ストレスが疲労を蓄積させる

昨晩の突然の雷雨は,すごかったですね(>_<)

都心では,雹が降ったところもあったのだとか・・・

暖かくなったかと思うと,また冷え込んだり・・・なかなか気候が安定しませんね。
こうした時期は,疲れがなかなか抜けないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

疲労の蓄積は,ストレスによると言われています。

苦手な人や嫌な出来事に直面した・・・というようなことももちろんストレスですが,

気温差や環境の変化なども,私たちにとっては大きなストレスとなります。

 

ストレスそのものは,決して悪いものではなく,ストレスがあるからこそ,

それに反発することで,強くなったり成長することが可能です。

しかし,それも過度であったり,長期化すると,心身の不調をもたらす原因となってしまいます。

 

つまり,限度を超えたストレスは,自律神経の交感神経(活動モード)の働きを過剰なままに

してしまい,長期的に緊張がとれない状態を引き起こします。

ずっと緊張し続けることで,筋肉は固まり,血流も悪化し,代謝は落ち,老廃物の排出も

うまくいかなくなっていきます。

 

交感神経の働きが過剰なままでいると,同時に,副交感神経(お休みモード)の働きが

弱まっていきます。

それなら,交感神経が過剰なままでも,副交感神経の働きを高めていけばいいのではないか,

と思われがちですが,心身ともに疲れきった状態では,副交感神経の働きを活発化させることは,

そんな簡単なことではないのだそうです。

 

いきなり副交感神経の働きを活発にしてリラックスしよう!というのではなく,

あえて一度,交感神経の働きをさらに活発化して,その後,安静にしてしっかりと

休息をとることで,副交感神経の働きが高まるのだとか。

 

ヨガは,「緊張と弛緩」の繰り返しです。

深い呼吸に体の動きを合わせて,筋肉をしっかり使っていくことで,血流を良くし,

心拍数も上がり交感神経を活発にします。

その後,意識をもってしっかりと「力を抜いて」いくことで,副交感神経の働きが

活性化していきます。

 

この緊張と弛緩を繰り返していくことで,上がり過ぎていた交感神経の働きは鎮まり,

その一方で,弱っていた副交感神経の働きは活発化し,自律神経のバランスが整っていきます。

 

ストレスを過度かつ長期的なものにしないように気をつけることが最も重要ですが,

もし,疲労が抜けないなぁ~と感じた時には,休息に入る前に,あえて体を動かして交感神経を

活発化することで,副交感神経の働きを高めていくようにしてみてはいかがでしょうか。