背中をほぐして,不調を解消

首や肩のこりや,全身のだるさなど,体がなんとなく調子が悪いというような時,

多くの方は,背中が硬くなっています。

私自身も,以前,仕事や介護のストレス等から全身の至るところに不調が生じ,

倒れてしまった時,背中が鉄板のように硬く,冷たくなっていました。

心の緊張が体の緊張を慢性化させ,背中の筋肉が硬くなり,首や肩,腰の可動域を狭めていた

のではないかと思います。

 

このようなストレスだけでなく,デスクワークで長時間,同じ姿勢で座りっぱなしだったり,

スマートフォンの長時間使用で,前屈みの姿勢がクセになってしまったり,現代社会では,

背中の筋肉が硬くなるような生活習慣になりがちです。

背中の筋肉が硬くなればなるほど,首や肩,腰の周辺の筋肉への負担が大きくなると

されています。

 

私たちの体は,全て「繋がって」います。

肩こりが酷いからといって,肩の周辺だけをケアしても,一時的な効果しか期待できません。

体に意識を集中させながら,ゆっくりじっくりと体を動かしていくヨガ教室の生徒さん達は,

毎回,

「えっ,こんなところまでピ~ンっとくるんですか!?」 

「なんか,お尻までほぐれてきました!」などと,

驚きの声をあげながら,体が全て体が全て繋がっていることを実感していらっしゃいます。

 

肩や首のこりや,腰痛の予防,解消には,ぜひ,背中ほぐしを行ってみて下さい。

背中の大きな筋肉をほぐすことで,肩や首,腰への負担が軽減するだけでなく,血液やリンパ

の流れも良くなります。

血液やリンパの流れ,老廃物の排出がスムーズになるので,体のだるさやむくみなどの不調も

解消されますよ。

 

背中のほぐしといっても,難しいこと特にありません。お教室で良くやっている方法を

ご紹介しますね。

 1)足を腰幅くらいに開いて立つか,イスなどに座わります。

 2)胸の前で,手のひらを内側に向けて,指を組み,息を大きく吸い背筋を伸ばします。

 3)吐きながら,手のひらを外側に向けながら,両腕を前に出し,お臍をのぞき込むように

   して背中を丸めていきます。

 4)吸いながら,手のひらを内側に向けながら,両腕を胸の前まで戻し,背筋を伸ばします。

 5)指をほどき,吐きながら,ゆっくりと両腕を下して,手を腿の上におき,自然呼吸を

   3回くらいして体の変化を感じます。

これを5~6回繰り返します。

お臍をのぞき込むようにしていく時,私はよく,「かっぱえびせんのエビみたいな感じ!」と

お声がけしていますが,背中が丸まっていくイメージを持ちましょう。

両腕を前に伸ばしていく時は,肩甲骨が離れていくイメージを持ちます。

この他,肩甲骨周辺の筋肉をストレッチしたりするとより効果的です。

 

寒い季節,いろいろと不調が出てきやすい時ですので,背中の筋肉が強張っていないかどうか,

ちょっと注意して,ぜひ,日頃から背中を緩めるように,意識してみて下さいね。