久し振りに観光通訳してきました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以前、通訳の依頼メールが増えているということを書いたのですが

2月くらいからその件数が本当に激増してきていて

今まで連絡を頂いたことのない会社からも日々依頼が届くようになっています。

おそらく、3年の間ガイドの仕事がなかったことから

仕事を替えざるを得なくなった人も多く

いきなり依頼が来ても、すぐに受けられる人が少なくなっているのでしょうね。

あまりの多さに気の毒になり

ついに先週、1件お受けして久しぶりの通訳ガイドをやってきました。

 

朝9:30のお約束で、10分ほど前に約束の品川のホテルのロビーに到着すると

既に本日のゲストがロビーで待っていらっしゃいました(申し訳ない!)。

ゲストはおひとり、ドイツから来たKarenさん。

銀行員を務めあげて、今はリタイア暮らしということなので70歳近くかしら。

東京の一般的な名所を回りたいということだったので

地下鉄で浅草に行き、浅草寺をお参りしてからかっぱ橋へ。

その後渋谷へ移動し、渋谷交差点を見てから原宿の明治神宮へ。

さらに新宿で都庁の展望台に上がって品川へ戻るという行程でした。

ガイドが6時間の契約だったので、これでちょうどくらいです。

 

70歳近くのはずなのですが、ものすごく元気な方で

この行程を6時間で私と一緒にずっと歩いて頂きました。

「ランチはどうしましょう?」ときくと

「お昼はいつも本当に軽いから、何か軽食でいい」とおっしゃるので

渋谷のデパ地下でえび天のお惣菜と串カツのようなものを買って

ハチ公の前に座ってつまんで、休憩はそれだけ。

ヨーロッパ人は本当によく歩くのですが、久しぶりにそれを思い出しました。

品川でお別れした時には、歩数が2万歩になっていてびっくり。

歩くのが好きな私でも、久しぶりのガイド業務ということもありぐったりでしたが

でも「いろいろ行けてよかったわー」と、笑顔で言って下さったので

こちらも受けた甲斐があり、楽しい一日でした。

 

久し振りの観光地、浅草、明治神宮、都庁展望台でしたが

本当に外国人観光客が戻っているのを実感しました。

そりゃガイドの依頼もあれだけ来るよなぁと、改めて認識した次第です。

来週は鎌倉観光の依頼も1件受けてしまいましたので

今週は鎌倉の名所の情報を復習しておかなければ。

せっかくの桜の季節ですからその情報も必要ですし、なかなか手間がかかります。

でもやっぱり、喜んで頂けると嬉しい。

改めてガイド業務の楽しさを感じられた一日でした。

山菜のおいしい季節

母からLINEが届きました。

「つくしをたくさん採ってきたから、煮て送るわねー」

あぁそんな季節か。

実家はそこそこな田舎なので

つくしの後は筍、次に淡竹、そして桑の実と母の採りものは続いていきます。

妹に聞けば、つくしのはかま取りに1時間半かかったとかで

その量を想像して気が遠くなりました。

どうして自分で食べきれないほど採るのだろうと、いつも思うのですが

生えていれば採りたくなるようで

妹いわく「動いてるから身体にええし、やらせといてあげたらええんちゃう?」

そうね、そう思いましょう。でも山ほどのつくしが届く身にもなって…

 

そういえば、野や山に生えている植物を山の幸として頂くのは

日本以外あまり聞いたことがありません。

春先にたらの芽やふきのとうなどの味覚を楽しみにするのは

季節感を大切にする日本人ならではの行事のひとつですね。

なので英語にするのが難しいのですが、山菜そばなど結構観光客が接する機会もあるので

説明するときは「edible wild plants」と言ったりします。

edible は「食用の、食べられる」という意味で

最近は日本語でも、食用の花を「エディブルフラワー」などと言ったりしますね。

山菜もそれぞれ、英語の名前はもちろんついていますが

学術的なものだし、言っても全員知らないのは明らかなので

ワラビなら「a kind of edible wild plants, Warabi」とかでOK。

ちなみにつくしは英語で「horsetail」ですが

これはスギナも含めた植物としての名前です。

日本語では土の筆と書くのに、英語では馬のしっぽなのは

スギナの状態のふさふさからきているのかもしれません。

もしつくしそのものを言うなら

「young horsetail」か「horsetail shoot」がいいのかも。

shoot はしゅっとした形の芽のことで、筍も「bamboo shoot」です。

 

こんなの書いてたら、山菜のてんぷらが食べたくなってきました。

近所の小料理屋さんがいつも出してるから、そろそろあるかな。

こういう気持ちになると、改めて自分が日本人なのをしみじみ感じます。

いつのまにか外国人がたくさん!

昨日、友人にランチに誘われて渋谷に向かいました。

渋谷に行くのはちょっと久しぶり。

昨年10月に用事があって行った際には、まだ外国人の姿はそれほどでもなかったのですが

昨日ハチ公前を通ると、耳に入ってくるのは英語ばかり!

見渡せばあちこちに外国人観光客の姿があって

いつのまにかCOVID前の世界に近づいてきていました。

 

通訳案内士の免許を持っていることから

いろいろな観光業の会社から通訳の依頼メールが届くのですが

昨年の年末あたりからその数がかなり増えてきているのは実感していました。

で、それがこの2月あたりから毎日のように届くようになり

つい先日は、1社の「どうか誰かお願いしますー!」というメールの中の案件の数が

3月中だけで300件を超えていました。

このあと桜の季節を迎えるにあたり

この会社大丈夫かしら…と心配にすらなったくらいです。

 

私はクラスがありますし、幸いこのところクラス関連のお問合せが増えてきて

暖かくなったら体験会も予定していますので

通訳案内業の方は、まだ全く手を付けていないのですが

さすがに気の毒になって

近々少しくらいはお手伝いしようかしらと思ったりもしています。

ただ案内するとなると、お客様の意向を聞いて

ルートを組み立てて、行き先の情報をまとめて…と

準備に結構手間がかかったりもしますし

ブランクがあるとなおさら「えいやっ!」という気になれないのも事実。

観光業界の方々は今、大変なんだろうなぁ。お気の毒に。

 

桜の頃には、ますます外国人の姿が多くなるのでしょうか。

国内の有名な観光地には、行けるなら今のうちに行っておいた方がよさそうですね。

韓国からの国際線が多い九州などは、既にもうCOVID前に戻っているとも聞きますが。

毎日気軽に英語を勉強 "Duolingo"

"Duolingo"という、英語学習アプリをご存知でしょうか。

世界で5億人以上と、最も使われているアプリで

スマホの他、パソコンでも使用できるようになっています。

 

英語を勉強するアプリはいろいろありますが

このDuolingoは、ゲームのようになっていて

問題をクリアすると、かわいいキャラクターが褒めてくれたり

ある程度続けるとチャレンジ問題が出て、それができるとご褒美がもらえたりで

自然に楽しく続けられるようになっています。

とはいえ、内容もちゃんと工夫されていて

34時間Duolingoをすると

大学で1学期間、外国語の授業を受けたのと同じくらいの学習効果があるんだとか。

また、出題される単語や文の頻度も、人間の忘却曲線という科学的なデータに基づいて

どのタイミングでどの単語を出題するかが決まっているらしいです。

 

私も一度試してみるべく、先月からDuolingoでポルトガル語を始めました。

始めに目的(ビジネス・旅行など)やどれくらい頑張れるか(1日5分?10分?など)を聞かれ

あとはもう始めるだけ。簡単です。

スペイン語が話せるので、正直結構ズルな感じではありますが

(スペイン語とポルトガル語は、おそらく標準語と関西弁くらいの違いです)

登録すると、毎日「Duolingoやった?」とメールが来るので

「あ、やらなくちゃ」となりますし

1日5分とか10分とかって、正直なんとでもなりますよね。

それこそお風呂につかりながらでもできてしまいます。

そしてやればゲームのように進んでいくので、楽しく言語に触れておしまい。

 

この、1日10分、でも毎日継続というのが

語学の学習にとっては一番大切なことなんです。

どんな教材を使ってもいいから、とにかく毎日、少しずつ触るのが効果的。

その点で、このDuolingoは本当によくできていると思います。

現在、日本語でできるのが英語、フランス語、中国語、韓国語で

その他の言語はガイダンスが英語なので、ちょっとがんばらないといけないです。

あと、一度英語も見てみたのですが

正直とてもレベルが簡単なので、ちょっとできる人には満足感がないかも。

ただ、スピーキングも練習できるようになっているので

発音の練習には役に立ちそうです。

登録してみて簡単すぎたら

先のステージの方に「ここに飛び級する?」というボタンがあるので

そこまで飛んでテストを受ければ、簡単すぎるのをだらだらやらずに済みます。

 

こんな風に言語を学べるようになっていることにちょっと感動。

ご興味あればDuolingo のサイト、見てみてください。

(S&Sとは全く関係ありません)

https://ja.duolingo.com/

花粉症を英語で?

だんだん暖かい日も増えてきましたね。

私自身は何のアレルギーもなく、本当に親に感謝の健康体なのですが

このところ花粉症持ちの生徒さんたち、辛そうな方が増えてきました。

 

花粉症、調べると英語では「hay fever (ヘイ フィヴァ)」と出てきます。

hay は干し草、fever は熱ですね。

どうも、干し草によって鼻水やくしゃみが出たり、熱っぽくなる症状があるようで

そこからこの言葉ができたようです。

でも、私は日本語そのままの「pollen allergy(ポレン アラジィ)」を使います。

花粉のアレルギー、言葉そのものなのでわかりやすいし

多分英語ネイティヴじゃない人には、hay fever と言ってもピンとこない気がするので。

 

身体の症状は基本的に「I have ~」を使えばいいので

「私花粉症です」なら「I have a pollen allergy.」ですね。

せっかくですから他の症状も言えるようにしましょうか。

「鼻水が出ます」は「I have a running nose.」

run は走るの意味ですが、止まらず動くという意味でもあるので

こういう風にも使います。

くしゃみは sneeze,「くしゃみが出る」という動詞でも使うので

「I have a sneeze.」でも「I can't stop sneezing. (くしゃみが止まらない)」でも。

目がかゆい人もいますね。「かゆい」は itchy。

今までの「I have ~」を使えば「I have itchy eyes.」とも言えますし

単純に「My eyes are itchy.」でもOKです。

 

くしゃみと言えば

「はくしょん!」という擬音は、英語では「Achoo! (アチュゥ)」になります。

なるほど、言われてみればそう聞こえなくもありません。

言語によって、擬音も少しずつ違うのがおもしろいですよね。

そして誰かが「Achoo!」としたら、周りは「Bless you!」

Bless は本来、神が恵みを授けるという感じの意味ですが

ここでは God が隠れていて

「神様がお恵み下さいますように」から「お大事に」の感じで使われています。

そして、くしゃみをした本人は「Thank you.」

この「Achoo!」「Bless you!」「Thank you.」のやりとりは

本当に普通に行われますので

誰かがくしゃみをした時には、Bless you! とつぶやくくせをつけるといいかも。

いつもお伝えしていますが

口にだした数だけ、英語は身についていくものですよ。

瀧島未香さんは海外でも有名

瀧島未香さんというお名前、ご存知な方も多いのではないかと思います。

「タキミカ」という愛称の方が有名でしょうかね。

昭和6年生まれ、先月92歳になられた

日本で最高齢のフィットネスインストラクターとして活躍されている方です。

65歳で減量のためトレーニングを始められたことをきっかけに

現在でも毎日のウォーキングとジョギング、トレーニングを欠かさず

100歳までインストラクターを続けることが目標だとか。

 

Youtubeを見ていると、英語でもタキミカさんの紹介をする動画が出ていて

視聴回数もかなり多いようです。

92歳のインストラクターは、やはり海外でも衝撃的なんですね。

英語ですが、日本語で知っている内容ですから

英語で見聞きするのも比較的ラクだと思いますので

たまにはそういうのを見るのも、楽しく英語に触れる機会になるかと思います。

 

寄せられているコメントも、もちろん英語。

世界中から「私は65歳ですが、今からの励みになります」とか

「刺激を受けました!」など

これらも内容が想像がつくので、多少単語がわからなくても大意はつかめます。

何より、世界中からということは、英語が母国語ではない人も多いわけで

そういう方の英語は、なおさらわかりやすいです。

 

そんなコメントの中に、以下のような一文がありました。

“Don’t use age as an excuse to be lazy”

「年齢を使うな / 言い訳として / 怠けるための」

直訳するとこういうことになるでしょうか。

日本語だとちょっときつい言葉に聞こえるかもしれませんが

英語なら、なんだかおまじないのように思えてよくないですか?

S&Sの生徒さんには、この言葉を体現して

いろいろなことに挑戦されている方も少なくありません。

年齢を重ねれば、生き物としての身体の劣化は自然なことですが

無理をするのではなく、どの年齢でもできる可能性を広げていく姿勢が大事。

“Don’t use age as an excuse to be lazy”

私もこのおまじないを唱えながら、先輩たちの姿を目指していこうと思っています。

音読は脳を活性化するそうですよ

今月から、町田と阪東橋で英語の絵本音読クラスが始まりました。

私は直接担当していないのですが

それぞれのクラスの講師ががんばって、楽しいクラスにしてくれようとしています。

 

先日、どこかの大学教授の方の記事で

脳の活性化には音読が効果的とおっしゃっているのを読みました。

脳の機能は年齢とともに変化し、情報処理の速度が遅くなっていきます。

「ほら、あの人、昔映画によく出てきた、えーっと…」

というのは、脳の情報処理が追い付いていないということらしいです。

その情報処理を担っているのが、額の裏側にある、脳の前頭前野という部分なのですが

大きな声で音読すると、この前頭前野が活性化するそうなんですね。

 

絵本クラスはまさに音読を主目的にしていますので

まさに脳の活性化にぴったり!

今度募集する際には、この記事をコピーして配っちゃおうかしら。

でも、当たり前ですが

会話クラスでも教材の会話を声に出して読んでみてから練習しますし

もともと語学の練習では、繰り返し声に出すことが基本の1つになりますから

絵本の音読クラスのみならず

英会話クラスに来て頂くのは老化防止にとてもいいということなんです。

さらに、外国語を学ぶことは、脳の情報処理能力の向上に役立つことは

既に様々な研究で明らかになっています。

 

逆に、前頭前野がゆるゆるになって、認知機能が落ちる状態は?というと

なんと、テレビをぼーっと見ている時だとか。

何もすることがないわーという方がいらっしゃったら

テレビを見るより、S&Sで英会話を楽しみに来て下さるといいなぁ。

ついでに、おしゃべりして笑うことも、脳の活性化には大切。

英語はのんびり、それよりも毎日を楽しむための教室です。

「面倒をみる」の2つの言い方

先日、久しぶりに家で映画を見ました。

「ファーザー(原題:The Father)」という、2020年の作品で

日本では2021年に公開され、私も劇場で見たいと思いつつ逃していた映画でした。

認知症の老人の視点から、現実と記憶の中をさまよっていくような筋書きで

理解するのに少々頭を使うことが必要なのですが

主役のアントニー・ホプキンスの演技がすばらしくて

それだけでも見る価値のある作品でした。

彼はこの作品で、アカデミー賞の主演男優賞を獲得しています。

83歳での受賞。すばらしい。

 

アントニー・ホプキンスが演じる老人は、ひとりでアパートに住んでいるのですが

心配した娘が、介護人をつけようとします。

自分は大丈夫だと思っているアントニー、

「面倒を見る人なんか必要ない!」とかたくなに拒否するのですが

その際「世話をする」の意味で「look after」と言っていました。

あれ?「世話をする」は take care of を使わないのかな?と疑問。

調べてみると、いろいろな角度からの使い分けがあって

1.アメリカは take care of, イギリスでは look after 

2.義務的なお世話は look after, 気持ちの入っている場合は take care of

 

というのが主な違いなんだそうです。

映画の舞台はロンドンでしたので

イギリス英語ということで Look after が使われていたんですね。

意味的なところでの使い分けを考えると

「彼女は母親の介護をしています」であれば

She is looking after her mom. になりますし

「うちの息子の面倒を見てくれない?」であれば

Can you take care of my son? という感じですね。

また1つ勉強になりました。

 

ちなみに、ロンドンが舞台のこの映画では

アンソニーの住むアパートは「flat」と呼ばれています。

これもイギリス英語で、アメリカだと分譲なら condo, 賃貸なら apartment が普通です。

クラスでもお伝えしていますが、日本語の「マンション」

英語でも mansion という単語がありますが

意味は「大豪邸」マイケル・ジャクソンが住んでいそうな家のことです。

英語で「I live in a mansion.」なんて言うと

とんでもない大金持ちってことになっちゃいますので、お気をつけて。

絵本クラス開講!

先週、町田教室で「英語で絵本を楽しもう」というクラスの体験を行いました。

英会話のクラスでも、お楽しみ会と称して会話を離れる回もあり

動画を見たり、時々絵本を読んだりもしているのですが

今回は、絵本を読むことに特化した、新しい講座の開講です。

 

もともと、S&Sでは日本語での朗読クラスもやっているのですが

おひとりで家にいると話すことがなくなり、声が出なくなって…という方や

読み聞かせをしてみたいという方などが参加頂いています。

朗読は、活舌を良くしたり、感情をこめたりして読む練習ですので

英語でそこまでを練習するのはなかなか難しいのですが

声に出してみる「音読」であれば

英語に興味があり、会話は恥ずかしいけど読むだけなら という方に

気軽に参加して頂けるかしらと思い、準備してみました。

 

体験では「はらぺこあおむし(原題:The very hungry caterpillar)」を扱い

英語のリズムを表現できるよう、リンキングや脱落を意識して読む練習をして頂きました。

「はらぺこあおむし」をご存知ない方もいらっしゃいましたが

皆さんなかなかお上手で、リズムを意識すると絵本も生き生きと聞こえます。

お孫さんに聞かせたいという方もいて

一緒に読んだら楽しいだろうなと、こちらも嬉しくなりました。

 

というわけで、町田教室での英語の絵本クラス

2/2から第1&3週の木曜10時にスタートです!

会話クラスの生徒さんにも、興味を持たれる方が多くて

振替で一度参加してみようかしら という声も聞こえてきています。

もしご興味あれば、お気軽にご連絡ください。お待ちしています♪

今年もゆっくり、楽しく

1月も早くも半ばとなり

お正月気分もすっかりどこへやらという感じですが、

英会話のクラスは第1・3週に行っているので

今月は1週目がお正月休みで、本格的なクラスの始まりは今週から。

まだご挨拶できていない生徒さんたちも多いので、お会いできるのが楽しみです。

 

とはいえ、1週目の終わり頃にはクラスも始まっているのですが

やはり年が変わると、昨年のことはいったん完了の気分になるためか

昨年にやったクラスの内容は、きれいさっぱり頭から消えてなくなっています。

通常から、2クラスやったら復習回というサイクルで進めていますが

ちょうど復習回からになったクラスでは

「まったく覚えてないわー」「こんなのやったかしら」のお声。

真面目な方は落ち込みながらおっしゃいますが

いいんです、いいんです、

1回で覚えられたらクラスに来て頂く意味もありません。

 

休憩時間にお正月の過ごし方などを伺って

りんごきんとんを作ったという方がいらっしゃると

「あらおいしそう」「作り方は?」という話から

お互いのレシピの披露会になり(もちろん日本語ですが)

盛り上がってるなぁ。えーっと、クラスをどこで再開しようかしら。

 

新年だからではなく、いつもこんな感じでゆったり流れていくクラスですが

お勉強する場所を提供しているつもりはないので

クラスの中で英語に触れながら、お友達と楽しく過ごして頂ければ

それが一番嬉しいことです。

S&Sは今年もゆっくり、楽しく。

そしてそれを楽しんで頂ける方がまた増えることが、今年の一番の願いです。

海外旅行は今やキャッシュレス

おそばせながら、あけましておめでとうございます。

元日にニュージーランドから帰国し、クラスも始まって

もうすっかりお正月気分もどこへやらな感じです。

 

ニュージーランドでは、久しぶりの英語圏での旅行で

毎日なんのかんのと英語で話す機会があり

クラスで練習している旅行の英会話、ちゃんと使えると改めて実感。

これから海外旅行に行くみなさん、自信を持って使って頂きたいです。

 

さてさて、今回の旅行で一番印象的だったのがお金の件。

いつも友人との旅行では、ある程度の現金を出し合って共同のお財布を作り

そこから毎日の食事や入場料などを払っていたのですが

今回現金を使ったのは1度だけ、海辺の屋台での食堂での支払いのみで

あとはすべてカード払いでした。

教会の寄付までカードで処理できるのにはびっくり。

2人あわせて1万円だけ、とりあえずNZドルに両替していったのですが

結局最後に空港でお茶をして使い、残りは寄付して帰ってきました。

 

ホテルに宿泊すれば、いろいろとチップなど必要かもしれませんし

(自炊したかったので、アパートを借りていました)

今回、食料品の買い物はすべてスーパーだったので

市場に行くなら、もしかしたら現金だったのかもしれないですが

少なくともCOVIDで封鎖される前より、確実に現金の必要度合いは低くなっている感じです。

渡航先にもよるでしょうが

今後海外に行かれる方は、両替は最小限にされた方がいいかもしれません。

 

逆に、日本に来られる海外からの観光客にとっては

日本は本当にカードが使えない国に見えるんだろうなーと

そんなことも実感できた体験でした。

通訳ガイドの依頼も、ものすごい勢いで増えてきていますので

そのあたりの日本事情の説明や対応も、ちょっと自分の中で更新しておかないと。

世界の変化は本当に速い。今年もがんばってついていきます!

NZでのクリスマス

担当のクラスも先週で今年最後。

休暇を利用して、ニュージーランドに来ています。

南半球なのでこちらは夏、このところ寒かった東京から来ると天国です。

 

初めに訪れたのはテカポという湖。

星空が美しいことで有名で

現在、世界で初めての星空での世界遺産を目指しているところです。

クライストチャーチからレンタカーで3時間走ったのですが

途中は土砂降り、到着しても空は厚い雲で覆われていて

今日は星は望めないかなー、2泊の予定だからまぁ明日かな…と思っていたのですが

夜がふけるにつれいつのまにか雲も切れていて

外に出てみると空いっぱいの星!

星空が楽しめるよう、村全体で明かりを押さえるよう努力していて

少しだけホテルから離れてみれば

真っ暗な闇の中で天の川がはっきり見えるほどの満天の星です。

一緒に来ている友人とともに、湖畔のベンチに座ってぼーっと眺めてしまいました。

 

テカポ湖の美しさは夜だけではなく

その水は、氷河から流れる石灰が混ざって乳白色ががった青をしていて

昼間見るその湖の色もなんともきれいで、これもまたいつまででも眺めていられそう。

自然を楽しむのがだいご味ですので、これといった名所旧跡はないのですが

それでも1か月でもここにいられると思った場所でした。

 

ニュージーランドは、日本から北海道を除いたくらいの広さで

そこに約400万人、横浜市より少し多いくらいの国民の数しかいません。

車で走れば、ひたすらに美しい広大な風景が続きます。

豊かさの基準は人それぞれだと思いますが

この星空と風景を持つこの国の、気持ちの豊かさを感じられる気がします。

接した人も皆ほがらかでおおらか。

心が癒されますね。

 

今日はすでにクライストチャーチという、ちょっとした都会まで移動してきましたが

この後もどんな風景が楽しめるのかわくわくしています。

私の旅好きは、やはりこの気持ちを味わいたいからなのでしょうね。

あと1週間ほど、真夏のクリスマスを楽しみたいと思います。

皆様もよい年末をお過ごしください。

 

※来週はお正月のため、1回お休みさせて頂きます。

アルゼンチンにとってのサッカーの重み

サッカーにご興味のない方にはこんな話題で恐縮ですが

本日、ワールドカップでアルゼンチンが優勝し

ほぼ一日たった今でも、私はまだ興奮冷めやらぬ状態です。

 

アルゼンチンという国にご縁ができて以来

日本からは地球の真裏、最も遠い土地ではあるものの

たびたび訪れ、そのたびいろいろなことを肌で感じてきました。

経済的に本当にぼろぼろな国で

過去に9度も財政破綻を起こし、そのたび銀行口座が封鎖されたりして

今でも日本以上、年7%というインフレに苦しんでいます。

国民は自国通貨と銀行を信じていないので

アルゼンチンのペソという通貨をなるべくアメリカドルの現金に換え

文字通り布団の下(あちらではベッドマットですが)に敷いています。

日々ペソの価値が落ちているので

お店では、決済が先になるカード払いより現金の方が安く買えます。

私は政治や経済政策については全く素人なので

なぜこんなことになるのか、いつも理解に苦しむのですが

よくも悪くもラテンのゆるさとずるさが

政治に反映されているのかしらと思ったりもします。

 

そんな苦しいことの多いアルゼンチンで

唯一皆が心から楽しめ、希望を持てるのがサッカーなんです。

それこそ老若男女問わず

アルゼンチン代表チームを文字通り「命がけ」で応援しています。

今回の優勝を祝いに、首都ブエノスアイレスのオベリスク周辺には

100万人以上の人が集まっているとか。

(ブエノスアイレスの人口は300万人です)

ニュースで、仕事を辞めたり家を売ったりしてカタールに来たとか

帰りの飛行機代もないけど来たとかいうアルゼンチンサポーターが出ていますが

私からみればさもありなんという感じです。

日本人からはおよそ想像もできないほど

アルゼンチン人にとって、サッカーは本当に大切なものなんですよね。

 

現地の友人たちから、喜びのメッセージが次々に届いています。

私もこの歓喜に浸りながら、残り少ない2022年を過ごしたいと思います。

!VIVA ARGENTINA!

