瞑想の話(1)まずは目を閉じてみましょう

近年,瞑想がいろいろなところで話題になっていますね。

著名人,中でも,世界中で名が知れている大企業のトップ等が瞑想を習慣にしているという話を

よく耳にします。

禅の考え方の影響を受け,実践しているという経営トップの方も多いですね。

 

瞑想をすると,疲れやストレス,不安感などが解消し,心身ともにリラックスして,前向きに

なれたり,良いアイデアが浮かんでくるなどと言われます。

自分自身を受け入れてることができ,生きる活力もわいてくるという瞑想。

こうした話を聞いて,瞑想を始めたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

ですが,瞑想というと,胡坐をかいて,姿勢を正して,微動だにせず何時間も・・・というイメージを

抱いている方も多いかもしれません。

また,なんだか特別な技法というか,技術を身につけるための修行をしなければできないのでは

ないかと思っている方もいるかもしれませんね。

 

実は,瞑想は,決して難しいものではありません。

皆さんも普段の生活の中で,余計なことは考えずに,あることにだけ集中するということは

ありませんか?

何かに悩んでいたり,決断しなくてはならない時など,他のことはとりあえずおいておいて,

そのことにだけ真剣に向き合い,目をつむってじっと考えますよね。

こうした行為もまた,立派な瞑想なのです。

 

目にしたこと,耳にしたこと,そして感情に振り回されずに,物事をしっかりと見据える

ことから,瞑想は始まります。

ですので,まずは,目を閉じて,目から入ってくる情報(刺激)を遮断することを練習しましょう。

 

現代社会に生きる私たちは,目や耳から,絶えず情報が入ってきて,頭はそれに反応して,

常にフル回転状態となっています。

その状態でいきなり,胡坐をかいて瞑想をしようと思っても,無理な話です。

 

まずは,絶えず入ってくる情報をいったん排除すること。

目を閉じて,情報を取り込む視覚のスイッチを一回切ります。

 

1日に1分でもいいですから,まずは,目を閉じる時間を持つようにしてみましょう。

最初は目を閉じることに不安を感じたりするかもしれませんが,次第に慣れてきます。

夜,湯船につかりながらもいいですよ(*^_^*)

 

目を閉じて,余計な情報が入らないようにして,脳と心を休ませてあげましょう。

これが,瞑想の第一歩です☆