいまだに流行っているのを見て嬉しく感じました。

 

このナポリタンというスパゲティは日本生まれなので

横浜のホテルニューグランドが発祥だと聞いたことがあります。

イタリア人にとっては、スパゲティをケチャップで炒めるというのが信じられないようで

日本に来たイタリア人の友人は

「スパゲティに対する侮辱だ!」と真面目に怒っていましたが

イタリア以外の友人たちは、食べると結構気に入ってくれています。

日本発祥なので、もちろん英語にはなく

説明する際は Spaguetti fried with ketchup と言わないといけないですね。

カレーライスは Curry and rice(カレーではなく、クリィな感じの発音)

オムライスは Omelet with rice

ハンバーグは Hamburg Steak、アメリカにハンバーグだけを食べる習慣がないので

steak をつけてハンバーガーではないことを明確にする必要があります。

 

洋食は日本食の一部で、日本人が独自に発展させた食事です。

他にもいろいろあるので、英語でどう説明したらいいか、考えてみるのも面白いですね。

ちなみに、名古屋の鉄板スパゲティ、おいしいのでもっと広がればよいのにと思うのですが

東京近辺で見かけたことがありません。

妹はこれが好きで、鉄板まで買って時々自分で作っているとか。

「なかったら玉子焼きフライパンでできるよ」と言われたので

今度自分で作ってみようかな。