ネイティヴのように話す必要なんてない

先日、同時通訳の方が書かれている記事に

「世界の共通言語は、英語ではなくブロークンイングリッシュ」というのがありました。

世界経済フォーラムという会議で通訳をやっている方の記事で

世界中の政界、財界のトップリーダーが集まる場での言葉だそうです。

 

英語は確かに、様々な国際的な場面での共通言語ではありますが

今やアジアやアフリカなど、非英語圏の力も強くなってきている中で

英語が母国語ではない人との意思疎通の方が多かったりします。

私が英語で通訳する相手も、アジアやヨーロッパなど非英語圏の方が圧倒的に多いです。

その際重要なことは、正しい英語で話すことではなく

何を話すか、ちゃんと伝わるかということになってきます。

ネイティブのような流暢な発音や、正しい文法は第一優先ではないんです。

 

今でも街中の英会話教室の看板には

「ネイティブみたいに話せるようになる!」

「講師は全員ネイティブスピーカー」

などのうたい文句を掲げているものが多くみられます。

ネィティヴの講師の発音をきくことは確かに大事なことではありますが

正直、かなりの時間と労力をかけても

よほど良い耳を持った方じゃなければ、ネイティヴの発音で話せるようにはなりません。

私だって、立派な日本語なまりの英語です。

ただ、通じる英語になる音のコツのようなものがあって

それが絶望的に日本での学校教育に足りていないと思うので

教室ではそれをお伝えしているだけです。

 

文法だって、S&Sの生徒さんたちは仕事で英語を使うわけじゃなし

言いたいことが伝わればそれでOK。

「でも口からとにかく出てこない」という方は

いつも言っています、口から出す練習をするだけなんです。

クラスでやったフレーズを独り言で言うだけで、口から出る難易度は下がります。

とはいえのんびりが身上のクラスですから、覚えられなくても気にしない。

ネイティブのような流暢さと正確さを求めるのではなく

脳トレの気分で1日1フレーズ口に出してみると

今度外国人に道を聞かれた時、案外さらっと出るかもしれませんよ。

「ベスト16」は英語じゃないですよ

日本のベスト16進出で

日本でもがぜんサッカーワールドカップの注目度が上がりましたね。

スペイン応援団の私としては残念でしたが

多くの方がサッカーに注目してくれるのは、シンプルに嬉しく思います。

 

先週は応援のフレーズを英語でご紹介しましたが

今回は「日本がベスト16に進んだ」英語で何と言いましょうか。

「ベスト16」は英語っぽいですが、実はいかにもな和製英語で

英語では the round of 16、または the last 16 などになります。

ちなみに、ベスト8は Quarter finals、ベスト4は Semifinals

決勝進出したチームは Finals です。

 

で、「ベスト16に進んだ」は

シンプルに「やりとげた」という表現の「made it」を使います。

なので、Japan made it to the round of 16. 

これで「日本がベスト16に進んだ」ということになりますね。

この後もし勝ち続ければ

the round of 16 を quarter finals や semifinals に変えればOKということになります。

 

ちなみに、「日本がグループEを1位通過した」は

グループで優勝したということなので「Japan won in Group E.」となります。

2位通過だと、これは second ではなく runner-up という表現になります。

(チームだと runners-up と複数になるのが普通です)

優勝者に迫りつつも、残念ながら2位に終わった人、ということらしいです。

グループEでは我がスペインが runners-up ということになります。

 

日本 vs クロアチアは、本日の深夜0時キックオフ。

深い時間ですが、楽しんで頂ける方が多ければ嬉しいです。

「がんばれ!」は先週ご紹介しましたね。Go for it!

がんばれニッポン!

先週から、サッカーのワールドカップが開催されています。

スペイン&アルゼンチンのサッカー好きの私としては

今回のワールドカップは本当に楽しんでおりまして

いい試合はやはりリアルタイムで楽しみたい気持ちが強く

結果寝不足で、体力の限界に臨む感じの毎日になっています…

 

今回は、日本国内ではあまり盛り上がっていなかったようですが

日本がドイツに勝ったところから、急に話題になってきたようですね。

「がんばれニッポン!」英語で言うとどうなるでしょうか。

「がんばる」は、本当に英語にしずらい日本語の1つですが

まず試合前であれば「行け!」という意味で、シンプルに 「Go! Nippon!! 」

「Go for it!」でもいいですね。

Go とは逆になりますが

「Come on!」も、状況の方に近づくの意味で「がんばれ!」で使います。

試合で押し込まれている際、「耐えろ!」という意味で使う「がんばれ」なら

「Hang in there!」というのもあります。

逆に、いい調子で「そのままいけー!」のがんばれなら「Keep it going!」

同じ「がんばれ」でも、いろいろあるものです。

 

最後試合が終わって、味方が勝った時の「やったー!」は、まずシンプルに「Yes!」。

映画の「ホーム・アローン」で

主人公が泥棒をやっつけて「Yes!」とこぶしを握り締めていたシーンです。

あと「Oh My Gosh!」も、この場面で使えば「やったー!」になります。

自分を、味方しているチームと一緒の扱いにして「We made it!」「We did it!」でもOK。

「やったね!」という感じでしょうか。

 

日本は昨日コスタリカに負けて、またイッキに熱が下がってしまった感じですが

次は12/2、強豪スペインとの予選最終戦。

朝4時からですが、生徒さんにはもうその時間は目が覚めてる方も多いようなので

よかったら英語で「Go fo it!」と叫びながら見てもらえたら嬉しいです。

申し訳ありませんが、私はスペイン語で「Vamos!(バモス=がんばれ)」と叫びながら

我がスペインを応援させて頂きます。

ここだけは譲れない! 

最近のお気に入りは量り売り=bulk store

自宅の近所に「バルクフーズ」というお店があります。

ナッツやドライフルーツ、オリーブオイルなどの量り売りのお店で

ジップロックや瓶を持っていくと

そこに欲しいものを好きな量詰めて買う仕組みです。

お店の名前を英語でつづると Bulk Foods。

Bulk を辞書で引くと「大きさ、かさ、容量」などと出てきますが

容量単位で売る店ということで、量り売りの店は「bulk store」と呼ばれます。

また、大量のイメージもあるので

まとめ買いすることを buy in bulk と表現しますね。

「I always buy my coffee beans in bulk. (私はいつもコーヒー豆をまとめ買いします)」

あと、法人などで大量発注することを bulk order と言ったりもします。

 

さらに「ボリュームが大きい」というところから

日本語の「巨漢」のような意味で使われます。

He has bulk. と言えば、ラグビー選手のような体形のイメージです。

形容詞の方が覚えやすいようなら、He is bulky. としてもOKです。

 

プラスティック容器の使い捨てを減らすことは世界的な流れですが

日本はまだまだその点では遅れています。

「バルクフーズ」のような量り売りのお店がもっと増えたらいいのにと思いますが

昔は日本も、お豆腐屋にお鍋を持って買いに行ったり

八百屋さんの野菜はカゴに盛られてたんですよね。

bulk store という言葉が、日本で普通になることを願っています。

 

ちなみに、その「バルクフーズ」は

作りたてのピーナツバターを買うことができます。

自分で機械のボタンを押すと、ピーナツがにゅーっと絞られて出てくるんです。

美味しいですよ。

武蔵小杉周辺にお越しの際は、よろしければお立ち寄りください。

※S&Sとは全く関係ありません。ただの私の好みです。

https://www.bulkfoods-market.com/home

「英会話クラス」ですから「会話」しましょう

先日、クラスで会話の練習をしている時のこと。

例文の会話で出てきたフレーズを使い

生徒さん同士で「このあたりでお勧めのお店は?」と聞いてもらって

ご自分のお勧めを答えるという会話をやって頂きました。

すると、一人の生徒さんがおっしゃったのは

「プリントの通り言えるのに、いざ顔を見て話をしようとするとなかなか出てこないです」

そうなんですよねー。

例文のフレーズを何度も繰り返し練習することで、口に出すことはできるようになります。

でもそれを「会話」として発話するには、またひとつ壁があります。

 

折に触れお伝えしているのは

その会話をしている主人公になったつもりで、気持ちを込めて言うのが大切ということ。

クラスでは、スライドを写して

できるだけその会話の場面が思い浮かぶような写真を出していますが

それもとにかく、場面を想像して、自分の言葉として言って頂きたいから。

フレーズを口に出すときの状況や気持ちと一緒になることで

はじめてそのフレーズが自分のものになって「使える」道具になります。

そしてそれには、相手の顔を見て気持ちを込めて言ってみるのが一番です。

 

一人で練習する際には、想像して一人芝居でやるしかありませんが

(ペットがいらっしゃるのであれば、その子に向かって言うのもいいですよ)

クラスではせっかくお友達がいるのですから

積極的に会話してみてはどうでしょうか。

「英語」クラスではなく「英会話」クラスです。会話を楽しみましょう。

でも私も、もっと英会話を楽しんでもらえるよう、進め方を工夫しなくては。

また反省した出来事でもありました。

クリスマスソングの思い出

ハロウィンが終わったら、とたんに街はクリスマス。

私の住む地域の商店街も、早速マスコットの銅像がサンタの衣装になってました。

この分だと、年末がくるのもあっという間でしょうね。

 

S&Sでは、英語の歌のクラスもありますが

通常のクラスでも、時々会話以外に歌や絵本を楽しんだりしていて

この時期になると、クリスマスソングも歌っています。

時々触れていますが

英語の歌を歌うのは、英語のリズムや音の変化を感じるのにとてもいいんですよね。

これを教えて頂いたのは、私がまだ中学1年の頃

通っていた英語の塾の先生からでした。

今思えば普通のおとうさんで、どこで英語を習得されたのかも知らないのですが

ご自宅で中学の子供に英語を教えていらっしゃって

近所の子は中学になると皆そこに英語を習いに行っていたくらい

田舎町ではちょっと有名な塾だったんです。

そこでクリスマス近くに「Silent Night」を歌ったことがあり

先生が教えてくれた歌い方は以下のようなものでした。

 

Silent night, holy night  サイレンナァイ ホォリナァイ

All is calm, all is blight  オォリズカァム オォリズブラァイ

Round yon virgin mother and child ラウンジュンバァジン マザランチャイ

Holy infant ,so tender and mild  ホォリ インファンソ テンダランマァイ

Sleeping heavenly peace   スリィピン ヘブンリ ピィ

Sleeping heavenly peace   スリィピン ヘブンリ ピィ

 

学校では 「サイレントナイト ホォリィナイト」と教えるのでしょうが

この先生の教え方を聞いて「英語は音がくっついたり落ちたりするんだ」と

強烈に印象に残ったのを、今でも覚えています。

今思えば、それが現在S&Sで皆さんにお伝えしている

英会話の発音の基礎になっているんですね。

もう40年以上たちますが、今でもクリスマスソングを聞くとこれを思い出し

大城先生とおっしゃるその先生に感謝しています。

 

S&Sでも、英語の音の変化を感じて

英語を話す&英語で歌うことが楽しいと思って下さる生徒さんが

少しでもいてくださいますように。

それが私の、ほんの少しできる大城先生への恩返しです。

秋はお祭りの季節

昨日は、友達の近所のお祭りで依頼されて

ちょろっと歌いに行ってきました。

ようやくあちこちでお祭りも復活しているようで、いいですね。

伺った旗の台も、近所のお店や飲み屋さんが露店を出して

ハロウィンということもあり、仮装した子供たちも集まって賑やかでした。

 

もともと、日本は秋にお祭りが多いですよね。

神社でも例祭は秋に行われることが多いですが

お米の収穫時期である秋に、その実りを感謝し神様に捧げるのが始まりだそうです。

まぁ現代は、夏は暑いし、ちょっと涼しくなってからという事情もあるでしょうが。

「収穫」はharvest なので、秋のお祭りの理由を説明するとすれば

Originally Japanese people held festivals in autumn to thank Holy Spirits for good harvest.

(もともと、日本人はお祭りしていました。/ 秋に / 神様に感謝するために / 収穫を)

こんな感じになるでしょうか。

 

また、夏祭りの起源は、害虫や台風を追い払うことが由来です。

夏は病気も流行りやすいため、病気をもたらす厄を払うという意味もあったと言われています。

これは、英語で説明すると

Summer festivals in Japan were originally to drive the pests, typhoons or evil spirits away.

(日本の夏祭りは、もともと追い払うためでした。 / 害虫や台風、厄を)

 

お祭りも、季節や地方によってその意味は様々です。

最近、国内の観光通訳案内の依頼が急激に増えてきていて、毎日のように依頼がきますが

(教室業務が忙しくてそれどころではなく、まだ一度も行けてませんが)

日本のご案内をする際には、名所旧跡の説明だけではなく

こういった文化的な背景も説明することで、より理解を深めてもらえたりします。

ただ、最近のハロウィンの騒ぎのような、ちょっと理解に苦しむものについては

まだうまい説明が見つかっていません。

とはいえこれも現在の日本文化の1つ、ちゃんと考えておかねばとは思っています。

あ、明日開園のジブリパークについても調べなくては。

流行が次々と生まれ、名所も続々増える日本を観光案内するのは、実は結構大変なんです。

シニアの生徒の1人である母からの学び

昨日から1泊で、実家に母に会いに行ってきました。

妹が近くに住んでいますし、今のところ健康面でも何も問題ないのですが

とはいえ母も84歳、3ヶ月に1度くらいは顔を出すようにしています。

 

母は手芸が好きなので、習い事といえばパッチワークと洋裁、和裁。

最近ようやく駅近くの、市が開催する合唱のクラスが再開されたそうで

これでまた月1回、繁華街に出てデパートでぶらぶらする時間ができるわーと

結構嬉しそうでした。

 

母が合唱に興味があるとは知らなかったのですが、お友達に誘われたそうで。

歌が大好きという訳ではないものの嫌いではないし

お友達と出かけて、ランチをしてから歌って

その後デパートに寄ってちょっとお買い物するのが楽しいそうで

話を聞いていると、私の生徒さんたちと重なって見えました。

 

S&Sの生徒さんたちも、教室でお友達とおしゃべりして

その後お茶したり買い物するのが楽しそうです。

確かに英会話教室ではあるのですが

シニア向けの教室を運営していく上では、提供している内容と同時に

やはり「楽しく過ごす」ということが大切なんですよね。

母はいまだに「英語を習いたい人がそんなにおるの?」と不思議そうに聞いてきますが

内容か違うだけで、あなたと同じですよ、お母さん。

いち生徒でもある母の話は、運営側にとっていろいろと参考にもなります。

お母さん、ありがとねー。

 

…でも、新米だからって

お友達から私のためだけに毎年30kgも買うのはそろそろやめようね。

30kgって、200合だから。一年で食べきれる量じゃないから。

しかも10kg持たされて帰るの、大変だから。お願いします、ほんとに。

メキシコ料理がおいしそう

週末、家でひさしぶりにゆっくり映画を見ました。

たまたまみつけたのですが「恋するトルティージャスープ(原題:Tortilla soup)」

2001年の作品で、アメリカに住むメキシコ移民のシェフが主人公で

彼と彼の3人の成人した娘、それに周囲の人々を加えて

それぞれの生き方の岐路を描いたものです。

 

基本的には英語なのですが

ちょいちょいとスペイン語のセリフが挟まれていたり

娘たちが英語とスペイン語のミックスで話をすると

父親が「スパングリッシュ!どちらかにしろ!」と注意したり

個人的にはそういう点も楽しめた作品です。

ストーリーも結構よくて、若干説明不足なシーンはありましたが

十分に楽しめた作品でした。

 

何より、主人公はメキシコ料理店を経営しているシェフで

毎週日曜には、家で娘たちと夕食を囲むのに、様々なメキシコ料理を作る設定で

映画には本当にたくさんの種類のメキシコ料理が出てきます。

メキシコ料理というと、日本ではタコスくらいのイメージですが

ユネスコ世界無形文化遺産にも登録されていて

地方ごとの郷土料理も多く、種類がとても豊富です。

タイトルにある「トルティージャスープ」とは

野菜や肉、豆を使ったトマト味のスパイシーなスープに

タコスの皮のトルティージャを切って乗せた、メキシコの家庭料理。

これもとても美味しそうで、こんど作ってみたくなりました。

メキシコ料理店は東京近辺にもたくさんありますので

スパイシーな味がお好きな方は、ぜひ一度お試しいただきたいです。

ただ、パクチー(英語ではcoriander)が結構使われますので

苦手な方(私を含め)はご注意を。

 

おまけですが、映画の中で、主人公の小さな友達にお弁当を作ってあげる展開があり

ある日スクールバスの乗り場で待っていると、お母さんがやってきて

「She is a bit under the weather today.」と言うシーンがあります。

under the weather = 調子が良くない ですね。

I feel sick. というと、例えば車に酔って気分が悪いとか、急になる感じなので

今日は調子がよくないなぁという時は、 under the weather がぴったり。

二日酔いの朝や、ちょっとだるい時など、つぶやいてみてください。

いつもお伝えしていますが

英語を話せるようになるには、口に出す回数が決め手です!

ガイドブックで旅行を楽しむ

「地球の歩き方」というガイドブックをご存知でしょうか。

世界を個人旅行するのに欠かせない、かなり分厚いガイドブックで

私も20歳で初めて海外旅行をした時から、常にお世話になっています。

 

このパンデミックの中、売上も9割減ととても厳しい状態だったらしいのですが

その間にこの「地球の歩き方」が進化していました。

各国のガイドという立ち位置から

その知見を活かして「旅の図鑑シリーズ」というのが発売され、ヒットしています。

最初は「世界244の国と地域」という、世界地図の解説版のようなものから始まり

世界の島の紹介や、世界の名物料理バージョン、

宮殿の特集から、世界のカレー図鑑など、切り口が斬新で

行きたい国から探すのとはまた違った面白さがあります。

 

私は旅行好き&本好きなので

普段から世界の文化についての書籍や旅行記などを読むのも好きなのですが

この「地球の歩き方」の新しいシリーズは、もはや読み物で

いろいろな文化を比較しながら知ることができるのが楽しいです。

最近は海外だけではなく

日本酒の酒蔵をめぐるとか、御朱印でめぐる全国の絶景神社など

日本国内のガイドブックも発売されているので

趣味を軸に国内を旅行される方にはよいのではないでしょうか。

 

旅の計画を立てることは、脳の中でも記憶を司る前頭前野を活性化させると言われています。

時刻表を見て移動の計画を立てたり、旅先の歴史や文化、特産品などを調べることで

前頭前野が働くんだそうです。

それでなくても旅のことを考えるとわくわくするもの。

わくわくの気持ちは、それもまた脳の活性化につながります。

ガイドブックを読んで、想像だけでもいいので

旅に出る予定を立ててみて、わくわくしてみてはいかがでしょうか。

 

ちなみに、「地球の歩き方」シリーズの最新刊の1つが「世界のすごい駅」。

駅好きの私としては、ぜひ読んでみたいと思っています。

旅はやはり楽しい

一昨日、無事アルゼンチンから帰国しました。

あちらは初春、毎日上着を着ていた状態から日本に戻ると暑くてびっくり。

今週のクラスで何を着ようか、ちょっと感覚がわからなくて戸惑っています。

 

アルゼンチンは特に、日本から一番遠い場所ですので

いやというほど飛行機に乗っての旅になりますが

その辛さを含めても、やはり旅行をするのはいいものです。

日本も今月11日から外国人への鎖国状態を原則すべて撤廃となりますし

今年の紅葉シーズンは外国人の姿も多くみられることになるのではないでしょうか。

海外を旅行することからしばらく離れていると

やはり日常と違う体験をすることは、本当に楽しくて貴重なことだとしみじみ感じました。

 

あいにくの円安や、飛行機の価格高騰もあり

海外へ行きたくても、値段のことを考えると二の足を踏んでしまう状況ではありますが

とはいえ人生一度きり、やりたいことはやりたい時に。

もし状況が許すのであれば、久しぶりの海外旅行を計画してみると

わくわくする気持ちが味わえて、日々が楽しくなりますよ。

次のGWにまたスペインに行こうかと思ってチケットを探していたら

昨日あったものが、今日はもう売り切れと、結構動きも激しいようです。

また12月にはおそらくサーチャージの改訂もはいり、また高くなりそうですので

思い立ったら今のうちに予約されることをお勧めします。

 

英会話教室にも、幸いお問合せが増えてきました。

やはり旅行が可能になると、英語にも目を向けられるのでしょうか。

日本も早く以前の状態に早く戻りますように。

日本と全く違う世界のアルゼンチン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 クラスの合間を利用して、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスに来ています。

日本からは地球の裏側、最も遠い首都です。

今回はパリ経由の便にしましたが、

ロシア上空を飛べないため、北極の上を通ってパリまで14時間と少し、

4時間半ほど待って、再度飛行機でブエノスアイレスまで12時間半と計32時間の旅。

いつもながら泣きそうになるほど遠いですが

無事なんとか到着し、6泊10日を、何の予定も立てずのんびりと過ごしております。

 

2年半前、パンデミックの直前に結婚式のため訪れたのが前回でしたが

今回来てみて、大きく変わっていたのが貨幣価値でした。

もともとアルゼンチンは経済的に不安定で

政府の公式両替レートと、街中の両替所のレートが大きく違うことがしばしば起こります。

(もちろん街中のほうがお得です)

前回の訪問の際は、比較的政府がコントロールできていて、その差があまりなかったため

カード払い(=公式レート扱い)でも問題なかったのですが

この2年半の間に国際的信用が低下し、またレートの差が大きくなっていて

今回は1ドルが公式147ペソなのに、街中で両替すると285ペソ!

ほぼ倍の金額になっていました。

銀行で両替すると100ドル変えれば14,700ペソなのに、街中では28,500ペソもらえるわけです。

そりゃ観光客は誰だって、面倒でもカードじゃなくて両替して現金で払いますよね。

しかも前回は1ドル60ペソほどだったのに、今回は公式でも147ペソ。

ペソの価値は半分以下になっており、日本の円安どころの騒ぎではありません。

 

私も久しぶりに、街中の両替所でドルを両替し

びっくるするほどの札束になったペソを目の前に、ちょっとお金持ち気分です。

写真がそれで、300ドル変えたら1000ペソ札で全部くれたこともありますが

こんなことになってしまいました。

しかし同時にインフレも月7%の勢いで進んでいて、物価自体がものすごく上がっているため

以前1,000ペソで食べられた定食が1,500ペソになっていたり

アルゼンチンの人たち、大丈夫かしらと心配になってしまいます。

実際友人に聞くと、やはりもう大変という答えしか返ってこないのですが。

 

インフレが急激に進んでいるので、貨幣の価値も全く変わっています。

以前の残りで持っていた2ペソ&5ペソの紙幣やそれ以下の硬貨は

今や使用できなくなっていて、帰りに成田でのユニセフ募金箱行きが決定です。

日本で考えれば、物価が上がって10円玉や50円玉が使えなくなるような感じですかね。

想像したことすらないですが、ここではそれが現実。

旅行すると、世界には、自分の当たり前が通じないところがあることを実感します。

 

ちなみに、現金払いで久しぶりに悩むのが、両替金額の調整です。

余っても日本では両替できない通貨だし、かといってカードで払うのは馬鹿らしいし。

というわけで、毎日残金と為替レートをにらめっこする日々。

昔は旅行中こういう悩みも当たり前でしたが、電子化の今は少々懐かしい気分です。

外国の小銭が電子マネーに替えられます

「Pocket Change」という機械、ご存知でしょうか。

外国のお金を入れると、SUICAやPASMO、nanacoなどの電子マネーや

楽天Edy、Amazonのギフト券に変えられるというものです。

 

この機械のすごいところは

紙幣だけでなく、コインも対応してくれるという点。

海外から戻った際、どうしてもコインが手元に残ってしまうこと、ありませんか?

