口から出した回数だけうまくなります

先日、日常英会話に体験でおひとり男性が来られました。

クラスが始まるまでまだ時間があったので、

どうして英会話を習おうと思われたのか、お伺いしたところ

お嬢さんがアメリカ人と結婚して双子の孫が1歳、

その孫たちが成長した時に英語で話せるようになりたいと思って ということを

英語でなめらかに説明してくださいました。

その場にいて会話を聞いていたクラスの生徒さんからは

「そんなに話せるなら来る必要ないじゃないですかー!」という悲鳴が出ましたが

その方いわく

「以前行っていた教室でさんざん説明したので、これだけはすっと出るんです」とのこと。

 

そうなんです。

前からここでもお伝えしているように、出した回数が多いだけ英語はすらっと口から出ます。

その方が実際に証明してくれたようなものですが、これは私の実体験からも言えることで

英語はともかく、スペイン語をしゃべる日本人は比較的珍しいようで

入国審査から始まって、お店、レストラン、公園で隣に座った人…

今まで何回「なんでそんなにスペイン語が喋れるんだ」と聞かれたことか。

そのたび「学生時代にスペインに住んでて、それからも勉強してるから…」といっているうちに

聞かれたらまるで頭にあるスイッチが押されたかのように

考えなくてもそのくだりはすらすら出てくるようになりました。

 

その積み重ねが、言語を話せるという結果になります。

その状況で言う必要があったこと、聞かれて答えたこと、

丸暗記だけではなく、状況と一緒に出すことが必要。

日本で毎日暮らしていたらそんな機会はないとあきらめてしまうのは簡単ですが

犬や猫を相手に英語でしゃべることもできますし、妄想しながら独り言を言うもよし。

お買い物をしてる時でも、ここがアメリカで、この店員さんにお願いするのが英語なら?と考えれば

クラスでやった文章を思い出すきっかけにもできるはず。

 

入れるだけではなく、出す練習をしましょう。

1つのフレーズを100回、状況にあわせて出す練習をすれば

必ずそれを「話す」ことができます。

もちろん頭に入れる時間も必要。覚えて、使って、その繰り返しです。

時間はかかります。でもこれしか英語を使えるようになる方法はありません。

だからゆっくりでも続けられるクラスを目指しているんです。