目の話(2)ヨガで行う疲れ目のケア~パーミング~

溢れかえる情報のなかで,私たちは,本当に目を酷使する生活を送っています。

目の疲れは,肩こりや頭痛の原因にもなると言われてます。

疲れ目のケアには,目薬はもちろん,最近では,目の周辺の血行を良くするための

「温めグッズ」も各種販売されていますね。

ヨガでは,道具などは使用せず,パーミングという方法で疲れた目を休め,癒します。

お教室でも,実際に行っています(*^-^*)

パーミングは,簡単に言うと,こすり合わせた手のひらで両目を覆うという方法です。

東洋医学などでは,手のひらは重要なエネルギーの出入り口と考えられてきました。

ですので,手のひらを最初にこすり合わせることで,目の疲労回復効果が期待できると

されています。

パーミングの方法はとても簡単です。

 

1)両手のひらをこすり合わせて,手のひらを温めます。

2)まぶたに手のひらがあたらないように,手のひらに窪みをつくり, 指の付け根が

      眉の上あたりにくるようにして,

    両目を覆い,光が入らないようにしっかりとふさぎます。

3)両目を覆っている手のひらのなかで,目を開けて暗闇を1分間見つめます。

4)そのまま目を閉じて,目の前の状態の変化を確認します。

    目の前の細かな変化をしっかり観察するように,意識を集中させて下さい。

5)目を閉じまたまま,手を離して,もう一度,目の前の状態をしっかりと確認してから,

      ゆっくりと静かに目を明けます。

 

私たちは,日々,目から入る情報に頼って生きています。

各感覚器官の中でも,特に,常にフル回転させられている目を休ませることは,

脳の休息ももたらします。

1日のうちに,ほんの数分でもいいですから,ぜひ,目を休ませる時間をとるように

心がけたいですね。

その時に,ただ目を閉じるだけでなく,温かな手で目を覆う,このパーミングで目の疲れを

とりさってあげましょう♪