空港のユニセフの募金箱に入れるようにしていますが、忘れることも多く

スーツケースにはもうどこのコインなのかわからないものがたくさん…

かといってお金ですから捨てるわけにもいかず、持て余していました。

Pocket Changeのサイトを見ると、ちょうど近所にあることがわかり

ちょうどいいので試しに行ってみることに。

 

操作は簡単で、始めに交換先(SUICAにするなど)を選び、小銭や紙幣を入れるだけ。

対応している通貨は米ドルやユーロ、韓国ウォン、中国元など10種類で

今後増やしていく予定とか。

何がいくらあるのか、もはやわからない小銭をせっせと入れていくと

通貨ごとにいくらなのかを自動的に計算し、それぞれの通貨のレートで円換算してくれます。

手数料はどれくらいかな?おそらく15%程度な感じがしますが

小銭が日本円に替えられるのですから、このレートであれば十分だと思います。

対応していない通貨は「寄付していいですか?」と出るので、迷わず「はい」

SUICAへのチャージが完了すると、レシートが出てきて

どの通貨でいくらになったかがわかります。

私の場合、なぜか行ったことのない韓国のウォンが計算されていました。

どこかの通貨の大きさがウォンと似ていたのかな。申し訳ない。

 

ともあれ、本当に操作が簡単で、気になっていた小銭もなくなり

ちょっとしたお小遣いがSUICAに入って満足です。

機械は、成田や羽田空港の他、横浜駅付近や町田のグランベリーパークなど

生徒さんたちの生活圏にもあるようです。

こういう新しいものに触れることも、脳の活性化に役立ちますし

クラスでお伝えしてみようかと思っています。

中秋の名月

先週の土曜は十五夜、中秋の名月でしたね。

お天気もよく、私の家からもきれいなお月さまが見えて、しばらく鑑賞しておりました。

 

まだまだ夏の名残も濃いこの時期になぜ「中秋」なのかというと

中国の旧暦からきている習慣で

旧暦では7~9月が秋なので、8月15日はちょうど秋の真ん中ということらしいです。

日本には平安時代に伝わり

貴族たちは、月を眺めて和歌を詠む「観月の宴」を開いて楽しんでいたとか。

また、中秋の名月を、「十五夜」とも言いますが

月は新月から満月まで15日かけて満ちていくため

旧暦では新月の日から数えて15日目の夜を十五夜と呼ぶんだそうです。

なので、秋に限らず15日めの夜はすべて十五夜なのですが

中でも中秋の名月が美しいので、特にこの日を指すようになったらしいですね。

 

また、お月見団子も中国から伝わった風習で

中国では名前の通り月餅を供えるらしいですが

日本ではもともと芋や豆を供え、形を変えて満月を表わす現在のお団子になりました。

ススキを添えるのは

災いから作物や家を守ってくれる魔除けの力があると信じられていたからだそうです。

生徒さんに、様々な季節行事を大切にされている素敵な方がいらっしゃいますが

先週もおそらくお月見団子を作って、ススキとともに供えていらっしゃったのでしょう。

そんなちゃんとした生活ができる大人になりたいなぁ。

 

ちなみに英語では、この時期の美しい月は Harvest Moon=実りの頃の月 と呼びます。

お団子は dumpling、ススキは Japanese pampas grass

十五夜は 15th night とでも言いましょうか。

こういう季節行事は、どうやって英語で説明するかを考えるのも面白いものです。

皇居見学に行ってきました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 先日、皇居参観に参加してきました。

いつでも入れる外苑ではなく、宮内庁に申し込んでガイド付で案内頂くツアーです。

以前から、外国人観光客に「皇居ってどう?」ときかれることがあり

一度行ってみなくては と思っていたのをようやく実現。

 

ガイドツアーは朝10時と午後1:30の2回で、宮内庁のホームページから申し込みます。

当日参加枠もありますが、結構人気らしく

私が予約した際、朝の予約枠はあと7つしか残っていませんでした。

ツアー開始の30分前から受付で、久しぶりに通勤客に囲まれながら9:30に東京駅へ。

桔梗門で受付を済ませて、待合室で説明を受けた後

ガイドさんに連れられてツアー出発です。

私が参加した日は日本語と英語、中国語のガイドさんがいらっしゃいました。

何も考えずに日本語のガイドさんについていきましたが

途中で、勉強のために英語にすればよかった…とちょっと後悔。

 

ツアーは約1時間、

お正月などに皇族の方々が手を振られる、あのベランダのある宮殿や

宮内庁の建物、手入れの行き届いた庭などを、約2kmほど歩いて終了です。

まず思ったのは、夏は行くものじゃない…暑い!

ずっと外を歩くので、暑い日は本当につらい&私の行った日は暑かった…

ガイドさんも「夏はおすすめしません、秋にまたいらしてください」とおっしゃってました。

お庭はとてもきれいで、紅葉や桜の木がたくさん植えられていたので

確かに紅葉の季節はとても美しいのではと思いました。

あと、旧江戸城である皇居は、もともとのお城は残っていませんが

富士見櫓や伏見櫓など、お城につきものの建物は残っていて

皇居の内部からは、大手町の高層ビルをバックに時代劇のような建物という

ここでしか見られない景色を楽しむことができました。(冒頭の写真です)

 

確かに暑かったものの、体験できたのは非常によかったです。

ツアーの後、すぐ近くの和田倉噴水公園に昨年できたスタバに立ち寄り

噴水を眺めながら、のんびり休憩できました。

皇居ツアーは無料ですし、一度行ってみられるとよいと思いますよ。

 

ちなみに「皇居」は英語で Imperial Palace

宮内庁は Imperial Household Agency

宮内庁って「皇族係」っていう感じの英語なのが、いつもちょっと笑えます。

日本入国PCR検査なくなりますね!

9/7から、日本入国時のPCR検査が基本不要になるそうです。

ワクチン3回接種が条件ですが

(それもなんで必要なのか今となってはよくわかりませんが)

今までは日本帰国便の72時間前以内にPCR検査を受けることが必要でした。

ニュースでも、それで陽性が出て帰れなくなる人などが報道されていましたが

今や日本より海外の方が陽性者が少ないくらいですし

意味のない制度だと思っていたので、なくなる決断は大歓迎!

これで海外旅行が大幅に行きやすくなります。

 

実はGWに10日間ほどこっそりスペインに行っていたのですが

現在はアジアの方が規制が厳しくて、ヨーロッパではアジア人の団体客が見当たらず

とても静かで落ち着いた雰囲気を楽しめました。

「中国人観光客」とひとくくりにするのは好きではないのですが

客観的に見て、やはり美術館などで大きな声が響くのは中国語が多くて

現在それがないので、ゆっくりと絵画鑑賞が楽しめます。

また、団体観光バスがどーんと何台も横づけになって

レストランやお土産屋さんにわーっと人が押しかけてくることもないので

観光地でも本当に雰囲気がいいです。

今のうちにヨーロッパを楽しむの、本当にお勧めします。

 

ただ、フライトが高いですよねー。

値段のうち、本来の航空券より燃料サーチャージの方が高いくらいです。

10月にまた値上がりするのは確実なので、9月中の予約がおすすめ。

あと、ヨーロッパの国々はちゃんと物価が上がっています。

スペインでもお昼の定食が、3年前は10ユーロほどだったのが12ユーロなどになっていました。

さらに円安もあって、ツアーなどCOVID前の倍くらいの値段になっていて驚きますが

2年以上も行けていなかったですし

ご予算が許すのであれば、行きたい時に行くのが一番だと思います。

 

以前は生徒さんたちも、いろいろなところに行かれて

お土産話を聞いて「このフレーズ使いました!」と言って下さるのが

とても嬉しく、楽しい時間のひとつでした。

早くその時間が戻ってきますように。

それぞれの考え方があると思いますが

個人的にはそのハードルがなくなったことに、心から感謝したいと思います。

コロナにかかる人も身近になりました

生徒さんの中にも、ちょいちょいとコロナ感染の方が出ています。

ご自身じゃなくても、家族がかかって隔離でお休みというのも少なくないです。

幸い重症の方はまだいなくて

「熱があったので病院に行ったら陽性で、隔離になりました。でも元気ですー」

なんていうLINEが来たりして

もうインフルエンザと同じなんじゃないかしらという感覚になってきています。

 

「コロナにかかった」を英語で言うとどうでしょう?

いろいろと言い方はありますが

一番簡単なのは「風邪をひく」と同じ、catch を使えばいいですね。

あと、「コロナ」は英語では「COVID」なので

I've caught COVID. で「コロナにかかった」になります。

あと、隔離は「quarantine(クォゥレンティィン:クォが強いです)」なので

「I'm in quarantine for 10 days.」 10日間隔離です などの言い方になります。

 

毎日スペインの24時間TVニュースをネットで見ているのですが

ヨーロッパではコロナは完全に過去のもので

今のニュースは熱波と山火事、それにウクライナの戦争と光熱費の高騰です。

どんなに予防をしても、100%の感染防止は実際不可能ですし

これだけ感染が身近になっていて

インフルエンザと比較しての重症化率も、違いが1%以下の現在であれば

怖がらせるだけのメディア報道ではなく

前向きな対策と世論を作る方向にできるよう、考えてほしいものだと思ってしまいます。

海外には蝉がいない?

お盆休みを利用して、実家に来てみました。

そんなに田舎というわけではありませんが、川崎の自宅よりはよほど木が多いので

家にいてもずーっと蝉の声が聞こえてきて、いかにも夏休みな感じです。

 

この、蝉の大合唱もかなり日本独特の光景ですね。

生存圏の北限がイギリスあたりらしく、ヨーロッパには蝉があまりいなくて

南欧にはいるものの、森に住んでいるため、街で声を聴くことはほとんどありません。

アメリカは、何年かの周期で大量発生する「害虫」的な扱いです。

アジアも緑が豊かなので、普段は森に住んでいて市街地で大合唱を聞くことは少ないとか。

 

蝉は英語で「cicada(スィケイダ:ケが強い)」です。

英語では、生き物が「鳴く」にはそれぞれの音にあった動詞がありますが

蝉が「鳴く」はその音の質や、音をどう思っているかで動詞が変わる気がします。

好意的に思っている人なら Cicadas are singing. でしょうし

うるさい!と思っていたら Cicadas are making noise. とおっしゃるかも。

 

蝉の声に夏を感じるのは日本人独特の感覚で

外国人にはただの騒音にしか聞こえないそうです。

外国人観光客が、ホテルに蝉の声がうるさいという苦情を入れたこともあるそうで。

確かにうるさいと言われればそうですが、

蝉の鳴かない夏っていうのも変な感じがするのは、やはり自分が日本人だからですね。

 

南仏のプロヴァンス地方では、蝉は幸運の象徴で

お土産品も蝉をあしらったものがたくさん売られています。

日本では、1週間で死んでしまうはかなさの象徴ととらえることが多い気がしますが

思い切って日本の夏の名物として、何か商品化したら

外国人観光客にも少し好意的にとらえて頂けるようになるかも。

どなたかそういうの考えて下さらないかしら。

今日はそろばんの日、なんだそうですね

本日8月8日はそろばんの日。

なんでも、そろばんの玉をはじく「ぱちぱち」という音からだとか。

そろばんは英語で「abacus (アバカス:アが強いです、appleと同じア)」ですが

そろばん自体を知らない人が多いので

おみやげやさんなどで小さいそろばんを見つけたりすると

「Japanese tradicional calculator (日本の伝統的な計算機)」と紹介して

ひととおり盛り上がったりします。

 

そろばんの起源はメソポタミア文明時代からあったとも言われていますが

日本には15世紀頃に中国のものが入ってきたのが始まりのようです。

江戸時代に寺子屋で教えられて以来、日本では教育の基礎の1つとされていて

今でも小学校では、ほんの紹介くらいの時間ではあるものの

授業でそろばんがあるそうですね。

 

さらに現在では、そろばんが十進法の理解に役立つことや

脳の情報処理能力の向上につながることから

世界中で子供の教育に使用する国が増えてきているとか。

確かに、外国に行くと、いかに日本人が暗算に長けているか実感します。

私もそろばん世代なので、ちょっとした代金の計算くらいは暗算でやりますが

無意識に指がそろばんの玉を空中ではじいたりしていて、不思議に見えるようです。

今では100円均一のお店などで小さいサイズのが売られていますので

外国人と何か交流がある際など、実演してあげると盛り上がったりしますよ。

 

ところで、「ぱちぱち」で8月8日とか

こういう数字と音の語呂合わせって、本当に英語に訳しにくいです。

「語呂合わせ」は英語で「pun(パン)」や「play on words」と言われますが

英語自体に日本語のような語呂合わせの文化がないことに加え

日本語は擬音語・擬態語がものすごく多いため

この話題になると本当に説明に四苦八苦します。

なので、なるべくそういう話題に持って行かないように心がけます。

これも立派なガイド中の技術の1つです。(開き直り)

横浜川崎ナイトクルーズに参加

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨日、友人に誘われて

横浜の大さん橋から出る「夜景クルーズ」に行ってきました。

19時に出港し、川崎の工場地帯の夜景を楽しんで

最後みなとみらいの夜景で帰ってくるという、1.5時間のクルーズです。

クルーズとは言っても、定員50人ほどの小さな船で、食事が出るわけでもないのですが

天気も良く出港時には夕焼けがきれいで

海から眺める横浜や川崎の夜景も新鮮で、いい体験でした。

 

このナイトクルーズ、京浜工業地帯の夜景が未来的できれいということで人気で

昨日も夏休みとあってか40人ほどの乗船客がいて、結構な乗船率でした。

が、実は私、三重県四日市市、石油化学コンビーナートの町の出身。

コンビナートの夜景は日常生活の一部だったもので

正直目新しさは何もなく、皆さんがなぜそれほど興奮しているのか理解できず…

とはいえ、逆に子供の頃に見た景色が既視感とともに蘇ってきて

おそらく他の方々とは別の意味でしみじみと感動していた感じです。

友人は「未来都市だー!AKIRA(アニメ)の世界だー!!」と楽しんでいて

そうか、AKIRAは海外でも人気のアニメだから、そのあたりの趣味の人に勧めればいいのか と

ガイドの仕事の参考にもなりました。

 

海外からの観光客を案内することがなくなってはや2年半以上になります。

この時間を利用して、なかなか自分では行くことのない観光地を回って

また観光客が戻った際の案内に役立てようと思っていながら

なかなか実行できていません。

皇居の無料見学も、どらえもんミュージアムも、豊洲市場もまだ行けてない…

夜景クルーズも、そういう観点から一度行っておかなくてはと思っていたので

友人が誘ってくれて、1つ課題が終わりました。ありがたい。

これを機に、ちょっと他の観光地も積極的に回ってみたいと思い

早速皇居見学を予約すべく、宮内庁のサイトを見てみたのですが

さすが夏休み?8月末まで既に予約はいっぱい💦

(基本午前午後の1日2回ですが、8月までは暑さのせいか午前のみということもあり)

秋になったらこれは是非実行したいと思います。

短いフレーズをたくさん

昨日は少し時間があったので、久し振りに家で映画を見ました。

「ホリデイ(原題:The Holiday)」という、

キャメロン・ディアスとケイト・ウィンスレットが主演のラブコメディです。

あまり重たい映画を見る気分ではなかったので、気楽に楽しめました。

※余談ですが、「ラブコメディ」は和製英語、正しくは romantic comedy ですね。

 

こういった、日常生活的な映画を見ると

短いフレーズが本当によく使われていることがわかります。

「がんばって!」という時、「Good Luck!」は結構耳にしたことがあると思いますが

映画では「Keep going.」も出てきました。

そのまま続けていって!という感じで「がんばって」になります。

あと、キャメロン・ディアスが休暇を取りたいとスタッフに言った時

「I mean it.」=本気よ というのもありましたし

家に人を入れてあげる時は「Come on in.」ですね。

 

クラスでも、会話教材の中にいろいろな短いフレーズを出しています。

ちょっと長い文章を覚えて、目的語などを入れ替えて使うのも大事ですが

こういった、ちょっとしたフレーズを覚えていくと

映画を見る際にすっと耳に入ってきたりして嬉しいものです。

で、自分で使えるともっと嬉しい。

気持ちと一緒じゃないとなかなか覚えられないので

「本気よ!」と言いたいシーンで口に出してみるのが効果的です。

あとは、元の音に近く発音することを意識して。

「I mean it.」なら「アイ」は本当に弱く

「mean it」はくっつけて t はなくし「ミィニッ」のミだけを強くします。

 

この映画、セリフが結構おしゃれで、気の利いたものが多かったです。

失恋して落ち込んでいるケイト・ウィンスレットに、お友達になったおじいちゃんが

「人生の主役は自分なんだから」 You're the leading lady of your own life.

と言ったのがとてもいいシーンでした。

2006年の作品と結構前のものですが、主演の女優さん2人もかわいらしくてお勧めです。

脳科学的にも勉強には「楽しい」が必要

先日読んだ雑誌の記事に

「人間の集中力は15分が限度」という内容がありました。

アメリカの大学の研究でも、15分に一度、テーマを変えるなどしてリフレッシュすると

学習効果があがるという結果がでているそうです。

 

さらに興味深かったのが、脳はエネルギーを多く必要とする器官のため

いらない情報は忘れるようにできているという記述でした。

「いらない情報」というのは、自分が楽しいと思わないことも含まれるため

なんと、勉強は、脳の持つその性質と戦わなくてはいけない作業なんですね。

ただ、「おもしろい」と思ったものは記憶に定着しやすいので

わくわくした時に脳からでる「シータ波」というものと一緒になった情報は

脳が必要と判断して記憶するんだとか。

S&Sで目指している「楽しいクラスを」というものは

勉強法としても正しいということになり、ちょっと嬉しかったです。

 

クラス中に雑談しながら笑ってシータ波がでると、それが記憶を助けます。

関西人であるからか、私は生徒さんが笑ってくださると

ついつい授業の本筋から離れて違う方向へ進んでしまうのですが

(一応英語の話題なんですけどね)

それも記憶を助けていると思えば罪悪感もちょっと薄れるかも。

あとは、前述した「集中力は15分」というのと合わせて

15分ごとをメドに、ちょっと雑談で笑ってまた別のテーマへ というサイクルを意識すれば

さらに効率よく記憶できるのかもしれません。

 

ちなみに、記憶を助ける「シータ波」というのは、歩くことでも出るそうですよ。

なので歩きながらの勉強はおすすめなんだとか。

クラスの帰り道、歩きながら今日の内容を思い出してみたらいかがでしょう。

でもそこまで一生懸命になると、こんどは楽しさがなくなってしまうので

あくまで楽しく、のんびり、長く続けていきましょうね。

「日焼け」の英語は2種類あります

10日ほど前になりますが

甲府のワイナリーさんに、ふどうの袋がけのお手伝いに行ってきました。

結構有名なワイナリーらしく(知らなかった…)

一般募集はしておらず、知人の紹介でお邪魔したのですが

スタッフの方は皆いい方で、大自然の中、一日気持ちよく過ごすことができました。

 

とはいえこの季節、日差しは強烈で

「長袖、長ズボンで来てください」というご指示どおりで臨んだものの

Tシャツの袖が少々短かったようで&日焼け止めに思い至らず

作業が終わって気が付けば、あらら手と手首の上部までが見事に日焼け。

まぁもともと色が白いわけではないので、それほど気になる感じではないのですが

一緒に行った色白の友人は、まるで手袋をしているような焼けっぷり。あーあ。

 

さて、「日焼け」という英語ですが

皆さんが思い浮かぶのは「sunburn」「suntan」どちらでしょうか。

どちらも正しいのですが、「suntan」の方が、健康的な、小麦色の感じがあります。

逆に「sunburn」はちょっと痛そうな感じ。

画像検索をしてみると、痛々しい真っ赤な写真が出てくると思います。

どちらも「日焼けする」という表現にする場合

get を使って get a suntan / sunburn にすればOKです。

私の今回の場合であれば、赤くもなってないので

I got a suntan at Kohu helping a vineyard. (ブドウ園のお手伝いで日焼けしました) 

という感じでしょうか。

 

ちなみに、本などが日に焼ける感じは、見たままの「黄色くなった」という言い方で

turn yellow を使います。

本はこんがり日焼けという感じではないですもんね。

 

でも、本当に、青い空の下での作業は気持ちよかったです。

お手伝いだからそう言えるわけで

実際農業をなりわいにしている方々は、楽しいとか言ってられないんだと思いますが。

次回の甲府訪問は、昨年行って美味しさに感動したブドウ狩りの予定です!楽しみ!!

Take it one day at a time. 一日一日を確実に

先日、アメリカに帰ったKimちゃんからメールが届きました。

帰国前、あちらの家族に少々問題があるという話を聞いていたので

こちらから連絡するのも少々憚られていたのですが

「どうにかやっています」という内容で、ちょっと安心したところです。

 

「どうにかやっています」という表現ですが、彼女のメールにはこうありました。

" I’m taking things here one day at a time."

take things one day at a time で

目の前のことを、ひとつひとつこなしていくという意味になります。

誰かに「一歩一歩確実にね」とかいう場合は、things の代わりに it にして

「Take it one day at a time.」と普遍的な感じで言うことも多いですね。

「Take each day as it comes.」も同じような意味になります。

この take の使い方は

「自分の方に取り込む」という、基本のイメージで使っている感じです。

 

英語の勉強をしていても、なかなか上達が実感できなくて

嫌になることもしばしばあるかとは思います。

勉強だけでなく、他にもいろいろな場面でつらくなることもありますが

そういった時、このフレーズは結構自分の支えになっています。

日本語より、英語の方が軽やかな感じがして

あまり深刻にならず、さらっと口に出して言えるので

こういうフレーズを持っていると、気分がちょっとラクになりますよ。

 

ちなみに、Kimちゃんはアメリカに帰っても

引き続き私の教材のチェックを引き受けてくれると言ってくれています。

作業した内容はメールで送付できるし、

わからない部分を聞きたければ、ネットでビデオチャットをつなげればOK。

何か支払いが発生すれば、PayPalを通じて手数料なしで送金できます。

本当に便利な世の中になったものです。

洋食は和製英語ばかり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先週末、実家に行ってきました。

母親の常で「何が食べたい?」と聞かれたのですが

食べ物にあまり興味のない私の常で「うーん…」

ふと思い付いたのが、高校生の時に時々行っていた喫茶店のスパゲティ。

「Tabeのスパゲティが食べたいなぁ」ということで、母親と妹とともに出かけました。

 

私の実家は、三重県の四日市市というところなのですが

名古屋から近鉄で40分ほどで、文化的にも名古屋の影響が強いところです。

名古屋の名物の1つが「鉄板ナポリタン」

ケチャップ味のナポリタンを鉄板に乗せ、溶き卵を周りに流したもので

名古屋の喫茶店では見かけることが多く、懐かしい味です。

サラダと、コーヒーかモカソフトクリームがついて850円。

11時の開店前に行ったのですが、開店と同時に満席で

40年も続いている店がいまだに流行っているのを見て嬉しく感じました。

 

このナポリタンというスパゲティは日本生まれなので

横浜のホテルニューグランドが発祥だと聞いたことがあります。

イタリア人にとっては、スパゲティをケチャップで炒めるというのが信じられないようで

日本に来たイタリア人の友人は

「スパゲティに対する侮辱だ!」と真面目に怒っていましたが

イタリア以外の友人たちは、食べると結構気に入ってくれています。

日本発祥なので、もちろん英語にはなく

説明する際は Spaguetti fried with ketchup と言わないといけないですね。

カレーライスは Curry and rice(カレーではなく、クリィな感じの発音)

オムライスは Omelet with rice

ハンバーグは Hamburg Steak、アメリカにハンバーグだけを食べる習慣がないので

steak をつけてハンバーガーではないことを明確にする必要があります。

 

洋食は日本食の一部で、日本人が独自に発展させた食事です。

他にもいろいろあるので、英語でどう説明したらいいか、考えてみるのも面白いですね。

ちなみに、名古屋の鉄板スパゲティ、おいしいのでもっと広がればよいのにと思うのですが

東京近辺で見かけたことがありません。

妹はこれが好きで、鉄板まで買って時々自分で作っているとか。

「なかったら玉子焼きフライパンでできるよ」と言われたので

今度自分で作ってみようかな。

「値上げ」は英語で?

なんだか最近、いろいろなものの値段が上がっているようで

個人的には、野菜は宅配を取っているし

パンも平塚教室の近くのパン工場の耳が好物なので

(パン耳、昔から好きなんです…平塚の高久製パンさんは大袋入りで120円)

まだそんなに実感がないのですが

メディアでは結構ニュースになっているようです。

 

「値上げ」さて英語で?

