性別や年齢を問わず,肩こりに悩まされている方は多いですね。
少し前のデータではありますが,厚生労働省の『平成25年国民基礎調査』によると,
日本人の(健康に関する)自覚症状のトップは,肩こりか腰痛なのだそうです。
(男性では1位が腰痛,2位が肩こり,女性では1位が肩こり,2位が腰痛)
肩こりや首こりは,筋肉の緊張や疲れが主な原因とされていますが,
特に,肩こりに関しては,普段の姿勢が大きく影響しているといわれています。
細かな作業や慣れないことをしている時など,「肩に力が入ってますよ~」と声をかけられる
ことはありませんか?
これは,気持ち・心が緊張していることを表しています。
自分でも気がつかないうちに,精神的な緊張から肩に力が入り,筋肉を硬く強張らせてしまう
ことが多いのです。
この状態に気がつき,自分でうまく力を抜ければいいのですが,緊張した状態がそのまま
続いていると,症状が慢性化し,次第に痛みを伴うようになっていきます。
まずは,自分の普段の姿勢をチェックしてみましょう。
自分の肩に,意識を向けてみます。
普段,自分の肩はどんな状態でしょうか。
知らないうちに,肩に力が入っていませんか?
何かクセは,ありませんか?
肩がこると,「こり」をほぐそうと肩を揉む方も多いと思いますが,それよりもます力を抜く
ことが大切です。
一度息を大きく吸って,その息をふぅ~っと吐きながら,肩の力を抜いていきます。
また,いつも力が入った状態だと,血流やリンパの流れも悪くなっています。
気がついた時には肩をゆっくり回すなどして,「固まったまま」にならないように注意
しましょう。
自分の姿勢をチェックして,余分な肩の力を抜くこと。
これが,肩こりの改善の第一歩です(*^-^*)