一番一般的なのは price increase でしょうか。increase は増大の意味ですね。

「●●の値上げ」なら 「price increase in ●●」と、in でつなぎます。

急な値上がりを言う際には price hike ともいいますね。

ハイキングの hike ですが「急な引き上げ」という意味で、動詞でも使います。

 

ただ、英語では名詞で使うより、「●●が値上げになった」というような動詞フレーズが多く

「The price of gas has increased.(ガソリンの値段が上がった)」

こんなような文章になります。

動詞で使うなら、increase の代わりに go up を使っても十分通じます。

先ほどの文章なら 「The price of gas has gone up.」 こんな感じですね。

hike を使うと、「急に上がった」感が出るので、例えば玉ねぎの値段が急に上がったなら

「Onions have been a hike in the price.」こんな言い方もできます。

 

値上げ自体、提供している側の原価が上がったのであれば仕方ないとは思いますが

とはいえ賃金が上がらない中では、やはりしんどいですよね。

ここ20年以上もの間、日本は物価を抑えてきたので、なおさらです。

海外はちゃんと物価(と賃金)が上がってますから

最近は海外に行くと、本当に日本が安く感じます。

ましてやこの円安。次の海外旅行がちょっと怖い…

 

あ、ちなみに「値下げ」は「price decrease」、decrease は increase の反対、減少ですね。

「プライスダウン」は和製英語なのでご注意。

いかにも英語っぽいですけどね。アブナイアブナイ。

お手伝い+たび=おてつたび

 「おてつたび」というサイトをご存知でしょうか。

人手が必要な地方の仕事場がある一方で

旅行をしたいけどなるべくお金をかけたくないという人がいて

双方をつなぐ情報サイトです。

募集をしているのは、農家や旅館、観光地の飲食店などが多く

お手伝いをする人は、旅費は基本的に自分持ちですが

遠方での短期バイトということになるので、働いた分の報酬は出ますし

滞在中の宿泊は無料、食事は仕事場によりますがまかない付のところもあり

きまった時間を働けば、あとはその土地の観光も可能という感じです。

期間も2,3日から1か月程度まで、いろいろあります。

 

前々から友達といきたいねーという話をしていたのですが

GWに、その友達が伊豆高原のホテルで1週間体験してきたとのこと。

仕事は9:00-14:00で、主に客室のお掃除を担当し

あとは伊豆を観光して、なかなか楽しい体験だったらしいです。

同じく「おてつたび」で来た人も何人かいて、若い人からシニアまでいろいろだった様子。

 

この話をクラスでしたところ

「滞在費なしで旅行ができるなら、やってみようかしら」という方もちらほら。

考えてみれば、リタイアされた方ならお時間もありますし

仕事もそんなに複雑なものではありませんから

S&Sの生徒さんのような世代にはぴったりな企画かもしれません。

今はまだ外国人観光客もいませんが

もう少ししたら、観光地の温泉宿なら英会話の練習にもなるかも。

 

私も、今年中には一度体験してみたいと思って、時々サイトを見ています。

旅館もいいし、やっぱり何か農作業の収穫のお手伝いをしてみたいなぁ。

もしご興味あれば一度見てみてください。

https://otetsutabi.com/

※S&Sとは全く関係ありません

独り言、英語の練習では大事です

現在、私の担当で「Nature」という内容をやっているクラスがあります。

春夏秋冬、それぞれの季節の話題にからめながら

お天気や暑い寒い、その時の気分などのフレーズをやっているのですが

毎日のことなので、お天気ニュースを見ながら言えるものばかりです。

 

英語を話す練習をするには、口から出す回数を増やすしかないのですが

普段なかなか英語を話す機会がないのが現状ですよね。

そんな中で、ひとりごとは本当に有効な方法。

前述の、お天気の話題などは特にうってつけで

朝起きて外を見て「Oh, beautiful day!  あら、いい天気!」

天気予報を確認しながら

「It's supposed be cloudy in the afternoon.  午後は曇りになりそうだ」

昨日のように暑くなってきたら「The summer already has come. もう夏がきちゃった!」

などなど、いくらでも練習できます。

お天気だけでなく、お料理や家事、お出かけの際など

思ったことを口に出せば、それが英会話の練習になるんです。

「思ったことが英語で出てこないから」という方は

1日に1つ、練習したいフレーズを決めて

言える機会があるたび、それを口に出すということから始めるとよいですよ。

その際大事なのは、機械的に繰り返すのではなく

そのフレーズを言いたい、言うべきタイイングで使うことです。

先ほどの 「It's supposed be cloudy in the afternoon. 」であれば

今晩の天気、明日の大坂の天気などなど少し変えることによって

一日に何度も練習できます。

リズムよく、音のくっつきや強弱を意識できればなお良しです。

 

ちなみに、英語で「独り言」はなんと言いましょうか。

実は、英語には「独り言」という名詞はなく

「独り言を言う」という表現で「Talk to oneself」と言う表現を使います。

That guy was talking to himself in the park. (その男の子は公園で独り言を言っていた)

という感じですね。

「自分自身に話す」なるほど。日本語と視点が違って面白いです。

ウクレレ&フラメンコ体験クラスが好調!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

英会話の話から外れますが

今月、久しぶりにウクレレと、フラメンコのクラスの体験募集をしています。

この2年間、ちょこちょこ出してみるものの反応がなかったり

すぐまた政府のお願いが出たりで

なかなか本格的な募集ができなくていたのですが

ようやく皆さんも外にでようかなという気分になってこられたようで

反応も上々、たくさんの方々に体験申込を頂き、ありがたい限りです。

 

先日、高齢者専門の精神科医の方の記事を拝見しましたが

自粛生活で外出がおっくうになる高齢者の方が増加しており、

感染を怖がって外に出なくなり、この1、2年で一気に老化してしまった人が多いそうです。

過度に自粛を続けて免疫力が下がれば、別の病気を発症するリスクが増え

感染するよりも人生の損失度合いが高くなると。

基礎疾患をいくつも抱えていなければ、どんどん外出して足腰を使い

他人とコミュニケーションをとることで脳を活性化させる機会を持つ方が良いそうですよ。

もちろん、考え方は人それぞれですが

この2年休まずクラスに通って下さっている生徒さんたちは

皆さん人生前向きで、日々楽しんで過ごしていらっしゃると実感しています。

英会話でも、音楽でもダンスでも

S&Sの教室に来ることで、今日も楽しかったと思えるような方が増えるのが

私たちの一番の望みです。

 

私自身は、フラメンコ教室(横浜のみ開講)をお手伝いしているのですが

既に体験の枠が埋まってしまい、キャンセル待ちをお願いするくらいの嬉しい悲鳴!

体験は5/28(土)14:30から横浜教室にて。毎月第2・4土曜のクラスです。

その次は6/11(土)なので、もしご興味ありましたらお気軽にご連絡ください。

今回は、体験後ご入会された方に、先日スペインで購入してきた扇をプレゼント♪

またたくさんの新しい生徒さんにお会いできるのを楽しみにしています。

 

英会話祝8周年!

この5月で、S&Sの英会話教室を始めて丸8年となりました。

町田で開講した後、間もなく平塚でも始め

今では横浜と阪東橋を加えた4ヵ所で、たくさんの生徒さんに参加頂いています。

 

特にこの2年間は、他のいろいろな教室同様

続けること自体が大変な時期でしたが

「ここがなくなったら行くところがなくなるから、続けて下さい!」という

ありがたいお言葉に支えられ、

どうにか存続することができました。

本当に、本当に感謝しかありません。

 

開講当初から通って頂いている方も多く

「もう9年生、小学校から数えたら中学3年生になるのにちっとも覚えられないー」と

嘆く声も聞こえてきますが

いつも申し上げているように、週2回のゆっくりクラスですので

毎日授業かある学校とはペースが違いますし

何より目的は楽しく過ごすこと。

英会話教室と言っておきながらなんですが、

クラスに来て、お友達とひととき笑って過ごして頂くのが何よりですから

皆さんが楽しそうならそれでOK。

 

でも、やっぱり8年も通ってくださっていると

基本的なフレーズはみなさん言えるようになっているんですよ。

比較的新しいクラスと比べてみると

ゆっくりクラスとはいえ、ちゃんと身についていることを実感します。

これからもまだまだ、多くの方々に

英会話を学ぶ楽しさを感じてもらえるようにしていきたい。

そのためには、今の生徒さんたちにも飽きられないように

もっともっと工夫をしていかなくては。

初めからオリジナルの教材にこだわっていますが

どこかで教材を作り終わるかなと思っていたものの、やりたいことがどんどん出てくるし

作ったものは、見返すともっといい形がある気がして修正し続けているし

なかなか作業が減らないのが悩みの種です。

 

もう8年、でもまだ8年。

長く来て頂いている方も、新しく参加してくださる方も

楽しいと言っていただける教室でいるために

さらにこれが10年、20年と続けられるよう、努力していきたいと思っています。

次の旅の準備に英会話を!

先週はGWでお休みをいただきました。

皆様はどのようにお過ごしになられたでしょうか。

先日もお伝えしたように、GWはハワイツアーも再開され

政府も6月をメドに、より旅行をしやすくなるよう緩和を検討しているとのこと。

人それぞれで考え方はあると思いますが

海外旅行の可能性がより大きくなるのであれば、選択肢として望ましいと思います。

 

いざ海外旅行!となった時、英会話を復習しておこうと思う方は多いでしょうが

会話は使っていないと本当に口からでてこないものです。

旅行が決まってから付け焼刃でやってみても

現地に行って使う場面では、なかなかすっと言えるものではありません。

英会話教室に通う意味はそんなところにあると思っていて

S&Sのようにゆるい感じの教室であっても

ちょっとずつ、長く練習していれば、口が覚えてくれるようになります。

本当にちょっとずつではあるけれど

何度も同じフレーズをやっている教室だからこそ

「Can I have a coffee?」 や

「Could you tell me how to get to the station?」など

本当に旅行で使えるフレーズは、教室の生徒さんはすぐ言えるようになっています。

 

現在は、日常英会話の一部として旅行英会話を扱っていますが

長く通って下さっている生徒さんたちは、いざ海外旅行!となっても

覚えて下さったフレーズを使いこなして楽しんで頂けるんじゃないかと思います。

今月にはクラス体験も再開しようと準備中です。

次の旅に向けて、少しずつ英会話の準備を始めてみてはいかがでしょうか。

口にする回数を多くすることが、英語で話せるようになるコツの1つですよ。

日本を出る引っ越しは大変だ

先日、私の英語教材のチェックをしてくれているKimちゃんが引っ越ししました。

日本に20年住んでいる彼女ですが、

いよいよアメリカに戻る決心をし、5月末の便で帰国することに。

アパートは4月で引き払い、帰国便までの1ヵ月間を友人宅にお世話になるそうですが

不動産屋さんに出す書類を見てほしいと言うので、引越し前日に彼女を訪ねると

「もう泣きたいよー!」 …な、何があった??

部屋を覗くと、大きな家具などをすべて処分した部屋の床に

あらゆる小物やら服やら書類やらが散らばり、文字通り足の踏み場もありません。

あーこりゃ大変だ…

とりあえず一緒にランチに出かけ

おいしいごはんで少し元気になったところで、いざ、一緒に片づけ開始!!

…書類チェックだけだったはずなんですが。

 

日本を出る際の引っ越しの準備はかなり大変です。

私はスペインにしか住んだことがありませんが

ヨーロッパでは、賃貸の家は家具・家電付のところが多いので

出国する際も、それらの処分に悩む必要はありません。

ゴミも、道路に巨大なゴミ箱があって、そこに捨てればよいので

収集日などを気にすることなく、引越しの日に処分できます。

でも日本だと、普通ゴミの日、プラゴミの日などに合わせて捨てる必要があり

粗大ごみは月2回で申込制(川崎の場合)だったりするので

全てを処分するには本当に大変。

Kimちゃんは、前回の粗大ゴミ収集日にふとんも出してしまい

ここ1週間くらいは寝袋で寝ていたそうで、

友人宅でやっと布団で寝られると喜んでいました。

外国人の方など、一時的に日本に暮らす人や

昨今話題の、テレワークしながらいろいろな都市に住むスタイルなどを考えると

家具付きの賃貸って、日本でももっと増えた方がいいのではないかと思います。

 

さて、Kimちゃんの部屋の片づけは

私が「これ要る?」攻撃をしつつ、ほぼゴミ袋に放り込む強制的なやり方で

2時間後には無事終えることができ

それでも山のような荷物を友人宅に持って行くというので

翌日にレンタカーを借りて、荷物と彼女をそこまで送り届けました。疲れたー!

5月にもう一度くらい会えそうなので、その時にはランチくらいおごってもらわなくちゃ。

ハワイツアー再開!

先週、GWのハワイツアーの販売のニュースが大きく取り上げられていました。

英会話のクラスだけあって、やはり海外旅行が好きな生徒さんも多いですし

クラスでもいろいろと話題になっています。

 

ハワイを含むアメリカのみならず、入国OKの国は結構多く

タイやシンガポール、マレーシアは観光できますし

ヨーロッパの国々はほぼ大丈夫です。

あとは、日本への帰国便の搭乗72時間前にPCR検査を受けることや

日本政府指定のスマホアプリを登録することなど

日本に戻ることの方が結構手続きが多いようですね。

 

渡航先の国により、入国の条件が異なりますので

その情報を調べたり、手続きなどを考えると

個人旅行に慣れていない方にはまだ少しハードルが高いかもしれませんが

ツアーでしたらそのあたりは旅行会社がやってくれますし

ハワイならロシア関連で便に影響する可能性も少なそうです。

※ヨーロッパ便は、現在便数自体が少なく

 渡航時間も3-4時間余分にかかるうえにキャンセルの可能性もありますので

 ちょっと躊躇してしまいますね。

 

「まだ海外はちょっと…」という方も多い一方で

「地震で人生終わっちゃうかもしれないんだから、行ける時に行く!」という方も。

考え方はそれぞれですので、ご自分が納得される選択ができて

人生を楽しんでいただける状態であるのが一番だと思います。

ハワイツアーの再開は、そのための選択肢が1つ増えたということで

個人的には喜ばしいと感じています。

夏には台湾や韓国もOKになりそうですし

旅行英会話でやったフレーズを使ってくださる方がまた増えるといいなぁ。

英語はコロケーションで覚えるのがお勧め

「コロケーション(collocation )」って、お聞きになったことがあるでしょうか。
辞書で引くと、「配列」などの意味とともに「連語」と出てきます。
文法用語的には、単語同士の、より自然なペアのことを指します。
日本語でも、例えば雨が強い時には「ひどい雨」と言いますよね。
これを「大きな雨」と言っても意味は通じると思いますが
日本語話者からみると、不自然な言い方に聞こえます。
英語も同じで、「ひどい雨」は「heavy rain」
strong と言っても通じますが、普通は言わない。
コロケーションとはそういう相性のいい組み合わせのことです。
 
クラスで練習している時、真面目な生徒さんほど
「あ、in じゃなくて on だった」と、前置詞を気にする傾向にあるようで
前置詞が覚えられないと悩まれる方もいらっしゃいます。
私なんかはいいかげんなので
「前置詞は聞こえない部分ですから、なんなら『ん』とか小さく言っといたらいいですよー」
などと言っちゃいますが(事実それで通じます:相手が勝手に想像してくれるので)
日本の学校文法に縛られて過ごしてくると、そうもいかないんですね。
 
そういうのがどうしても気になる人は
動詞 + 前置詞や名詞の組み合わせ=コロケーションで身につけてしまう方がいいと思います。
例えば take という動詞、これは本当に意味の広い単語の1つですが
「ちょっと見る」take a look
「運び去る」take away
「脱ぐ、外す」take off ※飛行機が離陸するにも使いますね
などなど、もう丸ごと、できれば例文と一緒に身につけるのが早道。
動詞 + 前置詞 の組み合わせは、文法用語で句動詞とも呼ばれますが
なるべくパックで、口で覚えてしまえば
他の言葉と組み合わせて口にすると
「ん?」と、口が勝手に、何かおかしいという反応をしてくれます。
あと、発話に関して言えば
塊の感じがコロケーションになるので、区切りの感じがつかめるというメリットもありますね。
 
クラスでは、あまり文法に特化した感じでやらないように気をつけていますが
時にはこういった、基本的なものを取り入れるのも必要なのかな と、時々思います。
でもこういうのを、お勉強感なくやるのが難しいんですよね。うーん…

やさしい日本語が英語につながる

先日ここでも触れた、日本語教室の生徒さんの手術ですが

先週実施されることになり、付き添いに行ってきました。

このご時世、基本的に面会は不可なのですが

通訳ということで、全く何のおとがめもなく病室に同行。

(それもそれでどうかとは思いますが…)

 

手術の前日からの入院で、その日は手術の説明と検査だけだったのですが

体調の確認、麻酔の種類の説明、食事や水の制限など結構説明を受ける内容が多く

前回同様、医療専門の用語も入ってくるので、通訳もまたまたひと苦労。

10時に病院に入って、ひととおり説明したら帰れるかと思っていたのですが

今から麻酔医の説明があるからもう少し、

執刀医の先生がこのあといらっしゃるのであと少し が繰り返され

結局病院を出られたのは夕方5時、お昼も食べずにへとへとでした。

 

それにしても、医療現場の日本語って本当に難しいですね。

英語ではなく、日本語が、です。

やたら漢字が多く、言い回しも独特で

英語に直す前に、まず日本語自体を理解する必要があるので余計に時間がかかります。

阪神大震災以降、「やさしい日本語」を普及する活動があるのはご存知でしょうか。

災害時など、きちんと意味を伝えなくてはならない場面で

「避難してください」より「にげてください」

「無料です」より「おかねはいりません」

日本語があまり得意でなくても、意味がわかるよう

文の構造や単語を単純にし、重要な情報を先に置くなどの工夫をした日本語です。

 

医療現場はある意味緊急時であり

外国人にとっては内容をちゃんと理解することが必要な場だと思うのですが

英語での説明の準備が整っていないのはやむなしとしても

せめてやさしい日本語での資料があれば

日本語が少しわかる方にとってはずいぶん助けになりますし

英語に直すのも、そちらの方がよほどやりやすいです。

「食後に1錠内服してください」より

「ごはんの後に1つ飲んでください」のほうが、英語にしやすそうですよね。

病院共通で作れるはずですから

こういうのを行政主導で作って配布したらいいのにと、強く思いました。

 

しかし、先生はまだしも、看護婦さんたちの英語拒否症は結構半端ないですね。

検診のたびに行う検温や血圧、口の手術なので口の中の状態チェックなどのセリフを

すべて紙に英語で書いてくださいとすがるようにお願いされ

「口内炎って何て言うんだ。。。」と悩みながら(canker sore でした)

A4用紙に日本語と英語の文章をひたすら手書きしてお渡ししました。

疲れましたが、お役に立てて何より。

walk 以外にも「歩く」はいろいろ

桜が咲きましたね!

家の近くに桜が見事な用水路があるので

ここ数日は毎日のように歩きながら、桜の状態を確認しています。

どんな状況でも、桜を見ると心から嬉しくなる時、日本人だなぁと思います。

 

桜を見ながら歩く様子を walk で言ってもよいのですが

英語には「ぶらぶら」「とぼとぼ」「よちよち」などの擬態語がないため

歩く様子ごとに動詞が変わります。

目的もなくぶらぶらと、桜を見ながら歩いている感じだと stroll(スチュロゥ)がぴったり来ますね。

これは walk の代わりに名詞で使って

take a walk ではなく take a stroll という言い方にも使われます。

I was taking a stroll enjoying cherry blossom viewing. 

「桜を楽しみながらぶらぶら歩いた」 まさしく私の散歩の感じです。

 

逆に楽しくなさそうな「とぼとぼ」これは plod (プラッd)でしょうか。

何か力なく、疲れた様子で歩いている感じがします。

An old dog plodded along the road. (年老いた犬がとぼとぼと道を歩いていた)

また「よちよち」は waddle(ワドゥ)、赤ちゃんやあひるの歩き方です。

The baby waddled toward her mom. (赤ちゃんは母親の方によちよちと歩いていった)

 

walk 以外の「歩く」はまだまだ他にもたくさんあります。

覚えるのが大変、と思いたくなりますが

ぴったりくる言葉がみつかってよかった!と思った方がお得感があるので

歩く人を見ながら、どんな「歩く」をあてはめたらいいか考えるのもいいですね。

 

ちなみに「千鳥足で歩く」は stagger (スタガァ)

よろよろ歩いている感じの動詞です。

 You were staggering drunk. (千鳥足で歩くくらい酔っぱらってたよね)

でもお花見で千鳥足になっている人は、今年もどうやら見かけなさそうですね。

うちの近所は明日くらいが満開でしょうか。

せめて歩きながらの缶ビールくらいでも楽しみたいものです。

お彼岸ということで、お墓参りは英語で?

先週の彼岸の入りから

生徒さんからも「お墓参りに行くの」という声が聞こえてきていますが

お墓参り、英語でなんといいましょうか。

「参る」って?と、日本語の字面で考えると面倒なのですが

単純に visit =訪問する を使えばOK。

お墓は grave ですが、英語では誰のものかを明確に言うので

「来週末、父の墓参りに行きます」であれば

I'll visit my father's grave next weekend. となります。

 

ついでに「命日」ですが、これ "anniversary (アニヴァスリィ) " を使います。

日本語で使う「アニバーサリー」って

ディズニーランド10周年のように、おめでたい時に使うイメージですが

英語は「何か特別な日」という意味なので

良いことでも悪いことでも特別なら anniversary なんです。

なので、「今日は父の命日です」であれば

Today is my father's death anniversary. となります。

なんだかちょっと "death" というのも憚られるし、anniversary もなぁと感じられるなら

memorial day  としても通じますので、それでもOKです。

 

昨日東京では桜の開花宣言もあり、今日は春を感じさせる穏やかな天気です。

今日お墓参りに行かれた方は、気持ちいい一日をお過ごしになったでしょうね。

私も父の墓参りに行かなくては。

知らなくていい単語

昨日サイトの調子が悪く、アップデートが今日になりました、失礼しました。

 

日本のニュースはほとんど見ないので様子がわからないのですが

海外のネットTVのニュースを確認していると

連日ウクライナ情勢がトップニュースです。

ウクライナであれロシアであれ、普通の人々が犠牲になっている様子を見るのは

どんな人でも心痛いことだと思います。

 

こんな時じゃなければ触れられない単語を、毎日ニュースで耳にします。

何はともあれ、ウクライナは英語で Ukraine

発音は「ユークレイン(ユにアクセント)」という感じになるんですね。

首都キエフは Kiev、これは日本語と音はあまり変わりません。

どちらも今まで口にしたことはありませんでした。

 

そしてニュースではこの状況を war 戦争 と同時に 

invasion(インヴェイシュン)=侵攻 と表現されている時もあります。

cease (スィイs) fire talks =停戦協議 もあまりうまく進まず

世界からロシアへの sanction(サンクシュン)=制裁 がどんどん強くなってきました。

その間にも日々 refugee レフュジィ(ジにアクセント)=難民 が増えるばかりです。

ニュースによってはこの戦争を genocide(ジェノサイd)=集団虐殺 と表現するところもあります。

 

どれも、学校では習った覚えはありますが

できれば一生、目にすることがない方がよかった単語です。

クラスでは、休憩時間などにその時々の話題にかかわる英語をご紹介したりします。

でもこれらは、できれば覚える機会がなければよかった。

生徒さんの中には、戦争を体験された方もいらっしゃいます。

どんな気持ちでニュースをご覧になっているかと思うと、本当に切ない。

 

一刻も早く、この状態が終わりますように。

英語に触れる時間は peace に関わる単語であふれるものでありますように。

PRAY FOR WORLD PEACE.

英語の絵本を読むのはお勧め

日常英会話のクラスでは、時々会話のテキストを離れて

「お楽しみ回」という時間を設けており

歌をやったり、映画のワンシーンを見たり、絵本を読んだりしています。

内容はクラスの方々の興味や状況にあわせて、講師の方に選択をお任せしていますが

最近自分のクラスのいくつかで

「はらぺこあおむし」の絵本を英語で読んでみるというのをやりました。

原題は「The Very Hungry Caterpillar」あおむしはキャタピラなんですね。

日本語での絵本も有名なので

生徒さんのほとんどが内容をご存知なのも、選んだ理由の1つです。

 

英語の絵本は、作品により英語のレベルも異なりますが

英語を学んでいく上でいい教材になります。

出てくる単語は基本的に易しいですし

文章にリズムがあって、英語のリズムを体感するのにとてもいい文章が多いです。

また、子供が単語や文章を覚えるようなつくりにもなっているため

色や動物など、同じジャンルの単語にまとめて触れられたリ

1つの言い回しが何回も出てくるので、それを覚えてもらいやすいということもあります。

 

今回の「The Very Hungry Caterpillar」は、曜日ごとにあおむしが食べる果物が出てきて

「でもまだはらぺこだった」とつながります。

曜日の復習、果物の名前とその英語での発音の復習、

(いちごはストロベリーじゃなく、スチュロゥベリィですねー などなど)

さらに「He was still hungry.」と繰り返すことで「still」の意味が自然に体に入ってきます。

はじめは文字を追うので必死の生徒さんたちも

何度も繰り返して読んでいくうちに、リズムもよくなってきて

「He was still hungry.」の部分はもう見なくても言えるくらいになりました。

それくらいのこと と思われるかもしれません。

でも、それくらいのことを積み上げていくのが、英語の学習ではとても大切なんです。

 

さて、あおむしさん、土曜日は山ほどのものを召し上がります。

On Saturday he ate through one piece of chocolate cake,one ice-cream cone, 

one pickle, one slice of Swiss cheese, one slice of salami, one lollipop, 

one piece of cherry pie, one sausage, one cupcake, and one slice of watermelon.

1文章ずつ順番に読んでもらい、土曜日にあたるとみなさん悲鳴が。

でもこれも、繰り返せばなめらかに言えるようになるんですよ。

で、言えると達成感があってちょっと嬉しい。これも絵本読みの良い所です。

クラスの後は、結構皆さん満足そうな様子で

「孫に読んであげられるように練習します!」など言ってくださいました。

英語の絵本を読んであげられるおばあちゃま、素敵です。

時々こういうクラスを入れるのも、S&Sならではじゃないかと思っています。

通訳でも分野が違うと大変です

今日本語を教えているジャマイカ人の生徒さんから

"Can you talk with my ortho?" とLINEが入りました。

ortho って何?知らない。。。

しかも辞書を引いても 「直…」「正…」の意味の接頭語としかありません。

どういう意味?と、いろいろやりとりしてやっとわかったのが

orthodontic、歯科矯正のことで、彼女が通院している病院の先生と話をしてほしいとのこと。

ちなみに先生は正しくは口腔外科の方で、英語では oral surgery というらしいですが

どっちにしても一生使うことはなさそうな単語です。

 

で、病院に同行することになり、先日横浜労災に行ってきました。

顎に腫瘍があり、良性なものの、先を考えると取った方がいいということで

3月に手術をすることになり、その同意書や手続きなどについて通訳することに。

英語を教えてはいますが、医療関連での通訳はほとんど経験がなく

「腫瘍」という単語すらわからずに、なかなか苦労しました。

その場でスマホで調べたりしてなんとか切り抜けましたが

(腫瘍は tumor チュマァ と言うそうですね。初めて知った&二度と使わない気がする)

常用している薬やサプリメントの種類など、そうなるともうお手上げです。

入院手続や、それに関する注意事項など、いろいろ調べながら説明し

終わるまで2時間あまり、すっかりくたびれ果てました。

 

一つの言語をある程度話せるようになっても

今回のように何か専門の分野のことになれば、日本語ですらわからない単語がありますし

通訳ってほんとに難しい仕事です。

私のような観光通訳の方面を専門にしていると

お清め、ご利益、寿司ネタの魚の名前、おでんや肉まん などなど

ある程度英語を話せる人でも、いざとなるとなかなか思い付かないような

日本文化に密接した単語や言い回し、説明の仕方が得意になります。

英語が話せる=なんでも通訳できる ということではなく

観光、医療、産業関連、法廷など

それぞれに特化した通訳が存在するのも、当然のことですね。

今回は医療通訳の方を心から尊敬しました。

 

ちなみに、自分自身すこぶる健康で、ここ10年以上病院に行った記憶がないのですが

横浜労災は、診察券を機械に入れると自動受付で番号がふられ

モニターでその番号を確認して診察室に入り、精算もその番号で機械で払って終了。

世の中はこんなに進んでいるんですね…ちょっとびっくりしました。

イギリス英語の"Lovely"は幅広い

サッカー、特にスペインリーグを見るのが好きなのですが

最近はDAZNという有料のネットアプリで見られるので

先日お試しで登録し、ちょこちょこチェックしたりしています。

 

有名なチームや日本人のいるチーム以外は日本語実況がなく

イギリスからの中継を、英語での解説を聞きながらの視聴になります。

サッカーをはじめ、スポーツの解説は早口かつ専門用語入りなので

わからない部分も多いのですが

たまたま昨日見ていた試合で耳に残ったのが「lovely」の多さでした。

「What a lovely pass!」「Wow, lovely shoot!」など

素晴らしいプレーに対して、とにかくlovely, lovely。

普段使っているアメリカ英語で言えば「great」や「fantastic」を使う場面です。

知識として、イギリスでは lovely をよく使うとは知っていましたが

実際、ごつい選手の力強いプレーに「Lovely!」と言われると

アメリカ英語に馴染んだ身としては、何か少しかわいらしく感じてしまいます。

 

調べてみると、実際イギリス英語では本当によく使うようで

nice time は lovely time、great meal は lovely meal

「そうしてくれると助かるわ」という That'd be great. は

イギリスでは That'd be lovely. となります。

初めて会った時のご挨拶も  Lovely to meet you.

なんだかほっこりする感じに聞こえますね。

 

普段見る映画ではアメリカ英語が多いですし

イギリスのBBCでたまにニュースを見ますが、さすがにニュースでは使われないし

今回はサッカーという思わぬシーンで、また1つ勉強になりました。

見続けていればもう少し聞こえるようになるかな。ちょっと続けてみたいと思います。

手話は国によって違うんですね

先日、「Coda あいのうた」という映画を見てきました。

両親と兄が耳が聞こえない家庭で、唯一健常者である高校生の妹が主人公。

歌が好きで、歌で遠くの大学に進むことを希望しますが

家庭は妹がいないと、他の人とのコミュニケーションが取れません。

しかも、彼女の歌が上手なのかどうか、家族は知ることができない。

その中での、主人公である妹の葛藤や家族との衝突、折り合いを描いた作品で

静かながら、とてもいい作品でした。

 

英語で、聴覚障害者のことを「deaf(デフ)」といいます。

アメリカでは聴覚障害者の劇団「デフ・シアター」などもあり

障害を持つ多くの俳優さんが活躍されているようです。

 

ところで映画を見ている中で

「日本の手話と英語の手話は違うんだろうか」という疑問が湧きました。

「りんご」という物体は、音ではなく概念を共通にすれば同じ言語にできるのではと思いましたが

調べてみると、日本語と英語のように、やはり言語としては違うようで

たとえば挨拶の仕方も、日本では頭を下げるので

両手の人差し指を曲げることで表現するそうですが

アメリカでは敬礼のように頭に手を当てて外に振るようですね。

手話も言葉であるからには、やはりそれぞれの国の文化が反映されるのか と

改めて興味深く感じました。

手話もやりたいことの1つなのですが

そうか、多言語をやるには手話も日本語と英語とかやらなくちゃいけないのね…

ちょっと気が遠くなりましたが、でも面白そうです。

 

映画の中の聴覚障害者役の俳優さんたちは、皆さん実際に聴覚障害者なのですが

演技での表現の仕方が通常とは違っていて、その点もとても面白かったです。

唯一の誤算は、

映画は英語の勉強のために見ているのが半分なのですが

この作品の中は半分ほど手話なので、リスニングの練習時間が半分だったこと。

そりゃぁそうですよねぇ。。。考えてなかった💦

でもそれを補って余りある、よい時間でした。

S&Sは英語を"マスターする"教室じゃないんです

この間、何かのサイトで

「英語をマスターするにはどれくらいの時間が必要か」といった記事を読みました。

アメリカ国務省の調査データによると

外国人と流ちょうに会話ができるようになるために必要な学習時間は、3000時間とのこと。

3000時間!

1日1時間、休まず毎日やっても3000日=8年以上かかります。

一応、この中には中学高校でやった時間も含まれるとのことなので

中学高校で約1000時間ほどやっているそうですが、それを除いても2000時間=5年半。

しかも、話せるようになるには、やはり聞く・話すために効果的な学習法が必要ですよね。

こう考えると、週1回1時間の英会話スクールでは

話せるようになるのは難しい ということがわかると思います。

 

S&Sの英会話は、いつもお伝えしているように、とてもゆっくりしたクラスです。

体験に来られる方には、いつも正直に

ここで英語がぺらぺらにはなりませんよ とお伝えしています。

前述の根拠を見て頂ければおわかりいただけると思いますが

月2回1時間ずつだと年間24時間、宿題もありませんし

中学高校の貯金1000時間を加味しても、マスターするのに80年以上かかる計算です。

 

じゃあ、なぜ英会話を習いに来てくださるのか。

個人的には、楽しいからだと思っています。

知らない言い回しに触れる、旅行で使えるフレーズが言えるようになる、

興味のある分野の単語を覚える、クラスのお友達とおしゃべりする。

そういうことが楽しいと思えるから、続けて下さっているのではないかと。

でも、少しずつであっても、よく出るフレーズに繰り返し触れることで

言える内容は増えてくるんですね。

それも楽しみの1つ。

ゆっくりゆっくり、マスターしなくていから

英語を楽しむ、そういう教室なんです。

フィラーを使いこなせると流暢に聞こえます

フィラーワード Filler word という言葉をご存知でしょうか。

会話の際、つなぎに使う言葉のことで

日本語でいえば「えーっと」「あの」「ほら」とかいう感じのものです。

会話のすきまを満たす(fill)ものなので filler 。

 

こういう言葉は、無意識のうちに出てくるので

クラスで「週末は何をしてましたか?」などとお聞きした際に

「I go … じゃなくてwent to … えと department store … あの、with my daughter…」

と、英語の中に日本語のフィラーが混ざる方が多いです。

英語と日本語のリズムは全く違うので

フィラーといえど、日本語が混ざってしまうと英語に聞こえなくなってしまい、もったいない。

 

あと、フィラーには

発話する意思があり、話が続いていることを示すという役割もあります。

話しかけられた際、無言だったりすると相手も困りますよね。

何か話したいのだけど、英語が出てこない という際にフィラーでつないだりします。

 

フィラーワードは短いものが多いので

英語で話していて考える時、とっさにそれが出るようにすると

英語そのものが通じやすくなりますし

「英語で話してる感じ」が出て、しゃべれる風に聞こえるのでおトクです。

先ほどの例でいけば、日本語のフィラーの代わりに

「I go … no, went to … uh, department store … well, with my daughter…」

こうすれば、たどたどしくてもちゃんと英語に聞こえます。

修正する際は「no」、考えている際は「uh(あ を、口をあまり開けずあいまいに発音)」

つなぐ際には「well」や「you know」を入れるといいです。

「you know」は「知ってるでしょ」という文字どおりの意味ではなく

日本語の「ほら」にあたる感じで、私も結構使います。

 

こういうのは慣れなので、とにかく口から出す回数を多くするのが大事。

今度クラスでつまったら、1つでいいので使ってみてください。

誰かが言ってくれたら、ちょっと感動しちゃうかも。

「会う」はmeet? see?

先日、クラスで会話練習の際に "Nice to meet you. " が出てきました。

「初めまして」の挨拶として、何度も出ているフレーズなのですが

生徒さんから「see と meet、どっちも会うですよね。どう違いますか?」という質問が。

Good question!と言いつつ、説明を頭の中で整理。(内心焦ってます)

 

まず、基本的な意味の違いとしては

meet:「初めて」会う、「約束して、改めて」会う

see:二回目以降に会う、見かける、会って一緒に時間をすごす

の感じになります。

なので、会った際のご挨拶は

初対面の方であれば、Nice to meet you.

以前会ったことのある人になら、 Nice to see you again. が自然です。

 

ただし、meet には「約束して」会う という意味もありますので

よく知っている友達と「明日午後7時に駅でね」というような場合は

We'll meet tomorrow at 7 p.m., at the station. になります。

 

ただしただし、約束の中でもお医者さんに診てもらう予約を言う場合は

I'll see a doctor tomorrow. のように see を使います。

これはもう、see a doctor でまとめて覚えちゃったほうがいいです。

あとsee になるのは弁護士 lawyer くらいですかね。

 

ちょっとややこしいかもしれませんが

「初めて/改めて会う」=meet、「友達や知り合いに会う」=see を頭に入れておけば

基本的には迷うことはないかなと思います。

クラスでは初めて会う人との会話しかやってませんが

友人との、会った時と別れ際の挨拶もやった方がいいなと気付かされました。

 

こうやって質問頂くことで、自分が感覚で使っている単語や表現について

改めて整理し、わかって頂けるよう説明できるようになることも多いです。

クラスで英語を学んでいるのは私の方ですね。生徒さんに感謝。

人生の先輩方の充実した生活

S&Sの生徒さんは、いろいろと毎日お忙しくされている方が多いです。

趣味や習いごとを続けたり、新しく始めたりする方

畑仕事にいそしんでいる方

ペースダウンしながらお仕事を続けてらっしゃる方など。

中にはお孫さんの世話で時間がない!という方もいらっしゃいますが

それはそれで、たいへんながら楽しそうです。

 

そんな生徒さんの中に、最近お仕事を完全リタイアされて

毎日自分の時間を有意義にすごしている方がいらっしゃいます。

もともと活動的で、お仕事をされていた時にも

「60代のうちに留学したい!」と、マルタ共和国に2週間行かれたり

やりたいことをちゃんと実現されていてすごいなぁと思っていましたが

お仕事を辞められてから、それがますますパワーアップ。

朝は毎日お散歩して野鳥をみつけるのが日課で

パンを焼いてみたり、毎週映画に出かけて感想を聞かせてくださったり

S&Sでウクレレも始められました。

やりたいことがまだまだたくさんあるそうで

毎日楽しげに過ごしてらっしゃる様子を拝見すると、こちらも嬉しくなります。

 

クラスでお会いすると

「やりたいことをやるにはとにかく身体が大事だから

 先生も健康には注意して、体力つけておいた方がいいですよ」と言ってくださいます。

実際に充実した毎日を過ごしている方に言っていただくと

実感がこもっていて、本当にそうだなとしみじみ思います。

私もこの先、どこまで仕事をするのかわかりませんが

この方だけでなく、生徒さんたち、皆さん本当に充実して過ごしてらっしゃるので

お話をきくと、あれもこれもいいな、やってみたいという気になって

私の老後もなかなか忙しいものになりそう…

アドバイスどおり、それまで健康に気をつけてすごさなくては。

 

でも、自分の老後も大事ですが、今のところは

生徒さんの充実した人生の一部を担えるようなクラスにすることが一番ですね。

2022年もそれを目指して努力していきます!

今年も楽しく過ごしましょう!

おそばせながら、あけましておめでとうございます。

寒い年明けとなりましたが、皆さまお元気にお過ごしでしょうか。

 

年末、友人と1泊で長野の温泉に行ってきました。

目的は snow monkey, 温泉につかるお猿さんたちを見ること。

日本人よりも海外からの観光客の間で有名なこの観光名所は

以前から海外からのゲストに聞かれることが多かったものの

自分では行ったことがなく、いつか見ておかなくてはと思っていた場所だったので

友人からのお誘いにとびついた次第です。

 

野生のお猿さんがつかる温泉は地獄谷温泉という、猿限定の温泉で

人間は寒空の中、それを眺めるだけです。

しかもそこまではバスの終点から雪の積もる山道を30分歩かなくてはならず

結構不便な観光地ではありますが

それでも気持ちよさそうにお湯につかるお猿さんたちを見るのは楽しくて

行ってよかった場所でした。

 

観光地の情報は、ある程度ガイドブックで知ることはできますが

自分で行ってみると、どこに泊まれば便利か、どういう楽しみ方ができるのかなど

具体的なことをご案内できてとても役に立ちます。

今回も、雪道を歩くことの大変さを自分で実感できましたし

荷物を預けられる場所の確認、観光に必要な時間の目安、周辺の他の観光地などもわかりました。

いつまたゲストをお迎えできるのか、まだまだ不明ではありますが

沖縄や屋久島、知床など、他にも行っておきたい日本の観光地がたくさんありますので

この機会を活用して、今年も有意義に過ごすことができたらと思っています。

 

ちなみに、地獄谷温泉の前には善光寺で国宝の本堂を拝観する予定でしたが

ちょうどすす払いの日で入れず、お預けとなりました。

県立美術館も楽しみにしてたのに、冬季休業。

これはまた行けということですね。

こうやって目的地が増えていくばかり。贅沢な悩みです。

皆さんも、2022年をめいっぱい楽しまれますように。

クリスマスケーキは日本の風習

クリスマスも終わり、いよいよ年末も押し迫ってきました。
私の住んでいる地域の商店街も、25日まではクリスマス一色だったのに
昨日歩くと、もうお正月飾りやおせちの材料で埋め尽くされていました。
お店の方も大変ですね。
 
クリスマスは、鳥とケーキを用意する方が多いようですが
鳥はアメリカでクリスマスに七面鳥を食べるのを真似たもので
これは結構知られているんじゃないかと思います。
じゃあ、ケーキは?
実は、クリスマスにケーキを食べるのは日本独自の習慣です。
1922年に不二家さんが「クリスマスにはケーキを食べよう!」と言い出したそうで
しかも生クリームの白とイチゴの赤は、日本ではおめでたい組み合わせ。
かくしておめでたい(?)クリスマスの定番になりました。
 
各国のクリスマスのお菓子を見てみると
フランスではブッシュ・ド・ノエル、これは最近日本でも見るようになりました。
ドイツはシュトーレン、ドライフルーツの入ったパンを薄く切って食べます。
イタリアはパネトーネ、これもドライフルーツの入ったシフォンケーキ形のパンです。
スペインはポルボロンという、ホロホロしたクッキーのようなお菓子を食べます。
アメリカは、七面鳥以外決まったものはないように思います。
常識だと思っていた日本の習慣も、案外独自だったりするものですね。
 
ちなみに、生クリームといちごの乗ったケーキは「ショートケーキ」と呼ばれていますが
英語でも short cake は存在します。
ただし、英語ではビスケット生地のものを指すのが一般的で
これも不二家さんが日本人向けに、ふわふわのスポンジ生地にアレンジしたそうです。
もし日本風「ショートケーキ」を英語で言いたい場合は
Japanese strawberry sponge cake とでも表現した方が誤解がないかもしれません。
 
さてさて、あと4日で2021年もおしまい。
来年も生徒の皆さんに楽しんで頂けるクラスができることを祈りつつ
新しい試みを試行錯誤しながら年越しを過ごす予定です。
皆様にとっても素晴らしい新年になりますように。
 
※次週はお正月のため、1回お休みさせて頂きます。

「老眼」の英語に「老」はない

今日うっかり、コンタクトレンズを忘れてクラスに出かけてしまいました。

コンタクトといっても、老眼用のもので

幸い予備で老眼鏡を持っていたので支障はなかったのですが

掛けたり外したりがやはり面倒で、うっとおしかったです。

 

さてさて、「老眼」の英語については

辞書でひくと presbyopia という難しい単語が出てきますが

これはお医者さんが使うような言葉で、日常では使いません。

あと aged eye や old sight などの言い方もでてきますが

意味はわかるものの、一般的ではないようです。

 

ではなんといいましょうか?

老眼は遠視なので「farsighted」で「遠視の」という形容詞が使われます。

I'm farsighted.(私は遠視です)

逆に近視なら「nearsighted」ですね。

 

そもそも英語には「老眼」=「老人の眼」という表現がありません。

あえて、遠視の中でも特に老眼でという言い方をするのであれば

I'm farsighted from age. (年齢によって)と付け加える感じになります。

または、単純に「目が悪くなる」という表現で終わらせることも多いです。

My eyes are getting bad. (目が悪くなってきている)な感じ。

 

考えてみると、日本語の「老化する」にあたる単語もみつからなくて

あえて考えると age =年を重ねる になり、

日本語にあるネガティブなイメージがありません。

age はチーズやワインを熟成させるという意味もありますし

年を重ねる=いいこと という感じをもてる単語ですよね。

こういう単語のイメージって、本当に文化を反映している感じがします。

 

ちなみに老眼鏡は reading glasses 。

最近日本語でも「リーディンググラス」と言われているようですが

英語ではレンズが2つあるので複数のs付き&「グ」が1つ落ちるので

「リーディングラスィ(z)」という発音になります。

これも「老」のイメージの言葉は入っていません。単に読書用メガネ。

感じいいなぁ。

メリット・デメリットもほぼ和製英語です

私の近所には、仲良くしている女友達が2人住んでいて

なんだかんだと理由をつけては、主ににうちに集まって飲んだり食べたりしています。

先日も集まって、いっそ一緒に住んだら安上がりだよねという話になり

同居のメリットとデメリットを並べてみたりしていました。

 

メリットとデメリット、ビジネスでは結構普通に使いますし

今では一般的にも使う機会が増えたかなとは思いますが

実は英語として存在はするものの、一般的には使わない単語です。

英語での merit は「評価」とか「功績」な感じ、demerit はその逆の意味です。

日本語の中で使っている「利点」とか「不利な点」とはちょっと違っていて

英語で使うなら advantage / disadvantage の方が多いと思います。

あと、並べて使う際には pros and cons がいいですね。

両方とも語源はラテン語で、proには「賛成の」conには「反対の」という意味だそうです。

発音は プロ(z) エン(d) コン(z) なので、くっつけて「プロゼンコン(z)」

There are pros and cons of this plan. (この計画にはメリットとデメリットがある)

使うとしたらこんな感じでしょうか。

本当に和製英語ってタチが悪い。毎日落とし穴にはまっている気分です。

 

さてさて、友人との同居話はまだほんの冗談半分ですが

pros and cons を並べてみたら、結構私たち一緒に住めるかも?なんて盛り上がりました。

3人とも、世代は違うものの今のところ結婚願望もなし

この先年齢を重ねるにあたって、気が合う人と一緒に住めるならその方が安心よねーと

ちょっと本気モードにもなっています。

独身率が上がっている現状を見ると

これから10年、20年先には、そういう暮らし方も結構当たり前になっているかもしれませんね。

「たぬき」を英語で言ってもわかってもらえないかも

先日、町田のクラスで

「庭にたぬきが出て捕まえた」という話が出て、みんなでびっくり。

ちょうどいいので、たぬきは英語で?という話になり

クラスのなかみはしばらく置いといて、たぬきの話で盛り上がりました。

 

たぬきは英語で「raccoon dog」ですが

日本や朝鮮半島にしか生息していない、世界的には珍しい動物で

英語圏の人にはなじみのない生き物なんですね。

なので、単語があってもどんな動物か知らない人が多いです。

日本の固有種ということでは、カモシカもそうですね。

辞書でひくと「antelope」と出てきますが、これはレイヨウのことで

生物学的にはカモシカとは違うんだそうです。

 

生き物に限らず、日本特有のものは

辞書のとおりに言っても、その概念自体を持たない日本以外の方には通じません。

食べ物もそうですね。

ごぼうは burdock、さんまは saury、こんにゃくは devil's tongue などとでてきますが

自分で説明する際には、

ごぼう:a kind of root vegetable (根菜の一種)

さんま:something like thin mackerel (細い鯖みたいなもの)

こんにゃく:hard jelly-like food

などと言っています。

(最近はこんにゃくが健康食品として広まり、konjacでも通じるようになりつつあります)

日本独特の食材をみつけたら

英語でなんて言おうかと考えてみるのも楽しいですよ。

 

ちなみに、たぬきの出た生徒さんは、町田の本当に中心街に住んでいらっしゃる方で

そんな街なかにたぬきが出るんですかー!と驚いていたら

「ハクビシンもでるよ」と言われて二度びっくり。

私の出身は、町田よりずっと小さい地方都市ですが

人生で野生のたぬきもハクビシンも会ったことがありません。

東京も結構自然豊かなんですね。認識をまた改めさせられました。

ブラックフライデー なぜブラック?

先週金曜は「ブラックフライデー」

もともとはアメリカの、年に一度の大バーゲンの日ですが

最近は日本の小売店も取り入れているところが多いですね。

「ブラック」というと、どうしてもよくないイメージが浮かぶと思うのですが

なぜ売り出し日が「ブラック」なんでしょう?

 

もともとアメリカでは、11月の第4木曜が感謝祭(Thanksgiving Day)、祝日ですね。

何に感謝するかというと、発祥はアメリカ先住民に感謝をする日なんだそうです。

昔、アメリカ大陸に移住してきたヨーロッパの人々は食料確保に苦労していて

冬が迫る11月、先住民がアメリカ大陸での狩の方法や農作業の知恵を貸してくれたことに対し

彼らを招いて、収穫を感謝するお祭りを行ったんだそう。

現在では家族や親戚が集まって、七面鳥をはじめとしたごちそうを食べて過ごす日です。

 

そして、家族で過ごした翌日がブラックフライデー、大売り出しです。

アメリカのデパートでは、朝4時から開店したりもしますが

お店は未明から買い物客でごった返し、道は車で大渋滞、当然犯罪も増えるため

地元の警察官にとっては悪夢のような一日になるのは容易に想像できます。

もともとは、この警察官の気持ちからの言い方が定着したそうですが

今では売り出しで企業が黒字になるので という説もあるようですね。

確かに日本同様、黒字は in the black、赤字は in the red ですからそれもありかとは思います。

 

ブラックフライデーの売り出しは、その週末の土日も続きますが

最近は翌週の月曜を「サイバーマンデー」とし

オンラインショップの売り出し日として設定しているようです。

丁度今日はそのサイバーマンデー。

しかし、昨年までAmazonなどはサイバーマンデーの売り出しをしていましたが

今年はブラックフライデーとつなげて、今日までのセールというサイトが多いようです。

バーゲンなどに疎い私ではありますが

話のネタに、今晩ちょっとAmazonでも覗いてみようかしら。

文化の違い:ネットで手軽に学べます

英会話の教材を作るため、いろいろ調べることも多いのですが

最近は様々な情報がネットで手軽に見つけることができて便利ですよね。

Youtubeの動画も、楽しいだけではなく

英語に関わるチャネルを持っている人がたくさんいて勉強になります。

 

先日、自分の履歴からお勧めで挙がってきたものに

アメリカ人の若いおにいさんのチャネルがありました。

この方、日本に住んで10年らしいのですが、本当に日本語が上手い!

並みの日本人より語彙力があって、発音もほぼ完全に日本人同様で

日本生まれかと思ったほどです。

どうも音楽関係の方らしく、もちろん勉強もされたんでしょうが

おそらくもともと非常に耳がいいんだと思います。

あと、動画にされている題材が興味深くて

日本とアメリカの文化の違いなど楽しいものから

英語と日本語の比較や、日本語になっている英語だけどニュアンスの違いなど

言語についても取り上げていて、英語の勉強にもなることが多いです。

でも、言語について話をされている際も

その背景にある、それぞれの国の考え方や習慣などを意識されているのが伝わってきて

ただ単純に日本好き!とかいう感じのチャネルとは違う気がします。

こういう考え方などに触れられるのも、ネットの良いところですね。

 

このお兄さん、ニコラス・エドワーズさんとおっしゃるらしいですが

なかなか面白いので、もしよろしければ見てみてください。

以下はその方のチャネルで、日本語にできない英語というのを扱った回のものです。

https://www.youtube.com/watch?v=OvBEXuL7lgY

ちなみに、この方本当に英語と日本語をきちんと使い分けていて

同じ言葉でも、日本語風に言う際にはそれ用の発音、英語なら英語で言っています。

で、英語で言う際は明らかに声のトーンが低くなっています。

英語ではのどの奥を使い、日本語は口のまわりで発音するからです。

よかったらその点もちょっと気にして聞いてみて、

さらによかったら真似してみてください。英語の発音がぐっと良くなりますよ。

How dare you! よく言うわ

昨晩、家で「ナイブウアウト(原題:Knives Out)」という映画を見ました。

2019年のアメリカ映画で、探偵もののミステリーです。

主演が007の6代目ジェームズボンド、ダニエル・クレイグ。

その他の俳優さんたちもとても個性的で、演技もすばらしかったですが

脚本がとてもよくできたストーリーで、探偵小説を読んでいるような感じです。

 

有名な老小説家の自殺が発見されるところから始まりますが

子供や孫たちはそれぞれ金銭的な問題を抱えていて

誰かが殺したのではないかという疑いから探偵が登場します。

遺言書で、小説家の世話をしていた看護師に全遺産がいくことがわかるとさあ大変、

家族は恥も外聞もなくその看護婦に詰め寄り、お互いをなじりあう本性が見えてきます。

そのメンバの誰かが本当に小説家を殺したのか、でもどうやって?

看護婦は本当にいい人なのか、彼女が殺したのか?

最後まで本当に、上質の小説そのもののような映画でした。

 

さて、この家族がお互いをののしりあう場面で「How dare you!」というセリフがでてきます。

日本語訳は「よく言うわ」とついていました。

これ、環境活動家のグレタ・トゥーンベリさんが国連の演説で使って有名になりましたね。

世界の政治家が口ばかりで行動しないことを批判した演説でした。

日本語では「よくそんなことができますね!」と訳されていることが多いです。

dare はもともと「思い切って~する」という意味ですが

「How dare you!」=よく言うわ、よくやるわ という感じ。

How dare you say(do) that! の省略な感じなので、あとにいろいろつけることも可能です。

How dare you ask me a favor! よく私にお願いできるね!

How dare you call me a liar! よくも私を嘘つき呼ばわりしたわね!

 

いずれにせよ、相手が言ったことに怒りを持っている感じなので

自分で言うことはあまりないでしょうが(ない方が人生平和です)

映画で結構でてきますので、覚えておいて損はないです。

自分で言うための dare は「あえて~する」という意味でのほうが機会が多いですね。

「I will dare to tell him the truth. 」私はあえて彼に真実を伝えるつもりだ。

「He won’t dare to ask me out. 」彼に私をデートに誘う勇気はないだろう。

こんな感じでしょうか。

 

COVIDの雰囲気もだいぶん収まり、街なかも賑やかになってきました。

今まで会えなかったお友達と外食されたり、旅行に行かれたりして

生徒さんたちも毎日楽しんでいらっしゃる様子を伺うと嬉しくなります。

I dare to eat out with my friends. あえて友達と外食する のも

I won't dare to go on a trip for now. 今のところあえて旅行に行かない のも

それぞれの考えなので

ご自身が納得した形で、楽しく過ごして頂ければと思っています。

英語で会話を楽しむのに大事なこと

先日横浜で飲んでいたら、若い外国人のおにいさんが一人でいらっしゃり

こちらも一人、お国を聞くとアメリカ、マスターはあまり英語が得意でないということで

しばらくお話しさせて頂きました。

アメリカ軍の船の操縦士だそうで、まだ25歳。

中東や東南アジアをまわった後、長崎に入り神戸に滞在した後で横浜へ。

横浜には3週間滞在し、11月半ばには帰国だそう。

この状況下、他の国では入港しても上陸することは許可されず

日本に着いてやっと町に入ってもいい許可が出て本当に嬉しかったそうです。

「4か月半も船の中だったから、日本が外に出してくれて感謝だよ」と言っていました。

横浜では寝る場所もホテルで、船には仕事に戻るだけで快適なんだそう。

 

彼が先に店をでていくまで、1時間ほど話をしていたのですが

ここ2年ほど、教材チェックをしてくれているアメリカ人の友人や

日本語を教えているジャマイカ人の生徒さんとの会話以外

ほとんど英語で話す機会がなかったので

(しかもいい感じで酔っ払いでしたし)

ちゃんと話せるかしらとちょっと心配もあったのですが、

結構わかりやすい話し方だったこともあり、楽しい時間を過ごすことができました。

 

英語そのものよりも、やはり改めて(酔っ払いの頭で)考えたのが

1時間話を続ける話し方のことでした。

「なんで英語を話せるの?」という質問から

「小さい時に赤毛のアンを読んで、オートミールの朝食って食べてみたい!とか

 出てくる風景とか、外国の知らない文化に憧れた」と答えると

「で、食べてみてどうだった?」と質問が続きます。

「…鳥の餌みたいだった」と答えると

「でもアメリカ南部には、もっと鳥の餌みたいな朝食があるよ」とスマホで写真を見せてくれます。

もし彼が、私の答えに「そうなんだ」で終わらせれば、そこで会話は終了。

「どうだった?」と聞くことで、また話が続くんですね。

 

教室では、英会話を教えてはいるのですが

会話の背景にある、英語をはじめとする外国語の文化や

会話を楽しむための、こういった話の続け方も生徒さんに伝わればと思っています。

「通じた!」という気持ちが嬉しいのが外国語での会話のだいご味ですもの。

文法関係なし、私も会話ではかなりのブロークンイングリッシュです。

でも話が弾むのは、Yes / No で終わらせない、

相手の返答への返し方が一番重要なんだと思っています。

 

船乗りの彼は、帰国する前に、同じ船の友人と箱根と京都に旅行もするようです。

まだ少し紅葉には早いですが、日本を楽しんでもらえますように。

心の糧って大切

昨日、友人に誘ってもらい、ヨーヨー・マさんのコンサートに行ってきました。

一緒に行くはずの人が行けなくなったとのことで、急遽ご一緒した次第です。

クラッシックに疎く、ましてやチェロのコンサートなど初めてで

そんな私なんかが楽しめるのかしらと、ちょっと不安な感じだったのですが

休憩をはさんで2時間余り、飽きることなく本当にすばらしい音色を堪能し

幸せな時間を過ごすことができました。

 

ここのところ、舞台などはことごとく中止になり

生の音楽や演劇に触れる機会がなくなってしまっていたので

改めて、こういう心の糧は人間に必要なものなんだと実感しました。

音楽ではないですが

先日実家に帰った際、母が翌日から近所の友人と一泊の温泉旅行に行くと話していて

「どこにも行かれへんかったし、もう気が狂いそうやった」と言いながら

楽しそうに準備をしていたのが印象的でした。

母は手芸好きで、パッチワークと洋裁を習いに行っていますが

習うといっても、実際は教室のお友達とおしゃべりしに行っているようなもので

外出自粛の際も、その教室に行くのが唯一の心の支えだったそうです。

 

S&Sの教室でも、母のように

英会話に行くのが唯一の楽しみになってるからと言って下さった方が多くいらっしゃいます。

そういう生徒さんたちに支えられて、この2年余りを続けられました。

まだまだ状況は厳しいですが、新規の募集も始めました。

教室に行くのが楽しい、そう言って頂ける場をこれからも続けていきたいと思います。

 

そして、世の中にも少しずつ楽しめることが増えています。

音楽、旅行、映画、スポーツ、何でもいいので

心の糧になるものを、たくさん楽しんで頂きたいです。

人間にはそういうものが本当に必要。心からそう思います。

久しぶりの帰省

今日から関東圏も営業制限など解除ということで

久しぶりに三重県の実家に母の顏を見にやってきました。

で、実家の通信環境が悪く、更新が1日遅れて申し訳ありません💦

 

9時頃の新幹線に乗ってきたのですが、車内は思ったよりサラリーマンの方で混んでいて

知らない間に経済も動いていたのねと、ちょっとびっくり。

久しぶりに会った83歳の母は、この状況でもすこぶる元気で

お昼には山盛りのおそばをぺろっと食べていたので安心しました。

 

さて、「帰省する」は英語でなんと言いましょうか。

「帰る」という文字が入っているので、go back とか言いたくなりますが

日本語の帰省の意味を冷静に考えると

「両親のところに会いに行く」ということですよね。

自分の住んでいる場所がすでに他にあるわけですから

そこから考えると「帰る」場所は現在の住居のあるところとなります。

なので、英語で表現すれば I go and see my parents. となります。

go and see の代わりに visit を使ってもいいですし

I stay at my parents' home. と、滞在するという言い方でもいいと思います。

私の場合は父がすでに他界しているので parents の代わりに mother ですかね。

今日のことを説明すると I went and saw my mother. です。

 

こうやって考えると

英語圏では、一度家を出ると両親の家は「訪れる場所」という感覚になりますが

日本では「帰る場所」としてとらえているという差がわかります。

こういう言葉の使い方にも、文化が反映されていて面白いですね。

 

しかしまぁ、どうして母親っていつもこんなに料理を出すのでしょうか。

昼のそばも山盛りだったし、夜はお鍋でしたがもうおなかがぽんぽこりん。

おまけにおやつとかで、鬼まんじゅうという

さつまいもの角切りが入った蒸しパンのような東海地方のお菓子を作ってるし。

海外を2週間旅行するより、実家に1泊したほうが体重が増えるのがいつも悩みです。

You are my sunshine は失恋の歌だった!

今日は横浜の英語の歌クラスの体験会でした。

おかげ様でたくさん参加頂きありがたい!

皆さん楽しそうに歌ってらっしゃるのを拝見してるのが楽しかったです。

 

そういえば、町田の歌クラスでは最近、“You are my sunshine ” をやりました。

皆さんご存知の曲だし、鼻歌で歌えるからいいかなと思ったのですが

なんとこの曲、ちゃんと歌詞を見たら失恋の曲だったんですね。

有名なフレーズは後半で、前半はほぼ同じメロディなのですが

 

The other night dear as I was sleeping ある夜寝ていたら

I dreamed I held you in my arms 夢を⾒た 君をこの腕で抱いている夢

When I awoke dear I was mistaken 目が覚めて それが間違いだとわかり

And I hung my head and I cried うなだれて泣いた

 

なんと、振られて置いていかれたということでした…

このあとに“You are my sunshine ”とか明るく続くのですが

前半を聞いてしまうと、もう気分がそれどころじゃなくなります。

この歌は1940年頃の曲で、いろいろな方が歌ってますが

Bing Crosby のものが比較的聞かれているようなので、それを聞いてからの練習。

しかしまぁ、本当にイメージとかけ離れた全体像で

しばし生徒さんたちと「こんな内容だったとはねー」と盛り上がりました。

 

前回でもお伝えしましたが

英語で歌を歌うのは、英語のリズムや音のくっつき、脱落などを練習するのに有効です。

この “You are my sunshine ”も、まぁ内容はどうあれ

知っているメロディで鼻歌ついでに歌うにはもってこいでした。

歌がお好きな方は、英語で歌ってみるの、本当にお勧めです。

こちらの歌、2番も、さらに救いようがない歌詞なんですが

英語で歌ってリズムをつかみたい方のために、以下再度全体ご紹介しておきます。

音がなくてもおそらく歌える方多いと思うので、チャレンジしてみて下されば嬉しいです。

 

The other night dear as I was sleeping ある夜寝ていたら

I dreamed I held you in my arms 夢を⾒た 君をこの腕で抱いている夢

When I awoke dear I was mistaken 目が覚めて それが間違いだとわかり

And I hung my head and I cried うなだれて泣いた

 

※サビ

You are my sunshine, my only sunshine 君は僕の太陽たったひとつの太陽

You make me happy when skies are gray 君は僕を幸せにしてくれる 空が曇っていても

You'll never know dear how much I love you 君は知らない どんなに僕が愛しているのか

Please don't take my sunshine away どうか僕の太陽を連れて⾏かないで

 

You told me once dear you really loved me かつて君は言った 僕を本当に愛していると

And no one else could come between 誰にも⼆⼈を引き離すことはできないと

But now you've left me and love another でも今君は去り別の⼈を愛している

You have shattered all my dreams 君は僕の夢をすべて閉ざしてしまった

 

※サビ 繰り返し

英語のリズム習得に歌を!体験始めました!

どうにかちょっと世の中も落ち着いてきたようで

やっと新規の生徒さん募集が始められました!

まずは横浜と町田で、英語の歌クラスの体験を行いますが

幸い先に広告を出した横浜のクラスにたくさん応募頂き、嬉しい限りです。

 

このBlogでも何回か触れたことがありますが

英語の歌を歌うのは、英会話で大事な英語のリズムに慣れるのにとてもいい練習になります。

強いところは強く、弱いところは音をくっつけたり落としたりしながら駆け抜ける。

そうしないと、英語の歌のリズムに合わないんです。

町田教室で今ある歌のクラス、生徒さんの希望でABBAの「Dancing Queen」に挑戦しましたが

例えば一番の歌い出し、"Friday night and the lights are low"

カタカナにするなら "フライデ ナイレンダ ライツァ ロゥ" こんな感じ。

night and は t と and がくっついて、さらに t の音が r っぽくなり「ナイレン」

and の最後の d の音はなくなります。

これを「フライデーナイト アンド ザ ライツ アァ ロゥ」なんてしたら、一生歌えません。

英会話でも基本的には同じことが起きるので

歌で英語のリズムをつかんで頂くと、英会話でもなめらかに発音できるというわけです。

 

とはいえ、純粋に歌が好きで来て頂く生徒さんもいらっしゃいますので

歌クラスでは、英語というより、歌の部分の比重を置いた感じで楽しく歌って頂いています。

先ほどの Dancing Queen も、正直、言葉数が多くてちょっと難しいかも…と思ったのですが

毎回練習し、原曲よりテンポを少し遅くした状態ではあるものの、一曲歌えるようになりました!

特にもうサビの部分は完璧。生徒さんも楽しそうで何より♪

歌うことは身体にもいいですし、楽しく過ごせれば免疫もアップ。

こうやって、もっと多くの方が楽しんで頂ける場を提供できればと思っています。

 

横浜教室の体験は10/18(月)13:30と、19(火)11:30

町田教室は、新クラスを作る予定で 10/20(水)15:00の体験です。

ご興味ありましたら、お気軽にお電話ください。

上記以降の日程でも、アキがあればいつでも実クラスを体験頂けます。

秋の味覚を英語で

10月ですね!We are in autumn!

このところ空気もぱりっとして、いよいよ秋な感じ満載です。

お店に並ぶものも、栗やさつまいもなど、秋の味覚に変わってきました。

 

日本では「食欲の秋」なんていいますが

その概念が日本だけなので、直訳できる英語はありません。

In Japan, they say that autumn is the best season to have a good appetite.

(日本では言われています。/ 秋は一番いい季節 / 旺盛な食欲をもつための)

こんな感じで説明するしかないですかね。

 

秋の味覚の代表たちも、結構英語圏ではなじみのないものが多いです。

松茸は外国で見つけたことがないのですが

紹介するなら matsutake mushroom とするしかないですね。

しいたけも shitake mushroom として売られています。

あと秋刀魚もアジアでしか食べないようです。

辞書を引くと、saury(ソォリィ)と出てきますが、とにかく外国人の皆さん見たことないので

必要のある時は narrow mackerel(細い鯖)と説明してます。

アジア独特の食材もうひとつはぎんなん。

イチョウの木自体は世界にありますが、実を食べるのはアジアだけではないかしら。

イチョウは gingko(ギンコゥ)なので、ギンナンは gingko nut(s)。

「gingko の実を食べるのか?!」って驚かれますが、食べてもらうと案外気に入る人も多いです。

 

そういえば、ナッツつながりで栗ですが

ヨーロッパでは、栗は冬の食べ物というイメージがあります。

寒くなって来ると、路上に焼き栗売りの人が出てきますね。

さてさて、栗は英語で?時々クラスで出してます。

マロンじゃないです。マロンはフランス語。

英語では chestnut(s)ですね。

In Japan, chestnuts are autumn seasonal food. (日本では、栗は秋の味覚です)

日本はいろいろな国からの言葉をそのまま吸収している言葉が多いので

便利なことも多い一方で、英語ではない言葉が定着しているとやっかいですね。

ひとつひとつ確認していくしかない、地道な語学の世界です。

日本人の食への好奇心は半端じゃない

先週末、アルゼンチン人の友人が、日本人の奥さん連れで遊びに来てくれました。

以前はちょくちょく会っていたのですが

共通の友人がプラハに引っ越してから、久しぶりの再会です。

しかも、いつも遊びに行っていたので、うちに来てもらうのは初めて。

食べたいかなーと思ったので

アルゼンチンの国民食、ミートパイのようなエンパナーダと

ミラネーサという、チキンカツを作ってお迎えし、盛り上がりました。

(アルゼンチンでは、牛肉で作るのが一般的で

 薄いカツの上に、さらにベーコンやチーズを乗せて焼いたりします)

 

アルゼンチン人のMatiは、日本に来て既に3年、結婚して1年以上になりますが

和食は好きではなく、かつお節の味がすると食べないと言って、奥さんが嘆いてました。

私の知人たちを見る限り、アルゼンチン人はどうも食に関しては保守的で

新しい味を楽しもうという好奇心はあまりないような気がします。

奥さんは「日本にはおいしいものがいっぱいあって、旅行でもグルメを楽しみたいのに」と

結構不満気な様子でしたが

Matiは「お刺身も悪くはないけど、おいしいと思わない」と平気な顔。

奥さんが、食べ物を楽しめればもっと日本の生活も楽しいと思って言っているのもわかるし

Matiの背景のアルゼンチン文化もわかるので、こちらは複雑です。

 

日本の食文化は本当に種類が豊かで

家庭での夕飯に毎日違うものが出てくるのが当たり前だったりしますが

世界で見ると、こんな国はほとんどないと思います。

大概はパターンが決まっていて

私の住んでいたスペインでは、夕飯は生ハムとチーズと、時々ジャガイモのオムレツ。おわり。

その代わり昼が中心ですが、それもスープとメインとサラダ。以上です。

フランスではお惣菜がよく並びますし

アメリカだと、TVディナーというワンプレートの冷凍食品や、レトルトがよく使われます。

最近では和食が世界で流行とも言われていますが

それはあくまで外食時のイベントであって、普段の食事はワンパターンです。

メキシコ人の友人から

「日本人は毎日食べることを考えてる気がするけど、疲れない?」と

聞かれたこともありました。

TVではグルメ番組があふれてますし、新しいお菓子は毎日のように発売されるし。

良くも悪くも、食に関して非常にunique=特殊であることは間違いないと思います。

 

幸い、私が作ったエンパナーダとミラネーサはMatiの口にあったようで

「アルゼンチンみたい!」と喜んでもらえ、残りをお土産に持って帰って頂きました。

日本でかつお節がイヤだと、確かにちょっと大変だとは思いますが

逆に毎日同じメニューでも文句言われないはずだから

割り切ってしまえば、奥さんもラクなのでは?

またアルゼンチン料理作るから食べにきてねーと言ってお別れしました。

アルゼンチンで一番の名物は、世界一おいしい牛のステーキなんですが

今度はアルゼンチン牛肉を取り寄せてステーキパーティにしようかな。

敬老の日は外国にある?

今日は敬老の日。

生徒の皆さん、ご家族と楽しく過ごしていらっしゃればよいのですが

この状況では難しい人もいらっしゃるかもしれません。

せめて何か楽しい時間を過ごしていらっしゃいますように。

 

さて、「敬老の日」英語でなんと言いましょうか。

ネットなどで調べると、「Respect-for-the-Aged Day」と出てくることが多いです。

respect=尊敬する、the aged=お年を召した方 ということですね。

「the+形容詞」は便利で、「〜の人々」という意味になります。

(敬老の日の訳の「aged」は「歳をとった」という形容詞です)

the rich で「お金持ちの人々」

the smart で「頭の良い人たち」

…という感じです。

 

ただ、結構説明的な感じになっちゃうので

シンプルに「Seniors' Day」とか「Elderly people's Day」とかでいいと思います。

「高齢者」を言う際、old という言葉が浮かぶ方もいらっしゃるようですが

old people はちょっと失礼 (^^; 「年寄り」な感じになっちゃいます。

 

この敬老の日、他の国にもあるのかしらと思って調べてみたんですが

いくつかの国にはあるものの、あまり一般的ではないようです。

ましてや祝日になっているのは、多分日本だけですね。

日本は本当に祝日が多くて

敬老の日の他にも、文化の日や海の日、山の日など

外国の人に説明するのが結構たいへんな祝日も多くあります。

ヨーロッパは、キリスト教の国なら宗教関係の日が主で

年間10日ほどしかないと思いますが、日本は17日もあるらしいです。

一説によると、日本人は有給休暇を取らないので

祝日にして強制的に休むようにしてあるとか。

でもそれで、休みが固まって結局どこに出かけても満員御礼というのも

なんだかなぁとは思いますが。

 

今週は木曜も、秋分の日でお休みですね。

秋分の日は autumnal equinox day (autumnal=秋の をつけなくても通じますが)

明日は中秋の名月、しかも満月らしいですね。

9月の満月=Harvest Moon 見られるといいなぁ。

古本で寄付できる仕組みをご存知ですか?

普段テレビを見ないため、ニュースには結構疎いのですが

それでもアフガニスタンの状況や、ミャンマーの方々の様子などは

ネットや新聞を通じて伝わってきます。

何かできることがないのかしらと思っていたところ

不要になった本を、買い取りではなく寄付できることを知りました。

 

私はとにかく本が大好きで、ヒマがあれば文字を追っているため

図書館はもとより、古本屋で買っては売るが日常なのですが

(町田教室近くのブックオフは本当に重宝しております)

今まで古本屋さんに売っていた本を、宅配で引き取って査定し

その代金をいろいろな団体などに寄付できる仕組みがあるんだそうです。

現金を送るのも、今はネットとクレジットカードで手軽にできますが

不要になったものがお役にたつのであれば

少しだけではありますが、ニュースで心を痛めるのも軽くなる気がします。

 

様々な団体が取り組んでいて

横浜では市がブックオフと提携して、福祉協議会などに回収ボックスを設置し

横浜市の障害者支援などの活動に使われているそうですね。知らなかった。

その他にも、ネットをお使いになられるなら

例えば以下のような会社が、本やCD、ゲームなどの寄付を宅配で受け付けてくれます。

ブックオフ

https://www.bookoffonline.co.jp/files/sellfund/

チャリボン

https://www.charibon.jp/

 

チャリボンは、バリューブックスというネット専門の古本屋さんが運営していて

他にも被災地への移動本屋など、ユニークな取り組みを行っている会社のサイトです。

どちらもいいところは、寄付する団体を自分で決められること。

日本での難民や貧困家庭への支援、殺処分される動物の保護などの団体の他

動物保護のWWFや、国境なき医師団など、世界的な組織も登録されています。

 

COVID-19の世界的な影響で

WFP(United Nations World Food Programme:国際連合世界食糧計画)の発表では

2020年末に約2億7000万人が深刻な食料不足に陥ったと推定しています。

この数値は、記録的な飢餓の年だった2019年に食料不足とされた1億3500万人の2倍です。

自分や周りの人の健康を守ることはもちろん大切ですが

それにより経済や支援の流れが止まってしまい、困難な状況になっている人が

世界にはこれだけたくさんいることも、頭に入れておかなくてはと思います。

 

自分にできることは本当に限られていますが

今回たまってきた本は、チャリボンでWFPに寄付する予定です。

本好きであることはもともと幸せなことですが

その価値がまたひとつ、少し上がった感じで嬉しいです。

暑がり、寒がりを英語で

9月の声を聞いたとたん、なんだか肌寒い日が続きますね。

私は暑がりなので助かりますが

さすがに、まだお彼岸にもなってないのにこの気候はちょっと戸惑います。

生徒さんたちが「何着ていいんだかわかんないわよねー」と言いながらも

毎日元気に来てくださっているのがありがたいですが。

 

教室の空調を入れるのも難しくて

涼しいからとそのままにしておくと、人が集まればそれなりに温度も上がるし

でも冷房を入れると寒くなっちゃうし。

生徒さんの中にも、暑がりさんと寒がりさんがいらっしゃるので、それも難しい。

 

さて「暑がり」「寒がり」、英語で何と言いましょうか。

これ、そのままずばりの英語がないので説明するしかないんですが

一番シンプルなのは "I don’t like the heat (the cold)." でしょうか。

単純に、好きじゃないと言ってしまうことですね。

あとは、「我慢する」の意味での stand を使って

"I can’t stand the heat (the cold)." とも表現できます。

※ちなみに、cold は寒い / 寒さ の両方で使えますが

 hot は暑い(熱い)という形容詞だけなので、「暑さ」にするには heat です。

 

もともと日本語は、性質や性格を形容詞で多く持っているのですが

英語は動詞が中心の言語で、日本語にぴったりの形容詞が見つからない場合が多いです。

なのでもう説明するしかない。

多くは get + 状態 を使って、「そういう状態になっちゃう」という表現で言えたりもします。

I get scared easily. 「scared=怖がっている状態」に簡単になっちゃう→こわがり

scared を lonely にすれば、寂しがりになりますね。

あとは、●●person という言い方で「●●な人」としてしまう方法もあります。

I'm a curious person. 私は好奇心旺盛な人です → 知りたがり

jealous person なら、やきもち焼きですね。

 

一対一の訳にならないのは大変ではあるものの

言いたいことを英語で表現する、いい練習にもなります。

何か性格を言いたい時、英語ならどうかなって、ちょっと考えてみると面白いですよ。

リメンバー・ミー:英語の勉強にとてもいいアニメです

ちょこちょこと映画の話が出てきて恐縮ですが

先日、「リメンバー・ミー(原題:Coco)」というアニメを家で見ました。

Disneyの2017年の作品なのですが、これがとてもとてもよかった!

メキシコが舞台で、メキシコには Dia de Muertos = 死者の日という

死んだ方を偲ぶ日、日本のお盆のような日があるのですが

音楽が大好きな少年が、しかし音楽を嫌う家族に生まれ

死者の日にひょんなことで先祖たちの「死者の国」に迷いこみ

自分の音楽好きのルーツを辿りながら冒険していく物語です。

 

もともと、今年映画を積極的に見ようとしているのは

自分の英語の勉強と同時に、生徒さんにお勧めして興味を持ってもらいたいという目的なのですが

映画で英語を勉強しようとする際には、やはりDisneyのアニメはお勧めです。

主人公のミゲルが、靴磨きをしながらギター弾きの客と話している時

音楽が大嫌いなおばあちゃんがやってきて、ギター弾きを咎めます。

ギター弾きは「I was just getting a shine!」

「靴を磨く」は shine を動詞で使えばよいのですが

get a shine とするのがとても英語らしい使い方ですね。

こういう get や take の使い方に慣れると、自分の英語もこなれてきます。

「出て行け!」というセリフを、映画のセリフのサイトで確認すると

「Get outta here, kid!」 out of が outta になっています。

of の音は、早く言うとアっぽくなるので、こういうつづりにするのも一般的です。

発音も「アウトオブ」ではなく「アウタ」これでOK。

自分で口に出して、慣れていくのが大事ですね。

 

映画の中では、死者の国と生者の国との間に入国審査のようなものがあり

海外旅行のように

「Anything to declare?」

「Enjoy your visit!」

などのセリフがあって、旅行英会話の練習にもなります。

本当にいい映画で、ご興味を持たれた方のために詳細は省きますが

普段あまりご先祖様のことを思わない私が、お墓参りに行こうという気になりました。

もう一回じっくり見たいです。

あと、メキシコにもまた行きたくなりました。早く行けますようにー!!

 

日本人の几帳面さ

昨日、ワクチンの集団接種会場に行ってきました。

大手町の、自衛隊がやっているところです。

住んでいる川崎市では予約が遅々として進まず

自衛隊も予約が難しいと聞いていたのですが、幸いとれたので行くことに。

 

大手町の地下鉄の駅までは、私の最寄り駅から乗換なしでいけるため

地下鉄で向かったのですが

(東京駅からはとバスでの送迎もあるそうです。ちょっと乗ってみたかったけど。)

改札を出たところで、既に「ワクチンこちら」のプラカードを持った方が待ち構えていて

そこからはもう、最寄の出口まで案内ポスターがあふれんばかり。

大手町駅は地下鉄が5路線通ってますが

その全部の出口にああやってプラカード掲げていらっしゃるんでしょう。

そして出口を出ると、そこにもプラカード。ご苦労様です。

 

会場は、1回目と2回目の人を入口から分けて、それぞれ複数入口があり

入場時の予約チェックの際に、入った入口ごとに色の違うクリアファイルで書類を渡されます。

混雑緩和のためなのでしょう、

その色ごとに、接種会場へのエレベータの案内や問診などの案内をされました。

移動するたび、それこそ10mごとに係の人がいて

こっちですこっちですと、人間GPSかというような感じで案内され

あっという間に接種。そして次回の予約。

接種後は15分ほど待機場所で待つように言われ

最後は接種時に書いた時間を見て、15分以上経過したのを確認し解放という感じです。

予約で人数制限されていることもあり

広い会場でしたが、15分ほど、主にくるくる歩いている印象で接種は完了。

待機時間を入れても30分で外に出てきました。

 

几帳面に、ミスなくそつなく流す、あの仕組みづくりと実践は日本ならではだなーと

久し振りに実感した出来事でした。

どこかのイベント会社が受託しているんでしょうが、

政府の肝いりですから予算に糸目はつけていないだろうし

あんなに人を使ってできているんだろうと思います。

さらに、決めた通りに係員が動いているのも日本ならではですね。

しかし一体、何人の人が現地で働いているんだか。

地下鉄の入口のプラカードもそうですが、別にポスターでいいと思いますし

会場内の係員も、いい大人相手にあんな10mごとに必要ないし

人員は半分でいいんじゃないかという感じでしたけど。

あれが税金で用意されていると思うと、余計にそんな印象を受けました。

 

万万が一、千万が一のトラブルを防ぐのが日本のやり方ですね。

しかもテクノロジーではなく、人海戦術で。

ある意味すごい。でも別の角度から見れば、無駄とも言えます。

外国人の友人たちが体験したらどう言うか、ちょっと聞いてみたい気持ちになりました。

パックいろいろ

先日、英語でのふりかけの作り方を読んでいて

「かつお節1パック」の表現が、「1 sachet dried bonito shavings」とあり

(かつおは bonito ですね。かつお節は dried bonito frakes と言うことも多いです)

あれ?パックが sachet? と引っかかりました。

sachet はフランス語です。

南フランスに行くと、ラベンダーのにおい袋が売ってたりしますよね。あのイメージ。

どうもそのまま英語で使われているようで、1つ勉強になりましたが

私のイメージだと、かつお節のパックは packet でした。

日本語で使うパックにあたる pack も、もちろん英語ですし使えますが

どちらかというと、小袋な感じのものは packet と言う気がします。

 

考えてみると、日本語の「パック」は結構意味がいろいろで

トレイに入ったお肉、ビール6本セット、パック旅行、卵、牛乳などなど

単位や名称として使っているものがたくさんありますが、英語では結構違ったりします。

トレイのお肉:

これは pack で言えます。a pack of minced beef (牛ひき肉1パック)

ビール6本セット:

これも pack ですが、"six pack" でひとつの単語みたいになってます。

a six pack of beer が普通で、a pack of six beers じゃないんですね。なんでかしら…

※ちなみに、腹筋の割れてるのも six pack、これは日本語と同じです。

パック旅行:

これは明らかに和製英語的な使い方。英語では travel package と言います。

卵1パック:

これは英語では決まっていて、a carton of egg です。

carton=紙の箱ですね。昔は紙の箱だったからでしょうか、そのまま使われています。

牛乳1パック:

これも carton です。a carton of milk。紙の箱だからきわめて自然。

改めて考えると、なぜ日本ではパックなんだろう。不思議。

 

こうやって並べてみると

日本での「パック」はどうも「ひとまとまりになって覆われているもの」な感じのようです。

(牛乳パックは不明ですが)

英語では、もう少しいろいろ細かいところが違うので

使う際にはちょっと注意が必要かもしれません。

 

あ、ちなみに、美容のために顔につける「パック」。

pack でも通じないわけではありませんが、あまり使わない気がします。

facial mask が一般的じゃないかな。お土産探しの際にでも使ってみてください。

前置詞はイメージで覚える

オリンピックの開会式で話題になったピクトグラムですが

それにヒントを得てか、英語の前置詞をピクトグラムにしたものが話題になっていました。

英語についての情報発信をしている方が作成したようなのですが

本当によくできていて、学校の教材に使ったらいいのにという反応が多数。

やはり前置詞には、いろいろ苦労されている方が多いんですね。

ご興味あれば、以下外部リンクご参照ください。

https://twitmag.com/article/1419216399239507970

 

前置詞と呼ばれる、at, in, on などを使うには、やはりイメージで把握するのが一番です。

学校では「on=上に」とか習ってましたが

on はあくまでくっついているイメージなので、机の裏側に、下向きにくっついててもon。

「試着していいですか?」を「 Can I try this on? 」とするのは

自分にくっつけていい?という感じが入っています。

「それ似合ってるね」の「It's good on you.」も同じで、

あなたにくっついていることでいい感じ!という意味ですね。

あと、onには他にも「進行中」の意味もあって

スイッチオン!のon も、回路がつながって電気が進行している感じで使っています。

「火がついてる!」と言う感じの 「on fire!」も同じです。

 

クラスで時々「in なのか on なのか at なのか、そういうのがわからない」という声を聞きます。

前述のように、それぞれの前置詞の基本イメージを把握しておくと

理解にちょっと役立ったりします。

でも実際使うには、前置詞と一緒にかたまりで覚えてしまう方が早いです。

「似合うはくっついてるからだから on を使う」と考えるより

「似合う= good on you」と、口で覚えてしまうのが一番。

 

でも、それより私がいつも言っているのは

前置詞なんてどうせ聞こえないところなんだから

なんかごまかして「ん」って言っておけばいいんです。

good on you でも good in you でも、なんなら good ん you でも

ちゃんと前置詞を弱く発音して、英語のリズムを作れば、聞こえ方はほとんど変わりません。

何を使うか考えて迷って、口から出ないくらいだったら

わからない部分は「ん」って言って、にっこりすれば相手が勝手に想像してくれます。

これ、ほんとです。実際私もしょっちゅうこれでしのいでます。

(堂々と言うことじゃないか)

前置詞のイメージをつかむのは大事ですが

あまり文法にとらわれず、伝えたい気持ちを優先してほしいと、いつも思っています。

日本の当たり前をまた1つ認識

現在ボランティアで日本語を教えているジャマイカからの生徒さん。

8月はボランティアセンターが休みなのですが、勉強したいというので

先日初めてうちに来てもらってクラスをやりました。

 

毎週のクラスでは、日本語の勉強が目的ですので

お互いのプライベートなどを話す機会はあまりなく、

日本語の勉強のあいまに、今回初めていろいろ話をしたのですが

日本の生活についていろいろ疑問があったらしく、質問の出ること出ること。

昨年英語の教師として来日したものの、クラスはオンラインで友達もあまりできず

疑問に思っても聞く相手がいない状態だったようです。お気の毒に。

 

真っ先に聞かれたのは

「日本はこんなに安全なのに、なぜセキュリティシステムのある家があるの?」

始めは何が疑問点なのかわからず「ジャマイカはどうなの?」と聞いてみると

ジャマイカは残念ながら治安が悪く、

一軒家は皆玄関や窓に鉄格子をはめるのが当たり前なんだとか。

なので、日本で自動的にライトが点灯したり、カメラをつけたりしている家は

彼女から見れば、必要ないのになぜ?ということになるようです。

「日本でも泥棒はいるし、一人暮らしの高齢者も増えているから

 親を心配して子供がつけることもあるよ」という答えしかできませんでしたが

改めて、日本の安全度の高さと用心深さを感じた質問でした。

でも考えてみれば、他国に比べれば段違いなほど安全なのに

なおセキュリティシステムをつけなくちゃと思うくらい、不安感の残る社会というのも

なんだか切ない感じがしますね。

昔は地域のつながりとかで解決できていたのかもしれないのに。

 

※余談ですが、「鉄格子」を「iron grill」と言っていて、調べたら確かにそうでした。

 「格子」って「latice」しか知らなかったのですが

 焼かない道具でも、ああいう鉄の格子状になったものは grill なんですね。

 またひとつ勉強になりました。

 

その他、いろいろな質問に答えること2時間ほど、日本語の勉強も2時間ほど、

結局4時間以上うちに滞在し

その後覚えた日本語を実践で使いながら、近所の商店街でお買い物を楽しんで

満足して帰っていきました。

今月いっぱいは夏休みなので、またどこかで来てくれる機会がありそうです。

また予想外の質問がでるのかな。

答えるのは大変ですが、普段の当たり前の感覚を見直しできる、いい機会になります。

something は時に great thing

このところ、サッカー観戦に時間をとられていたのですが

久し振りにAmazon Prime で映画を見ました。

邦題は「ジーサンズ はじめての強盗」…タイトルだけだと見る気になりませんよね💦

ただ、主役3人がモーガン・フリーマン、マイケル・ケイン、アラン・アーキンと

アカデミー賞受賞者がずらりで、評価も高かったので見てみることに。

 

あらすじは、鉄工所をリタイアした3人のおじいちゃん友達が

もとの職場が破たんして、年金がもらえなくなり

その職場はその年金分で銀行に債務を返すというのにブチ切れて

銀行強盗を試みるという感じ。

アメリカは、日本ほど公的年金に依るわけではなく

個人で準備する年金と、企業からの職域年金も加えて老後の資金とするのが一般的なので

そのあたりの背景を考えると、実際こういう人もいるんだろうなぁと

アメリカの現実の一端に触れる感じでもありました。

 

途中、モーガン・フリーマンが誕生日を祝ってもらうシーンで

他の2人からのプレゼントを開けて

「That's really something!」というシーンがありました。

さて、something=何か のはずなんですが、このセリフの意味は?

実は something には「重要なもの」という使い方もあるんです。

なのでこのセリフは「すごいな!」という意味になるんですね。

これは結構よく耳にする使い方で

何か話を聞いて「それはすごいね!」という場合も「That's really something!」

「彼は大した人だ」なら、「He is really something.」です。

「すごい」と言いたい時、great, amazing, awesome, fantastic など

いろいろな単語もありますが、

こういうフレーズも練習しておくと、また引き出しの中味が増えます。

 

ちなみに、この映画の原題は「Going in style」

"in style" は、流行っているとか、かっこいいという意味で使うので

「かっこよく行こう」みたいな感じでしょうか。

3人のおじいちゃんが、本当に恰好よく生きている素敵な映画です。

こんな情けない邦題つけるくらいなら、カタカナ表記でよかったのに…もったいない。

コメディで90分ほどの作品なので、あっさり見終わりましたが

最後のたたみ方もしゃれていて、もう一度みたい映画です。

今度は英語のセリフをもっと確認しながら、じっくり見ようと思います。

英語の理解には後戻り厳禁!

英語を理解するのに大事なポイントはいくつかありますが

聞く&読む で大事なことの1つに

「後戻りして理解しようとしない」というのがあります。

英語と日本語は、そもそも語順が違うので

真面目な方ほどちゃんと理解しようとして、日本語の語順に置き換えて考えがちですが

そうすると話がわからなくなっちゃうんですよね。

 

学校で、きちんとした日本語に訳する練習をたくさんしてきたので

そのクセがある方、結構多いです。

英語はまず「誰/何 が、どうした」と、一番大事なことを先に言う言葉なので

まず主役(主語とか主部)を把握して

その後で「どうした」部分(動詞とか述語)をつかむ。

「どうした」の相手(目的語)が必要な場合はすぐあとにあるはずです。

それを見つけて、あとはもう時間とか場所とかおまけみたいなものなので

それごとにつかんていきます。

 

ここで大事なのが、それぞれの部品の「固まり具合」です。

I like coffee. こんな簡単な文章なら苦労はないのですが

例えば先日、クラスでやった文章は以下のようなものでした。

(朝日新聞の100 words というコラムを読んでみたものです)

Naomi Osaka has withdrawn from the Wimbledon championships for personal reasons, 

but her agent said June 17 that the world number two will be ready for the Tokyo Olympics.

 

この長さを見ただけで、もう生徒さん尻込み感満載なんですが(^^;

Naomi Osaka が has withdrawn って何?(ここでヘルプ)あー棄権なのね。

そうそう、ウィンブルドン棄権したわよね。

personal reasons 個人的な理由、そうそう、そうだった。

…と、こんな風に、かたまりごとで理解していきます。

この時かたまりの区切りの目安になるのが、from とか for などの前置詞と呼ばれるもの。

あとは that という、「このあと具体的に説明するからね」という記号です。

そうして、あくまで出てきた順番でかたまりを理解していき

最後なんとなく意味が把握できれば、もうそれでOK。

きれいな日本語にする必要はありません。

もちろん、難しい単語はわからなくて当然ですが

そこは文脈から想像しながらとにかく読み進めて、後で調べる方が練習になります。

 

前述の英文は、これくらいの長さが4つあったのですが

生徒さんたち、最後にはなんとか理解頂いたようで一安心。

ちなみに、練習する際は口に出して読んだ方が数倍効果的です。

前置詞やthatの前で区切りながら、かたまりを意識して、

かたまりごとに理解しながら読み進めていくと

きっと今までより理解できる度合いが大きくなっていると思います。

中高年の生徒さんたちもできましたよ♪ Why don't you try it?

ワクチンの後は内側を健康に!

生徒さんにも、ワクチン接種2回目完了した方も出てきました。

2回目接種後2週間したらひとまず免疫完了の目安だそうですね。

心配が減ることは何よりだと思います。

 

感染症などへの対策には、外側と内側の2つがあると言われています。

外側は手洗いやワクチン接種など、物理的に対応をすること。

そして内側は、自分の免疫力を高めることです。

今までは外側対応が何より大切とされてきましたので

外出を控えたり、人と会わないようにすることで予防してきましたが

そのために内側の対策ができなくなっていることにあまり注目されていなかった気がします。

外側対策で外出しないと、当然体力が衰えます。

お日さまにあたらないと、免疫力が下がるうえに、精神面に悪い影響を及ぼします。

人と話すこと、笑うこと、泣くことなしに、人間の感情は正常を保てません。

 

感染症の可能性は、何をしてもゼロにはなりませんよね。

一番心配な外側の懸念が、一応払拭されたとしたら

次はどうか、ご自分の内側のケアを積極的に行ってください。

東京はまた緊急事態宣言とか出てしまいましたが

外側の免疫ができたのであれば、うつることもないわけですから

(前述しましたが、どんな感染症も100%の防止はないので割り切りが必要です)

楽しいことを探して、なるべく動いてみてはどうでしょうか。

クラスに来てもらえれば、それが一番嬉しいですが(^^;

自分たちの教室のことではなく、すべての中高年の方々の今後の健康のために

そして若い人たちの経済活動のために

ワクチン終わったら活動しよう!という雰囲気になってほしいものです。

 

ちなみに、教室に来てくださっている生徒さんたちは、皆さんお元気。

少しお休みされても「家にこもってたらウツになっちゃう」と出てこられます。

本当に、それぞれの考え方ではありますが

人生一度っきりですから、自分で区切りを決めて、どうか楽しんでください。

楽しそうにしている方を、早くたくさん見られますように!

世界は案外狭い

4月に日本からイタリアのミラノに移住したアルゼンチン人夫婦から連絡がきました。

「プラハに引っ越したよー」

え?ミラノ大学への留学のためにミラノに行ったんじゃ??

きけば、奥さんの仕事が、アルゼンチン時代の会社のつてでチェコのプラハで決まったので

そちらに住むことにしたそう。

ミラノ大学での友人の研究は、完全リモートワーク大学に行くこともほとんどなく

問題はないそうです。

 

はじめは結構驚きましたが

地図を見てみると、ミラノとプラハは直線距離で約800km、

東京-広島くらいでしょうか。

飛行機で1.5時間、格安航空会社が片道1万円以下で飛んでいます。

その気になれば日帰りも全く問題ありません。

プラハに住んで時々ミラノに通うのも、結構現実的なんですね。

 

ヨーロッパは国境が陸続きの国が多く、EU圏内での移動が自由なので

国境をまたいで毎日通勤する人というのも珍しくありません。

日本のような島国に生まれると、その感覚は持てないですね。

その上、この状況での数少ない世の中のいい変化である、リモートワークの普及で

住むことと仕事をすることの接近性が、より重要ではなくなりました。

私もそのうち、スペインに住んで

画面ごしに生徒さんにクラスができるような日も来るのかしら。

まぁさすがに、クラスはやっぱり直接やりたいなという気持ちが強いですが

翻訳の仕事などであれば、全く問題なさそうな気がします。

 

ミラノに拠点ができた!と喜んだものつかのまでしたが

プラハも大好きな町です。

きれいだし、ビールは美味しくて安いし、ごはんも口にあいました。

今度の目標はプラハで彼らに会うことかな。楽しみです。

「ガッツポーズ」は日本語

現在ヨーロッパでは、サッカーのワールドカップヨーロッパ版とも言うべき

EuroCup(日本語では欧州選手権)が行われています。

サッカー好きには、ある意味ワールドカップより楽しみな大会ですが

しかしヨーロッパとの時差の関係で、日本での放映時間は朝の1時とか4時。

先週末からはいよいよ決勝リーグで、見たい試合がたくさんあり

夜更かしをがんばるか、仮眠して起きるか、悩ましいところです…

 

EuroCupでは、予選を勝ち抜いた24チームが4チームずつで総当たり戦を行い

うち16チームが決勝リーグのトーナメント戦を戦います。

いわば「ベスト16」というやつですが、これって和製英語でして

英語では round of 16、または last 16 などといいます。

ついでにベスト8は Quarter finals、ベスト4は Semifinals

決勝進出が Finals ということになります。

ほんとに中途半端に英語っぽい言葉って、面倒ですね。

※ベスト8が Quarter=1/4 となっているのは、

 8チームで4試合=決勝の1/4 という意味らしいです。

 また「そこに進んだチーム」という意味で、決勝でも Finals  と複数にする場合と

 「決勝戦」という意味で Final と単数にする、両方の言い方があります。

 

スポーツの用語は結構和製英語がたくさん潜んでいて

例えば「ガッツポーズ」なんて言いますが

あれはガッツ石松さんが勝った際とったポーズを、新聞記者が表現したのが起源なので

完全な日本語。

英語にそのままの単語はないので

He raised his fist in triumph. (彼はこぶしを突き上げた / 勝利に)

こんな風に表現するしかないと思います。

野球の用語なんかもずいぶん違うものが多くて、ちょっとびっくりするほど。

 

ところで、「ベスト8に進んだ」というのは、英語でなんと言いましょうか。

これは「やりとげた」という表現「made it」を使えば簡単。

My high school made it to the quarter finals. (私の高校はベスト8に進んだ)

スポーツを見ていて、単に「彼はやったね!」と言いたい場合も

「He made it!」でOKです。

 

どうやらオリンピックもやりそうな雰囲気ですし

クラスでも応援する際のひとことなんかを、ちょっとやっておこうかと思ってます。

I'm rooting for ●●. (私は●●を応援しています)

Go for it!(がんばれ!)

That was close!(惜しかった!) … などなど

TVを見ながらでも、ひとこと言えたら楽しいですよね。

接戦になるとそれどころじゃないかしら💦

ことわざは文化が見えます

現在やっている日常会話のクラスの中のひとつで

「The early bird catches the worm.」ということわざがでてきました。

直訳すれば「早起きの鳥は虫を捕まえる」、

鳥にとって虫はごはんなので、日本語での「早起きは三文の得」にあたります。

生徒さんからは「鳥が虫を捕るのが得っていう感じなのが面白い」という声も。

 

ことわざは英語で proverb ですが

ことわざって、その国の文化が出ているものをよく見かけますね。

日本語と英語で、同じ意味を表すのにも出てくるものが違うものがあって

例えば「取らぬ狸の皮算用」

英語では「Don't count your chickens before they are hatched.」

hatch は「孵化させる」なので、「卵が孵る前に鶏の数を数えるな」という言い方になります。

日本だとたぬき、英語では鶏なんですね。

 

「花より団子」も英語では「Bread is better than the song of birds.」

食い気の象徴が日本では団子、英語ではパン

さらに美しいものは日本では花、英語では鳥のさえずりです。

ちなみに、日本語の「花」は桜を意味していると思いますが

そういった日本人ならではの共通認識という点も興味深いです。

 

あと、面白いのは「船頭多くして船山に上る」

これは英語では「Too many cooks spoil the broth.」

spoil は「台無しにする」なので、「コックが多すぎるとスープがまずくなる」

日本は船にたとえて、英語ではコックさん。

なんとなく想像するシーンも違ってきます。

 

日本語のことわざがすべて英語にあるわけではありませんし、

それこそ、文化の違いでことわざ=教訓 にならない内容もあります。

「沈黙は金なり」は、英語でも「Silence is golden.」という言葉で存在していますが

そもそも黙っていない人たちなので、あまり耳にしない気がします。

言葉からそういう違いを見ていくのも、私にとっては楽しい作業です。

 

ちなみに、一番初めの「The early bird catches the worm.」ですが

これには続きがありまして

「But the second mouse gets the cheese.」二番目のネズミがチーズを取る。とは?

ネズミの世界では一番先に出ていくと、ネズミ捕りにひっかかるので

そのあとで出ていった二番目のネズミが得をするということらしいです。

早起きが苦手な人の負け惜しみでしょうねー。

私も night owl=夜更かし で、早起きは苦手なので、二番目のネズミ派です。

日本語は難しいですよー

4月から、ボランティアで外国人に日本語を教えています。

昨年取った日本語教師の資格を生かしてみたいと思って始めたのですが

テスト用に勉強はしたものの、いざ教えるとなると、日本語って本当に難しいですね。

 

まず改めて認識して驚いたのは

日本語って、形容詞まで活用するんですよね。意識したことあります?

英語だと、例えば tasty はどんな文章になっても tasty ですが

日本語では「おいしい」は「おいし-そうな」「おいし-くない」「おいし-かった」など

語尾がいろいろ変わってします。

まぁその分、英語は動詞で表現するんですが

ラテン語を元とするスペイン語やフランス語などは動詞が活用するので

日本語での動詞の活用はまだいいとしても、形容詞まで…

その上、形容詞にも「い」で終わるもの(おいしい)と「な」で終わるもの(静かな)があり

(後者は、国語では形容動詞と呼ばれるものです)

それぞれ活用の仕方が違うので、学習者はほんとに大変。

 

格助詞と呼ばれる、いわゆる「てにをは」の使い方も難しいし

その上、ひらがなとカタカナ、新聞を読むには2500の漢字が必要です。

私だったら投げ出してしまいそう…

幸い担当している生徒さんはジャマイカ出身で英語が通じるうえ

スペイン語も独学で勉強していて、動詞が活用することについての抵抗感はなく

さらに語学好きで、日本語に興味を持って取り組んでくださるので

文法的なところは英語で説明しつつ、楽しく過ごしています。

とはいえ、その分鋭い質問も多く、そのたびにテキストをひっくり返して説明を考えたり

こちらも本当に勉強になります。

 

日本語を話せるからといって、日本語をうまく教えられるとは限りません。

英語も同じで、生徒さんにわかりやすく教えるには、英語が話せるだけでは全く不十分ですから

日本語を教えつつ、英語のクラスに活かせるやり方も研究できる

一石二鳥の作業だと思って、少しがんばってみようと思っています。

たけのこ=竹の芽、さて英語では?

少し前になりますが、実家の母がたけのこを送ってくれました。

正確には淡竹(ハチク)という、細い種類の竹なんですが

これをご近所のお友達と取りに行くのが恒例行事なんだそうで

いつも下茹でまでしたものを大量に送ってくれます。

ありがたいのですが、一人暮らしにはありあまる量で

せっせと水煮の水を替えつつ、半分以上は日干しにして保存。

幸い今年はまだ晴れの日が多くて助かってます。

 

タケノコを英語で言うと、bamboo shoot

shoot は「芽」のことなので、そのままな感じですね。

(サッカーのシュートと同じ単語です)

ただ「芽」にあたる英語はいろいろあって

shoot はその音の感じ通り「しゅーっ」と伸びる感じのものなので

そのまま枝になりそうな芽のことを言うときに使います。

アスパラガスなんかも、小さいと shoot な感じです。

 

あと耳慣れた感じが sprout 。

最近「ブロッコリースプラウト」とかいう名前の野菜も出ていますが

ああいった、双葉がちょろんという感じの単語です。

もやしも英語では bean sprout といいます。

「スプラ」の部分をひとかたまりで発音するのがコツですね。

 

もう1つ、bud (バァd)という単語もあります。

これはつぼみのイメージなので

じゃがいもの芽やふきのとうの感じでしょうか。

木についた若芽も、ちょこんと出たときは bud で

ちょっと伸びると shoot という気がします。

 

ちょっと新芽の季節は過ぎてしまいましたが

家庭菜園などやってらっしゃる方は

トマトの苗(seedling)に花芽がついたら

「Oh! The tomato seedlings have some buds! (トマトの苗に花芽がついてる!)

とか

「The basil seeds have sprouted!(バジルの種が芽をだした!)」

(sprout や shoot は「芽を出す」という動詞でも使えます)

など、独り言でもくちに出してもらえるといいなぁ。

スーパー銭湯デビュー!外国人に紹介したい

初めてなんですが、スーパー銭湯と呼ばれるところに行ってきました。

鶴見にある「RAKU SUPA」というところで

生徒さんから「招待券があるのでどうぞ」と頂戴したものです。

結構広い施設なのですが、平日にもかかわらず結構人がいて、予想外でした。

特に若い人が多いのにびっくり。日本人は老若男女問わずお風呂好きなんですね。

 

このRAKU SUPA、お風呂が何種類もあり

露天風呂も、温泉風に硫黄を混ぜたものや、寝たまま入るものなど4種類。

岩盤浴も料金に含まれていて(私は入りませんでしたが)

食事スペースも休憩スペースも広く

その上、個別に区切られたブースに電源が完備されている場所もあり(もちろんwifiも)

仕事までできるようになっています。

実はこのBlog、この仕事スペースで書いたものです。

マンガや雑誌もたくさん置いてあって読み放題なので

皆さん、思い思いの場所で寝っ転がったりしながら、くつろいでいらっしゃいました。

 

「スーパー銭湯」さて、英語で何て言いましょうか。

シンプルに public bath でもいいのですが

それだと銭湯のような小さめなところを想像してしまうので

deluxe public bath とするか、public bath and spa とすると大きいイメージがでます。

温泉ではないので、外国人観光客にはその点をちゃんと説明する必要がありますが

街中にあって、気軽にお湯を楽しめますし

状況が落ち着いたら、こういうところもどんどん外国人観光客に知られるとよいですね。

そういう目で見てしまうのが職業病的ではありますが。

 

この RAKU SPA さん、ごはんや飲み物も良心的な価格です。

入場料金も1,680円ですし(お台場の大江戸温泉は3,000円近くしますもん。そりゃ温泉だけど)

川崎・鶴見・武蔵小杉の駅から無料の送迎バスもあります。

今日は横浜のクラスの後だったので4時間弱の滞在でしたが

のんびりできたし、このBlogも書けたし、いい一日でした。

朝から行って、お風呂入りながら仕事して、ちょっとのんびり寝転んで

今度そういう一日もやってみたいなぁ。

いいところを紹介してくれた生徒さんに感謝です♪

スペインが観光OK!あとは日本!!

スペイン政府が観光客の受け入れを再開しましたね!

日本やイギリスなど、感染の恐れが低そうな地域は本日24日から

その他の国でも、ワクチン接種とPCR陰性の証明があれば6/7から受け入れとのこと。

日本人はワクチン接種なしでも入れるとの太っ腹(?)な対策です。

ただ、残念ながら日本政府が外に出してくれないので

(正確には、出発時に現地でのPCR検査と、帰国後の14日間の隔離が解けていないので)

旅行はもう少し先になりそうですが

スペイン行きの航空券の値段を調べたりして、ひとときわくわくした時間をすごせました。

 

早くもヨーロッパ各国向けには、スペイン政府がTVでキャンペーンCMを展開していて

今年の夏はいつにも増して、スペインに向かうヨーロッパ人が増えそうな感じ。

このスペインのキャンペーン、タイトルが「You Deserve Spain」になっています。

deserve とは、ちょっと聞き慣れない単語かもしれませんが

辞書的な意味は「~するのにふさわしい」となっています。

よく使うのが「You deserve it.」というフレーズで

何かいいことがあったとき「(きみは努力をしたから)それにふさわしいよ」という感じです。

逆に、サボっていて何か悪い時にも使います。

その際には「自業自得だよ」というニュアンスになりますね。

 

このキャンペーンのタイトルを直訳すると

「あなたはスペインにふさわしい」となりますが

この状況下で、1年以上も自宅にこもっていたのだから

そのご褒美をもらって当然、さあどうぞスペインへ!というニュアンスが感じられます。

いいタイトルだなぁ。

 

ギリシャもイタリアも、ワクチン接種前提ですが、観光客の受け入れを始めています。

メキシコはもともと観光OKを続けていましたし、ハワイも昨年11月にはオープン、

日本さえOKが出れば行ける国がだんだん増えてきました。

生徒さんたち、本当に心待ちにしている人が多いです。

私自身もそうですが、生徒さんたちのためにも、早く日本の状況が落ち着いて

以前のように海外に旅行できることを、心から願っています。

All of you deserve to go on a trip!!

ワクチン始まりましたね

なんのかんのと、どたばたの感じは否めませんが

生徒さんたちにも、やっとワクチン接種のご案内が届きつつあるようです。

クラスでも「予約できた?」という会話がぼちぼち聞こえるようになりました。

 

ワクチンは英語で vaccine、音は「ヴァクシィィン」って感じで「シ」が強いです。

「ワクチン」という音はドイツ語から来ているらしいですね。

「接種する」は難しく考えず、get とか have でいいので

「ワクチン接種に行く予定です」は 「I'm going to get the COVID19 vaccine.」

「コロナウィルス」は、英語では一般的に COVID19 という言い方をします。

読み方はそのまま「コヴィッ(d)」でOK。

「予防接種」はvaccination(ヴァクサネイシュン)なので

vaccine の代わりに vaccination にしている表現もよく見かけます。

 

生徒さんの中には、やはり副作用の心配をされている方もいらっしゃいます。

副作用は side effect、普通は1つではないので複数で出てくることが多いですね。

「ワクチンの副作用が心配です」は

「I'm worried about side effects of vaccine. 」となります。

 

無事ワクチンを受けて、免疫ができたら一安心。

「免疫」は immunity、「イミュゥニティ」という感じの音です。

「I have immunity against COVID19. 」という感じになりますね。

「集団免疫」は social immunity となります。

ちなみに、「免疫力を高めましょう」などのフレーズになると

immune(イミュゥン)という、「免疫力のある」という形容詞にして

「immune system」という表現で「免疫力」ということが多いです。

「高める」はboost=押し上げる という動詞を使いますので

We can boost our immune systems by having nutritious foods.

(栄養価の高いものを食べることで、免疫力を高めることができます)

 

そして笑うことや、人と話してストレスを発散するのも免疫力向上のひとつ。

クラスも早く、皆さんが心から安心して笑える時間になりますようにー!!

Me too と You too

最近、日曜の夜にAmazonプライムで映画を見るようになりました。

昨日見たのは、「記者たち 衝撃と畏怖の真実(現題:Shock and Awe)」という作品で

ブッシュ大統領時代、イラク開戦をめぐる「大量破壊兵器」捏造問題を

記者たちが暴こうとする、実話をもとにしたものです。

こういう作品を見ると、情報は操作できるということが、本当によくわかります。

 

映画の中で、記者が政府官僚にインタビューし、別れ際に

「Nice meeting you.」と言われて「You too.」と答えるシーンがありました。

あれ?「私も」なら「Me too.」じゃないの?と思われる方、多いかも。

 

初めて会う時は「Nice to meet you.」これは皆さんご存知かと思いますが

別れ際は「Nice meeting you.」最初に入るべき "It was" が省略されている感じです。

で、それに対してちゃんと返答するのであれば

「It was nice meeting you, too.」なのですが、これが省略されて「You too.」なんですね。

もし「Me too.」と答えたとすると、元の文が

「It was nice meeting me, too.」ってことになってしまい、ヘンなんです。

 

カフェで何かを注文する際、誰かが「I'll have coffee.」と言って「私も」と言いたい時

本来なら「I will, too.」になります。

慣習的に「Me too.」でも通じるので、これはこのままで構いません。

ただ、「私も=いつも Me too」と覚えてしまうと、時として変な回答になってしまうので

ちょっと注意が必要ですね。

 

「私も」の返答で、もう一つ使うのが「So do I.」

I love cats.(猫が大好き)→ So do I!(私も!)という感じです。

Love の代わりに do を使うことになるので、前がbe動詞なら、答えも am になります。

I'm hungry. → So am I. という感じ。

※ I do / I am にならないのは、倒置で動詞を強調するという文型です。

先ほど例に出した、「I'll have coffee.」への「私も」をこれに沿って言ってみると

「So will I.」ということになります。

 

Me too. でも通じる際には、その方が楽なので使いやすいかもしれませんが

So do I. / So am I. などの答え方も、口に出さないと覚えられないので

「今日はこれを使おう」と決めて、言ってみるのが身につくコツです。

今度旅行に行った時、「私もビール」と言う時には是非「So will I.」で言ってみてください。

...早くそういう日が来るといいなぁ。

Time flies. 時がたつのが本当に早い!

GWに入って、雨は時々降るものの、本格的に暖かくなってきましたね。

4月のクラスは21日が最後で、次が5/6なので

丸々2週間クラスに出かけることもなくのんびりなはずなのですが

そんな私のGWも、いつのまにかあと3日になってしまいました。

10日間も一体何していたんだか…

そりゃ教材作りもしてましたし、お墓参りも行きましたが

それにしても早すぎる。

考えれば2021年も、いつのまにかもう1/3が過ぎてしまってますものね。

すぐ梅雨がきて、夏になって、紅葉を見て…一年って本当に早い。

こういうと、いつも生徒さんたちに

「これからもどんどん早くなっていくわよー」と脅されるのですが。

 

時間が過ぎるのが早いことを、英語でどう言いましょうか。

直訳的に言えば 「Time goes by quickly.」 でも十分通じますが

もっとよく聞く表現は 「Time flies.」

時が飛ぶ。まさに文字通りですね。

fly は、主語の time が三人称単数で現在(あぁいやだこういう文法用語)なので

s を付けるために y→i に変わります。

「本当に早い」と強調するなら「Time really flies.」 とでもしましょうか。

Time flies when you are having fun. (楽しんでいる時間はあっという間だね)

うーん、GWの前半、たいして楽しんでいる実感もないのですが

それでも時間は flying してた感じですかね。毎日気が付けば夜。

あと同じ意味でよく聞くものに

「Where did the time go?」(時間はどこにいっちゃったの?)というフレーズもあります。

直訳で、通じればいいというのもありだと思いますが

よく使われる表現なら、なるべく口に出して覚えてしまった方が

自然な英語が身につきますし、おすすめです。

 

S&Sの英会話も、GW明けで、開講してちょうど丸7年になります。

いつのまにかそんなに経っていたなんて。まさに Time really flies!!

開講当初からいて下さる生徒さんも多く、本当に感謝です。

8年目の目標は、この状態が早く落ち着いて、また新しい生徒さんにお会いすること。

その時が早く来るのなら、時が飛んでもらっても大歓迎な気持ちです。

"for a change" 気分転換しましょうね

今日は父の墓参りに、静岡県の浜松に行ってきました。

神奈川も一応、まんぼうさんとかなんとかいうのが出てますし

静岡の方にご迷惑をかけてはいけませんので

車でひたすら東名を走り、お墓に伺って、あとは戻るだけ。

とはいえ、父のお墓は浜名湖の北側、とても田舎でして

人の姿もほとんどなく、湖の周りの遊歩道のお散歩も楽しめました。

山が近く、目の前には湖が広がる景色は、子供の頃にはわからなかったですが

大人になってからいいなぁと思えるようになったものです。

いい気分転換になりました。

 

「気分転換」英語で表現すると for a change で言えます。

I've visited my father's grave for a change. (気分転換に父のお墓参りに行きました)

for a change はあと、いつもと違ってとか、目先を変えて という感じにも使えます。

I put on a red dress for a change. (珍しく赤いドレスを着た)

She made Chinese dish tonight for a change.(彼女は今晩、目先を変えて中華料理を作った)

Let's eat out for a change. (たまには外食しようよ)

日本語にすると、文脈でいろいろな言葉に置き換えられますが

基本は「通常と違う」という感覚の時に付けるといい感じですね。

 

なかなか思うように動けないGWになってしまいそうですが

ご機嫌で過ごすためには気分転換は必要です。

制限のある中でも、できる限り for a change を目指して

皆さんが何か楽しい時間の過ごし方をされていますようにと願っています。

5月のクラスで、お元気な姿でお会いできますように!

「ボケ防止」英語、大歓迎!

このBlogでも時々触れていますが

生徒さんには「ボケ防止に英語をやってます!」という人も多くいらっしゃいます。

実際のところ、英会話を習っても、それを実践する場というのはなかなかなくて

しかも今の状態では海外旅行もいけないし、

なおさらやる意味がなく思えてしまうかもしれませんが

他の語学を学ぶことは、脳の活性化につながり、認知症の発症を防止する効果があることは

科学的にも証明されています。

 

月2回のクラスですし、復習も宿題もない、ゆるーい内容ですから

クラスでやったことをすべて身につけるというのは、正直に申し上げて無理があります。

でも、クラスに来て英語に触れて

頭を少し動かして、クラスのお友達とおしゃべりするだけで

やっぱり健康にはいい効果があると思っています。

この状況下でおうちにこもっていらっしゃる高齢の方も多いですが

それで心身の健康を損ねている人も、少なからずいらっしゃるのが心痛いです。

難しい判断であることはわかっていますが

同じ時間を過ごすのであれば、生き生きと過ごしてもらいたい。

そのための場を提供するのがS&Sの役割だと信じています。

 

ボケ防止の英会話、大歓迎です。

それを続けることで、少しずつわかったり、話せるフレーズも増えてきます。

「わかる」って楽しいですよね。それも感じてもらいたい。

で、楽しく過ごせることが、なおさらボケ防止につながっていきます。

 

ちなみに、「ボケる」英語で何て言いましょうか。

「ボケている」は senile (スィィネイゥ)という形容詞があります。

歳をとって弊害がでている感じの言葉です。

なので「ボケる」と言うのなら get senile で表現できますね。

My mother is getting senile recently. (母は最近ボケてきている)という感じ。

でも結構遠慮ない表現に聞こえるので、「記憶を失う」と柔らかく表現して

My mother is losing her memories because of her age. 

(母は年のせいで記憶を失いつつある)でもいいと思います。

「認知症」という医学的な単語は dementia(ディメンシャ)です。

 

It'd be better to learn English, to try to keep your memories!

今日もボケ防止の英会話クラスを楽しんでもらえるよう、がんばるのです!

英語練習にスマホを活用!

先日、うちの母からいきなりLINEのメッセージが入ってびっくり。

というのも、うちの母82歳、三重県の田舎在住で、当然のようにガラケーでして

何度言っても、「スマホなんかようさわらん(触れない)」というのが今までのやりとり。

どうやら近くに住むうちの妹が説得して、やっと変更したようで

妹に教わりつつ、なんとかLINEのメッセージを送ってきたとのこと。

こちらは連絡が気軽になってありがたい♪

 

英会話のクラスを開講してもうすぐ丸7年、

最初に比べると、生徒さんの携帯もほとんどスマホになっているようです。

せっかくですから、英会話の練習にスマホを活用してみませんか。

いろいろな英語練習のアプリもあるので

検索して、無料のものを使ってみてもいいですが

一番簡単なのは音声検索です。

Googleの音声検索には、英語など外国語を認知してくれる機能もあるので

英語で話しかけると、それを文字にして、それに関する検索や作業を行ってくれます。

「Set up the alarm at 7 am.」と言うと、めざましを7時にセットしてくれますし

「Where is the Yokohama station?」と聞けば地図を出してくれます。

文章じゃなくても、単語を発音すればそれが文字になるので

自分の発音をスマホがちゃんと理解してくれているかの確認になります。

そうなんです、発音を理解してもらうというのがポイント。

ちゃんとした発音じゃないと、わけのわからない単語や、日本語が出てきてしまいます。

発音のいいトレーニングになりますよ♪

 

「発音…」と絶句したくなった方、

大丈夫、S&Sのクラスでやっている「聞こえるままの音」にすれば

きっとスマホもわかってくれます。

Got it. はガリッ、Can I はケナイ でしたよね。

一度是非教室でやっている音で試してみてください。絶対ちゃんとしたつづりになります。

せっかくいい道具をお持ちなんですから

教室でやったフレーズを発音して、認識するかチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

※iphone は設定しなくてもそのまま英語認識されるようですが

 Androidだとgoogleの言語設定が必要なようです。

 生徒さんで、もし設定がわからないようであればお声がけください。お手伝いします!

claim はクレームじゃない

旅行英会話は、現在日常英会話クラスの一部として扱っています。

旅のいろいろなシーン別に、よく使うフレーズを出しているのですが

先日空港の会話で「荷物受取所」が出てきました。

英語では「baggage claim」ですが

入国審査を抜けて、荷物をピックアップしに行くのにいつも目にしていると思っていたら

案外皆さん思いつかなかったようで、ちょっとびっくり。

「ツアーだと、入国したら添乗員さんが待ってて

 あとは連れて行ってくれるから、表示とか見たことないのよね。」

なるほど、そういうことですね。

 

で、さらにこの「claim」という単語

日本語の「クレーム」と音が同じなので、「苦情」という理解の方がほとんど。

でも英語では、要求するとか、強く主張するという意味です。

いわば、日本語の「クレーム」は和製英語というところでしょうか。

なので、baggage claim は荷物を要求するところという意味になります。

荷物がなくなって苦情を言うところじゃないんです。

 

英語で、日本語の「クレーム」にあたるのは complaint。

「クレームをつける」と言いたいなら、make a complaint になります。

苦情を言う人を、日本では「クレーマー」などと言いますが

英語で言うなら complainer でしょうか。あぁややこしい。

昔、"claim for damages" (損害賠償請求)という表現があり

極端に短くされて、一般に定着してしまったのが始まりとか。

こういう、中途半端な和製英語がいちばん困りますね…

 

そういえば、少し前ですが

イギリスで、若い女性が行方不明になって殺されてしまった事件があり

女性たちが、町が安全になるよう路上デモを行っていたことがありました。

その際のスローガンが「Reclaim these streets!」

claim が「要求する」ですから、re = 再び がついて

直訳すると「これらの通りを取り戻せ!」

つまり、「安心して歩ける街に戻して!」といった感じの意味です。

英語だと直感的にわかるのですが、日本語にするのが難しいですね💦

claim が「クレーム」じゃない感じ、ちょっとはわかって頂けたかな…

日本語は優しい言葉かも

先週、アルゼンチン人の友人たちとのパーティの件に触れましたが

その際に感じたことをもう1つ。

 

パーティのホストの友人は現在、御多分にもれず、毎日在宅勤務中なのですが

何かうまくいかないことがあると、すぐに「Putamadre!」と叫んでいると

妻である日本人の女性が言ったところ、どっと笑いがおきました。

女性はスペイン語が話せないので、意味が知りたかったようなのですが

この言葉、放送禁止用語にあたります。TVで「ぴー」って消されるあれ。

英語で「F●ck you!」と叫ぶようなものです。

(すみません今回品がなくて…)

ただ、実際スペイン語圏では日常会話でしょっちゅう出てきます。

放送禁止用語ではあるものの、生きた会話では容認されているという感じです。

もちろん、子供が真似て口にだせば

すぐにお母さんが「そんな言葉二度と使っちゃだめ!」ときつく𠮟ります。

その他にも、同じようなたぐいの言葉はいっぱいあって

「汚い言葉を使って罵る」という意味の動詞まで存在します。

 

そういう言葉がよく出てくるのがサッカーの試合で

選手が反則の判定に不服で、審判につっかかっていく際、つい口にすれば

すぐにイエローカードが出されたりします。

で、そういう話をしていた時に「日本語ではどう言うの?」ときかれて

もう1人の日本人と「うーん…」

スペイン語のそれらに値する罵りの言葉が、日本語では思い浮かばないのです。

 

在宅の彼が叫んでいる「Putamadre!」というスペイン語は

直訳すると「おまえの母ちゃん娼婦!」という意味になります。

スペイン語の汚い言葉はたいがい、娼婦か下半身系に関連したものになりますが

日本語で、おおっぴらに口にできるここまでの表現が思い付きませんでした。

日本人である友人と私が女性だからというわけでもないと思います。

友人が「…おまえのかあちゃんでべそ、的な?」と発言し

小学生のケンカか?と笑いあって、その場は終わりましたが。

 

日本語には、ケンカする際の相手を罵る言葉って、ないのかもしれません。

性格をあげつらうとか、そういうことはありますが

いわゆる一言で相手を最高に侮辱するような言葉。

それだけ穏やかな、優しい、礼節をわきまえた言語だということなのでしょうか。

ひょっとしたらそういう言語に支えられた国民性も

英語をはじめとした外国語の習得の壁になっているのかも、などと思った出来事でした。

 

※これからスペイン語をやろうと思う方は、今日だしたような言葉を覚えちゃいけませんよ💦